「イニシャルD」最終回をネタバレ!拓海のその後、ラストですれ違った車は何?

カテゴリーまとめはこちら:その他

1995年の連載開始から約18年間人気を集めた漫画『頭文字(イニシャル)D』。溝に前輪を引っ掛け、コーナーで相手と差をつける「溝落とし」など高度なドライビングテクニックにあっと驚かされ、両者譲らぬカーバトルに白熱できる作品です。車好きでない人も登場人物やバトルシーンに引き込まれる面白さがあります。車アニメの金字塔の名に相応しい本作の最終回と主人公のその後について紹介します。

記事にコメントするにはこちら

「イニシャルD」とはどんな話?

『頭文字(イニシャル)D』は、1995年から2013年まで「週刊ヤングマガジン」で連載された漫画です。
コミックの累計発行部数は、4860万部を突破。連載終了から8年経つ現在も根強い人気があります。
1998年にTVアニメ第1期が放送されて以来、テレビアニメや映画、オリジナルビデオアニメ、アーケードゲームなど様々な媒体で展開されました。
特にアニメは、カーバトルシーンをCGで描き、実際の車の音を使うことで迫力満点。
劇伴音楽も素晴らしく今観ても引き込まれるものがあります。
イケメン兄弟や渋くて男らしい男性キャラ、美人走り屋コンビなど魅力的な走り屋が多く登場するので、車に詳しくなくてものめりこめるでしょう。

主人公は高校3年生の藤原拓海。
ぼんやりとしていることが多く、どこにでもいる高校生に見えますが、実は大人顔負けのドライビングテクニックの持ち主。
中学2年生の頃から豆腐店を営む父の手伝いで、毎日自家用車で配達していた拓海は、紙コップの水をこぼさないように運転するテクニックや早く帰るために速く走るコツを身につけていました。

車や走り屋に興味がなく、走り屋に憧れる親友・樹の気持ちが分からない拓海でしたが、ある事情で赤城山最速の走り屋チーム「赤城レッドサンズ」のナンバー2である高橋啓介とバトルしたことをきっかけに、自分が本当は車を運転することが好きなことに気づきます。
各地の峠で名を残す走り屋と競い合いながら、バトルの面白さにはまっていく拓海。『頭文字D』は、「進化するドリフトの天才」藤原拓海の心とドライビングテクニックの成長を描く物語です。

物語は二部構成で、第一部は高校生の拓海が群馬周辺の走り屋から挑戦を受けてバトル。
第二部は拓海の高校卒業後、高橋啓介の兄・涼介が発足した選抜チーム「プロジェクトD」で、関東各地の凄腕の走り屋とバトルに挑み、各地の最速記録を塗り替えていく物語となっています。
地元である群馬県の秋名を飛び出し、次のステージへ向かって真っ直ぐ突き進む拓海。そんな彼を応援せずにはいられない作品です。

アニメ「ファイナルステージ」ストーリーをネタバレ

物語のクライマックスであるアニメ『頭文字D Final stage』では、難攻不落を誇る神奈川県の走り屋チーム「サイドワインダー」との最終戦が繰り広げられます。

最終戦の地は走り屋の聖地である箱根峠・椿ライン。群馬代表「プロジェクトD」の藤原拓海は、ハチロク使いの乾信司と対戦することに。
信司は拓海より年下の18歳で、ラリー選手だった父の遺品であるハチロクを小学四年生の頃から運転していました。

仕事で疲れた状態で小学校へ送迎する母を見ていた信司は母の代わりに運転を始めます。
できる限りブレーキをかけないで走ること、助手席で眠る母を起こさないように走ることを注意しながら、信司は自己流で運転技術を身に着けていきました。

さらに信司は小学生の頃、助手席に座っていた時からコーナーを曲がるタイミングや路面の状態などを観察、記憶しており、道を知り尽くしていたのです。



先行は信司。立ち上がりからスピードを落とさず、拓海のハチロクを引き離していきます。
同じハチロクトレノでありながら、追いつけないことに戸惑いを隠せない拓海。
涼介の「全力で食らいつけ」の指示に応えようと必死に信司の後を追います。

しかし突然信司はラインを開けて拓海に道を譲り始めます。
以前ハチロクの走行時に見た翼を間近で見たいと思った信司は、後ろにつくことにしたのです。

突然の行動に驚き、屈辱を感じながら走行する拓海。

さらに信司は、ヘアピンカーブで拓海の車を軽く当てて、拓海のハチロクを追い越します。

路面を熟知し、峠のセオリーを無視して突っ込む信司に有利な状況が続いていました。
しかし、コース最大の難所である展望台のヘアピンで、拓海は信司のコーナリングをコピー。
フルスピードで走る信司にはりついたまま難所を乗り越えたのです。

信司は背後から迫りくる拓海に恐怖感を抱き始めました。



ハチロクVSハチロク!ラストバトルの行方は?

怯えていた信司を横に、拓海はヘアピンコーナーでライトを一度消して追い抜く「ブラインドアタック」を仕掛け、インコースに入り込みます。
信司を追い抜く拓海。
その時、信司は拓海のハチロクに翼が生えた瞬間を見ることができました。

一方でフロントタイヤに強い負荷がかかっている拓海に隙が生まれ始めます。



軽くぶつけながら追い抜く信司のハチロク。
拓海はエンジンを一気に最大まで回し、一瞬の隙を狙ってブラインドアタックを再び仕掛けます。

しかし最終コーナーへ一気に加速しようとしたとき、拓海のハチロクがエンジンブローを起こしてスピン。
横にいた信司のハチロクもスピンしてしまいます。

拓海は回転した状態でクラッチを切りバックしたままゴールへ。
拓海の勝ちたい思いに応えるかのように勝利をつかみました。

こうしてプロジェクトDの不敗神話は完成し、ハチロクは伝説になったのです。

拓海死亡説?高橋涼介が手を合わせているのは誰?

最終回が掲載された頃、主人公の拓海には死亡説が流れていました。
インターネット上では藤原拓海のお墓の画像が出回り、ラストバトル中に事故で亡くなったのではと噂になりました。
しかしそれは漫画の最終回で、プロジェクトDのリーダーである高橋涼介が最愛の女性・香織さんの墓前に手を合わせている場面を何者かが加工した合成画像だったのです。
実際の最終回では、エンジンブローしたハチロクをゴールまで滑り込ませていましたが、拓海にケガはなく生存しています。

しかし未だにインターネットで検索すると、「藤原拓海 死亡」が検索候補にあがります。
おそらく同姓同名の4歳の男の子がスケートボードで遊んでいた際に走行中の車にはねられた事故や、軽乗用車に乗っていた拓海さんという19歳の男性が崖から転落し命を落とした事故があったため、拓海が事故で亡くなったというキーワードができたのかもしれません。

ラストシーンで拓海とすれ違った車は何?

アニメ『頭文字D Final stage』は、原作にはないラストシーンがあります。
それは、拓海が父の愛車であるスバルインプレッサで峠を責めている際に、対向車とすれ違うというものでした。

放送当時、この対向車に誰が乗っているのか、どんな意味があるのかファンの間で話題になりました。

結論から言うと、この対向車は2012年式のハチロクです。
2012年式のハチロクがトヨタのディーラーで販売されていた頃、販売促進用のチラシなどに拓海が2012年式のハチロクに乗った描きおろしイラストが使われていました。

『頭文字D』とゆかりがある2012年式のハチロクですが、画面をよく見るとナンバープレートが86-239、つまり「ハチロクにサンキュー」の語呂合わせとなっています。
ナンバープレートには、拓海のハチロクを称賛するメッセージが込められていたのです。

気になる運転手ですが、運転席が暗くて見えないので、運転手が誰かはわかりませんでした。

自分よりスペックの高い車やパワーのある車、熟練ドライバーに果敢に挑み、最後の最後まで諦めずに逆境を乗り越えてきたハチロクと拓海。彼らの活躍は多くのファンの心を熱くし、感動を与えてくれました。
おそらくナンバープレートを通して、惜しみない感謝の気持ちを作品の1ファンであるスタッフが代わって伝えているではないでしょうか。


タイトルのDに込められた意味とは?

最終回、ついにプロジェクトDにつけられたDの意味が分かるセリフが登場します。
Dは何らかの言葉のイニシャルであることが想像できますが、ドリフトのDかドライバーのDか、思い当たる単語が複数あるので長いこと「D」の意味は分かりませんでした。

最終回、プロジェクトDの解散式から一週間後、涼介は思い人である香織の墓参りに行きます。

涼介は、以前香織に「涼介君の夢は何?」ときかれたことへの返事を伝えました。
涼介は、群馬の峠から世界に羽ばたけるドライバーを育てたい。これからもダイヤの原石を探し出し、育成したいと香織に伝えます。
それがプロジェクトDの「D」のイニシャルに込めた願いだと言いました。

プロジェクトDの「D」には、輝く才能を持つ「diamond」の原石、「driver」の意味、そして夢を意味する「dream」が掛け合わさっていたのです。

映画である『頭文字D third stage』で拓海は同級生の茂木なつきに「誰にも負けないような頂点に立つドライバーになりたい」と言っていました。
涼介の弟・高橋啓介もいつか拓海を超えて、プロになって大舞台で存在感を大きくする夢があります。
プロジェクトDの3人それぞれ大きな夢の持ち主。それぞれの夢を決して夢で終わらせないために、常に真っ向勝負に挑み、経験しながら腕を磨いていくのです。
『頭文字D』は、それぞれの夢を叶えるために、関東各地の実力派の走り屋と競いながら大きな夢にまっすぐ進んでいく男達の物語と言っていいでしょう。

藤原拓海のその後をネタバレ

最終回のエンディングでプロのレーサーに声をかけられた拓海ですが、『頭文字D』の続編漫画『MFゴースト』でその後の拓海の活躍などが語られています。

『MFゴースト』は、車の自動運転が普及した2020年代の日本で開催される公道レースを描いた作品。
ガソリン車を見かけなくなった近未来を舞台に、新世代のドライバー達が勝負し、互いに腕を磨き上げていく物語です。
レースの主催側に「プロジェクトD」のメンバーの上有史浩がいたり、解説者として拓海と日興いろは坂で対戦した小柏カイが登場するなど、『頭文字D』のキャラクターも作中に登場しています。
本作のレース解説で、拓海のその後が語られています。

以下ネタバレになりますので、苦手な人はご注意ください。

拓海は関東から世界へ

拓海は20歳の時、単身でイギリスに行き、ラリー選手として存在感を発揮します。
ラリーとは、舗装された道から砂利道、急こう配のある道など様々な路面で競う競技。

参戦3年目でイギリス国内の大会のタイトルを獲得し、世界ラリー選手権にも参戦するほど、拓海は実力を上げていきました。

とりわけ舗装路でのスピードが速かった拓海は、世界から「フライングジャン(空飛ぶ日本人)」と呼ばれ高く評価されていたのでした。

ドライバーを育成する指導者に!

イギリスでの拓海の活躍は日本でも注目され、その後トヨタ自動車とプロドライバー契約を結びます。
しかし世界ラリー選手権にフル出場すべく、車体をテストしていた際、拓海に悲劇が訪れました。

ドライブシャフトが破損したことで、マシンを制御できなかった拓海はマシンごと谷底に落下。
一命をとりとめた拓海ですが、大けがで入院とリハビリを余儀なくされました。
それでも後遺症が残り、拓海はプロドライバーに復帰することができませんでした。
この事故をきっかけに拓海は「悲運のラリースト」と呼ばれるようになってしまいました。

引退を余儀なくされた拓海は、その後イギリスの名門レーシングスクールの講師になります。
『MFゴースト』 の主人公であるカナタ・リヴィントンも彼に教わりました。
拓海の指導を受けたカナタはスクールをトップの成績で卒業。MFG第1戦目予選では、天才的なドライビングテクニックで、27位から最終的に15位までごぼう抜きに成功し、最終的には9位に入賞します。
拓海の教えやテクニックをカナタが受け継ぎ、新たなハチロク伝説を築き上げていくことになるのです。

拓海の結婚が発覚!相手は?

MFゴースト11巻では、レース解説で拓海が結婚していることが判明します。
イギリスで結婚した拓海ですが、結婚相手は日本人。
リハビリ時に献身的に支えてくれた女性で、埼玉県出身、女子ゴルフの日本ツアーで活躍していた有名人と言っていました。
このことから拓海の結婚相手は、おそらく『頭文字D Fifth stage』で拓海が好きになった高校生ゴルファー・上原美佳ではないかと言われています。

拓海と美佳の出会いは、最悪なものでした。
美佳の友人がプロジェクトDの拓海を名乗る男にナンパされて気持ちを踏みにじられ、怒りをあらわにした美佳は、拓海の行きつけのガソリンスタンドを訪れ、平手打ちをしました。
その後、拓海の親友の提案で写真を撮影して美佳の友人へ送信することになり、ナンパした人物ではないと明らかになります。
誤解していたことを電話で詫びた美佳でしたが、拓海に直接会って謝罪しようと思っていました。
遠距離を理由になかなか謝罪に行けず困る美佳でしたが、拓海が彼女の家の近くまで行くことに。誤解が解けた後も、お互いにプロを目指すひたむきな姿勢に惹かれていきます。

これまでのドライバー人生で一番の危機的状況を支えてくれた美佳の存在に、拓海は救われたのでしょう。

次へと繋がる最終回!新たな最速伝説をDon’t miss it!

アニメ『頭文字D Final stage』では、最終回エンディングで漫画で描かれなかった最終回のその後の場面が展開されていました。
サーキットでプロのレーサーに声をかけられた拓海、プロの世界に羽ばたいた啓介をはじめ登場人物それぞれの将来に期待に胸が膨らまずにはいられません。
アニメ『頭文字D』の最終回は素晴らしく、集大成とも呼べるラストバトルは最後までハラハラ、プロジェクトD解散後の登場人物達が前を向いて未来へ歩む姿に感動できます。
また、続編漫画の『MFゴースト』では本編から約30年後の高橋啓介らが登場するので、『頭文字D』ファン必見です。
スリリングなラストバトルと続編漫画への布石を感じさせるエンディングをお見逃しなく!

記事にコメントするにはこちら