【輪るピングドラム】登場人物紹介<主要キャラクター編>(後編)

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幾原邦彦監督によるオリジナルテレビアニメ作品『輪るピングドラム』。ペンギン型の帽子に宿った謎の女性プリンセス・オブ・ザ・クリスタルから「妹の陽毬の命を助けたければ『ピングドラム』を探せ」という命令を受けた高倉冠葉・高倉晶馬が、それを探すなかで様々な人々と関わりながら、己の過去、罪、そして愛と向き合う物語が展開されます。そんな本作に登場する主要キャラクターについて、声優情報も交えてご紹介していきます!

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目次

『輪るピングドラム』キャラクター9:高倉兄弟の担任教師 多蕗桂樹(たぶき・けいじゅ)

多蕗桂樹は、高倉冠葉・高倉晶馬兄弟の担任教師。趣味は野鳥観察で、好きな食べ物はモンブラン。晶馬曰く私服はダサいものの、穏やかで優しげな印象の人物。親指を除く4本の指の根元には線状痕があります。荻野目家とは幼少期からの付き合いがあり、桃果の日記に書かれた運命を実現する目的を持った苹果からストーキングされているものの、全く気がついてはいない様子。

元は高倉家の近くにあるアパートに暮らしていましたが、同級生の時籠ゆりと婚約することを発表した後は、新居となる高級タワーマンションに引越すことになります。彼女と結婚することを決めたのは、お互いにとってかけがえがなく、今も尚忘れることのできない存在である桃果への想いが通じ合った者同士としてです。

幼かった頃、ピアノと才能溢れる者しか愛することのできない母親の元に産まれた彼は、才能溢れる異父弟が産まれたことで自分が見捨てられてしまうことを恐れ、自らの意志で手の指を潰しました。それでも結局見放されてしまったことで、自分なんて存在しない方がいいと思うほどに絶望していましたが、そんな中で手を差し伸べてくれたのが、小学校の同級生だった桃果でした。高倉家の過去を知りながらもそれを受け入れている素ぶりを見せていますが、桃果への想い故の割り切れない感情も抱えている様子です。

多蕗桂樹の声優は石田彰(いしだ・あきら)さん

そんな多蕗桂樹の声を担当するのは、ピアレスガーベラに所属している声優の石田彰さん。愛称は「あーさん」「あー様」。1967年11月2日生まれで、愛知県日進市出身。身長163cmで、血液型はO型。江崎プロダクション付属養成所にいた頃から声優の仕事を始めており、初仕事はOVA『世界名作童話全集』の「おやゆび姫」に登場する王子様役でした。

その他にもこれまでに『機動戦士ガンダムSEED』のアスラン・ザラ役、『昭和元禄落語心中』の有楽亭八雲/菊比古役、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の猗窩座役などを担当。特に『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル役で有名で、その他にも庵野秀明監督作品では実写映画『ラブ&ポップ』のヨシオの声、テレビアニメ『彼氏彼女の事情』の池田一馬役としても出演しています。

『輪るピングドラム』キャラクター10:「サンシャニー歌劇団」の娘役 時籠(ときかご)ゆり

時籠ゆりは、「サンシャニー歌劇団」の虹組で娘役を務めている人気女優。ウェーブのかかった長い金髪と深紫色の瞳が特徴的で、上品な大人の印象の美女。口癖は、英語の”Fabulous(信じられないほどの)”と”Max(最高の)”を組み合わせた造語の「ファビュラスマックス」。多蕗桂樹と荻野目桃果とは小学校時代からの付き合いで、桃果の遺した日記の内容をなぞろうとしていた苹果にとっての恋敵として立ちはだかりました。

お互いにとってかけがえのない桃果との思い出を共有できる多蕗との婚約と歌劇団からの退団を発表した後に結婚することになりましたが、その裏では劇団のパートナーの男役・結城翼(ゆうき・つばさ)とも性的関係を築いていました。しかし、そうした人間関係があっても、ゆりがずっと想いを寄せ続けていたのは桃果でした。

幼い頃、ゆりは高名な彫刻家である父親から「醜いから愛されない」と残酷な言葉を投げ続けられ、精神的にも肉体的にも酷い虐待を受けていました。小学生の頃にありのままの自分を知っても美しいと言い、酷い運命から自分自身を救い出してくれた桃果のことを今尚強く慕っています。亡くなってしまった桃果の妹である苹果に対しては、その面影を求めているところもあります。

時籠ゆりの声優は能登麻美子(のと・まみこ)さん

そんな時籠ゆりの声を担当するのは、大沢事務所に所属している声優の能登麻美子さん。愛称は「マミ」「マミコ」。1980年2月6日生まれで、石川県金沢市出身。身長162cmで、血液型はO型。趣味に料理と華道を挙げています。「Perfume」のプロデュースなどで知られる音楽プロデューサーの中田(なかた)ヤスタカさんとは、同郷人であるだけでなく同じ生年月日でもあります。

ささやきかけるようなウィスパーボイス、聞いていると癒されるような柔らかい声が特徴的で、これまでに『君に届け』の黒沼爽子役、「ゼロの使い魔シリーズ」のティファニア・ウエストウッド役、『マリア様がみてる』の藤堂志摩子役などを担当しています。

『輪るピングドラム』キャラクター11:ピングドラムを求める少女 夏芽真砂子(なつめ・まさこ)

夏芽真砂子は、高倉兄弟と同じく「ピングドラム」を探し求めている少女。茶髪の縦ロールと切れ長の青い瞳が特徴的な女子高校生で、弟のマリオ、女性執事の連雀(れんじゃく)と一緒に大きな洋館に暮らしています。口癖は「嫌だわ。早く磨り潰さないと」。亡き祖父・左兵衛(さへえ)跡を継いで、巨大企業「夏芽ホールディングス」の社長を務めていますが、真砂子にとって人格が破綻していた祖父の存在は忌むべきものであり、その祖父によって追い出されて消えてしまった父を求めています。

特製のスリングショットや改造銃から、ペンギン印のある赤い弾を射出して相手に命中させることによって、記憶の一部を消し去ることができます。作中では結局命中しないまま終わりましたが、記憶を復元することのできるペンギン印の青い弾も存在しています。

渡瀬眞悧(わたせ・さねとし)からの「日記に書かれた呪文がマリオの命を救う」という言葉を信じて結託し、荻野目苹果の所持している桃果の日記を手に入れるための「プロジェクトM」を進めていますが、眞悧のことは信用しておらず、警戒を続けています。高倉冠葉に対して強い思い入れがあり、彼のことを救い出したいと望んでいます。

夏芽真砂子の声優は堀江由衣(ほりえ・ゆい)さん

そんな夏芽真砂子の声を担当するのは、ヴィムスに所属している声優の堀江由衣さん。愛称は「ほっちゃん」。1976年9月20日生まれで、東京都出身。身長155cmで、血液型はB型。趣味・特技に、読書とゲームを挙げています。1997年に発売されたゲーム『ボイスファンタジア 失われたボイスパワー』のナスティ役で声優デビューを果たしました。

テレビアニメ初主演を果たしたのは、1998年に放送された『鉄コミュニケイション』のハルカ役。その他にもこれまでに、『魔法つかいプリキュア!』のリコ(十六夜リコ)/キュアマジカル役、『SHAMAN KING』のアイアンメイデン・ジャンヌ役、『Fate/Grand Order』のシャルロット・コルデー役などを担当しています。

『輪るピングドラム』キャラクター12:真砂子のパートナーペンギン エスメラルダ

エスメラルダは、夏芽真砂子がよく連れ歩いている謎のペンギン。鳴き声は「キュフッ」。高倉家にクール便で届いた3羽のペンギンとよく似た見た目をしていますが、その3羽と比べて色が黒く、左右両脇へと跳ねたくせ毛があり、少女漫画を思わせるようなアーモンド型の眼をしているという違いがあります。

主人の夏芽真砂子が高倉冠葉に執着しているのと同じくペンギン1号に対して執着しており、ペンギン1号の唇を強引に奪ったり、ペンギン1号が見ていたグラビア写真を捨てて自分のブロマイドを押しつけたり、凛々しい姿を肖像画にしたりと、様々な熱烈なアプローチをしています。声は、夏芽真砂子役と同じ堀江由衣さんが担当しています。

『輪るピングドラム』キャラクター13:真砂子の弟 夏芽(なつめ)マリオ

夏芽マリオは、夏芽真砂子の弟。薄い黄色系の短い髪と青い瞳が特徴的な少年で、高倉冠葉が妹の陽毬のためにしているのと同じように、真砂子が渡瀬眞悧に代償を払うことによって延命しています。陽毬の所持しているものとは房の色が違っていて、頭部に王冠のついたペンギン型の帽子を被ることがあり、その時には陽毬同様「生存戦略!」と叫んだり、瞳の色も桃色に変わったりしています。

夏芽マリオの声優は荒浪和沙(あらなみ・かずさ)さん

そんな夏芽マリオの声を担当するのは、BloomZに所属する声優の荒浪和沙さん。その会社の社長も務めています。愛車は「あらなみん」「なーみん」。1988年4月18日生まれで、千葉県出身。身長160cmで、血液型はA型。趣味・特技に、自然鑑賞・ダンスを挙げています。

初めてのヒロイン役を担当したのは、2011年に放送された『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』の近藤繭佳役。その他にもこれまでに、『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』のラーントルク・イツリ・ヒストリア役、『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』の水無月桜役、『タマ&フレンズ 〜うちのタマ知りませんか?〜』のコマ役などを担当しています。

『輪るピングドラム』キャラクター14:苹果の姉 荻野目桃果(おぎのめ・ももか)

荻野目桃果は、荻野目苹果の姉。苹果とそっくりな容姿をしていますが、桃果の方は苹果よりも少し長い桃色の髪に茶橙色の瞳をしています。苹果の所持している日記の元々の持ち主であり、その日記と呪文を使用することで、自分に代償がくるのと引き換えに「運命の乗り換え」を行うことのできる能力を持っていました。

高倉冠葉、高倉晶馬、夏芽真砂子、苹果の産まれた日でもある1995年3月20日に、「企鵝の会(きがのかい)」の以前の名称の犯罪組織「ピングフォース」による大事件が起こった際、地下鉄の車内で渡瀬眞悧と邂逅し、「運命の乗り換え」の力を行使することによって彼の犯行を止めようとしました。世間ではその日に日記だけを残して亡くなったとされています。

たとえ自分に代償がくるとわかっていても、他者を救おうと手を伸ばすことのできる慈しみと優しさを持った少女であり、小学校時代の同級生だった多蕗桂樹と時籠ゆりは彼女のそんな在り方に生きる希望を与えられました。消えてしまった後も、荻野目家や多蕗、ゆりなどの様々な人物に影響を与えています。

荻野目桃果の声優は豊崎愛生(とよさき・あき)さん

そんな荻野目桃果の声を担当するのは、ミュージックレインに所属している声優の豊崎愛生さん。愛称は「あきちゃん」。1986年10月28日生まれで、徳島県出身。身長169cmで、血液型はAB型。趣味・特技に、絵を描くこと・ギター・美術館巡り・美味しいコーヒーを淹れることや飲むことなどを挙げています。2006年に放送されたテレビアニメ『RED GARDEN』の女子生徒役で声優デビューを果たしました。

声優としての知名度を一躍上げることになったのは、2009年に放送されたテレビアニメ『けいおん!』の平沢唯。その他にもこれまでに、『とある科学の超電磁砲』の初春飾利役、『フルーツバスケット』の草摩依鈴役、『いつだって僕らの恋は10センチだった。』の合田美桜役などを担当しています。

『輪るピングドラム』キャラクター15:謎の美青年 渡瀬眞悧(わたせ・さねとし)

渡瀬眞悧は、やや癖のある長い桃色の髪に、桃紅色の瞳をした謎の美青年。口癖は「シビれるだろう?」「だよねぇ」。「運命の至る場所」から来たと語る人物で、中央図書館「そらの孔分室( そらのあなぶんしつ)」の司書として登場しました。後に東鷗総合病院に医師として現れ、鷲塚医師に代わって再入院した高倉陽毬の担当医となりました。赤い色をした謎の薬で陽毬の命の期限を伸ばした後、冠葉に高額な治療費を要求するなどして高倉兄妹へと干渉し続けます。

常に穏やかな笑みを浮かべている青年で、感情の起伏は見せず、抽象的な語り口で他人を煙に巻くようなことばかりをしています。元は鷲塚医師の助手でしたが、犯罪組織「ピングフォース」のリーダーとして16年前の事件を起こした際、「運命の乗り換え」の力を持った荻野目桃果との決闘で相討ちとなり、現世から消えてしまいました。

その後はこの世を呪う「幽霊」のような存在となり、「ピングフォース」の後継組織「企鵝の会」を動かして再び世界を破壊するための計画を実行しようとしています。荻野目苹果の持っている桃果の日記の消滅を狙っていますが、自分ではそれに触れることができないため、夏芽真砂子と結託してその行方を追わせています。

渡瀬眞悧の声優は小泉豊(こいずみ・ゆたか)さん

そんな渡瀬眞悧の声を担当するのは、フリーランスで活躍する声優の小泉豊さん。1977年5月31日生まれで、神奈川県出身。血液型はA型。これまでに『しあわせソウのオコジョさん』の槌谷遥役、『N・H・Kにようこそ!』の佐藤達広役、『王様ゲーム The Animation』の翼の父役などを担当しています。

『輪るピングドラム』キャラクター16:眞悧の助手 シラセ&ソウヤ

シラセとソウヤは、渡瀬眞悧がいつも連れている助手の少年たち。2人とも短い黒髪に赤い瞳で顔も瓜二つという容姿をしていますが、ウサギの耳のような赤い髪飾りのリボンが立っている方がシラセで、寝ている方がソウヤという違いがあります。よく拍手をしながら「さすがです。眞悧先生!」と言って眞悧のことを褒めていますが、時折意味深な発言をすることもあります。

シラセの声優は岩崎愛(いわさき・めぐみ)さん

そんなシラセの声を担当するのは、プロダクション・エースに所属する声優の岩崎愛さん。7月17日生まれで、北海道出身。趣味にダンスを、特技に歌唱(ポップス)を挙げています。これまでに『坂道のアポロン』の川渕太一役、『ダンジョントラベラーズ2 王立図書館とマモノの封印』のメフメラ役、『円環のパンデミカ』の斎賀ホタル役などを担当しています。『輪るピングドラム』では他にも、スカンクのキヨシ君役や水族館の店員役なども担当していました。

ソウヤの声優は高城元気(たかぎ・もとき)さん

ソウヤの声を担当するのは、アイムエンタープライズに所属している声優の高城元気さん。愛称は「モッキー」「もときち」。1980年10月4日生まれで、神奈川県出身。血液型はB型。趣味にカラオケ・ジャズダンスを、特技に剣道・はやし太鼓・踊りを挙げています。

これまでに『テイルズ オブ ザ テンペスト』のカイウス・クオールズ役、「ヘタリアシリーズ」の香港役、『ef – a tale of memories.』の麻生蓮治役などを担当しています。

『輪るピングドラム』キャラクター17:ダブルH 伊空(いそら)ヒバリ&歌田光莉(うただ・ひかり)

伊空ヒバリと歌田光莉は、人気アイドルユニット「ダブルH」の2人組。長い桃色の髪をした少女の方がヒバリで、長い青色の髪にツリ目をした少女の方が光莉です。デフォルメ化されたキャラクターが地下鉄のアニメーション広告として登場しているほか、エンディングアニメーションでは高倉陽毬と一緒にいる姿が描かれており、3人でいくつかの挿入歌とエンディング曲も歌っています。

陽毬とは小学校時代の友人同士の関係で、3人全員の名前が”H”で始まることから「トリプルH」というグループ名でアイドルデビューを目指していました。陽毬の母親が怪我をしてしまった際は、治すためには学校の池で飼われている鯉の生き血が必要だと思い込み、捕まえようと奮闘したこともありました。

陽毬が諸事情で脱落して学校から去った2年後に、ヒバリと光莉の2人は「ダブルH」としてアイドルデビューを果たすことに。2人は今も陽毬のことを大切な友人だと思っており、渡瀬眞悧経由で送られてきた陽毬の編んだマフラーを身に着けてテレビに出演したり、陽毬が大切だと言っていた言葉をタイトルにした新譜を、変装した状態でわざわざ自分たちで自宅まで届けにきたりしていました。

伊空ヒバリの声優は渡部優衣(わたなべ・ゆい)さん

そんな伊空ヒバリの声を担当するのは、ダンデライオンに所属している声優の渡部優衣さん。1988年12月4日生まれで、大阪府箕面市出身。身長167cmで、血液型はA型。趣味に野球観戦(阪神タイガース戦)・ご飯を食べることを、特技にテニス・野球・枝豆の殻を積み上げることなどを挙げています。

これまでに『てーきゅう』の押本ユリ役、『アイドルマスター ミリオンライブ!』の横山奈緒役、『ウマ娘 プリティーダービー』のウイニングチケット役などを担当。その他にも、東京スカイツリー公式キャラクターであるソラカラちゃんの声も担当しています。歌田光莉の方の声は、荻野目苹果役と同じ三宅麻理恵さんが担当しています。

劇場版「Re:cycle of the PENGUINDRUM」を見逃せない!

ここまで『輪るピングドラム』に登場する主要キャラクターについて、声優情報も交えてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

『輪るピングドラム』は、さまざまなキャラクターが大切な「日常」「家族」を守ろうと、必死になる姿が描かれているのが魅力的ですよね。2021年春に制作決定が発表された劇場版「Re:cycle of the PENGUINDRUM」は、テレビシリーズの内容を再構築し、完全新作パートも加えたものになる予定です。いったいどんなパートが加えられるのか楽しみですね。これからの展開に期待していきましょう!

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