ファン待望!劇場版【機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ】をネタバレ徹底解説!

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大注目のガンダム最新作、劇場版【機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ】!壮大な物語と圧倒的クオリティにより、各方面で話題沸騰となっております。劇場版3部作のうちの第1部となる本作品は、いったいどのようなストーリーなのか?ネタバレ込みで徹底的にご紹介いたします!

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【機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ】とは?

初代『機動戦士ガンダム』の世界、『宇宙世紀』の世界線で綴られる『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の後日譚となる作品です。『アムロ・レイ』『シャア・アズナブル』の意思を引き継ぐ形となった主人公『ハサウェイ・ノア』が、仲間と共に反地球連邦政府運動を仕掛けるお話となっています。

ハサウェイは、アムロの上司でもあり戦友でもある地球連邦軍大佐『ブライト・ノア』の息子であり、逆襲のシャアでは軍人としてモビルスーツ戦にも参加しています。シャアが率いるネオ・ジオン軍との戦いで、初恋の少女『クェス・パラヤ』の死に直面したハサウェイは、心に深い傷を負いながらも自身の進むその後の道を模索し続けていました。

宇宙世紀0105年、シャアの反乱から12年の月日が経ち、当時13歳の少年だったハサウェイも青年へと成長しました。地球を守るというシャアの思想に共感するようになったハサウェイは、シャアからは思想を、アムロからはガンダムを継承するような形で、反地球連邦政府組織である『マフティー』メンバーの表向きリーダーとなり、活動を続けるようになります。

母なる地球の保全という大義、複雑な社会的人間環境における葛藤、また個人や組織としての理念や戦い方といった、恐ろしいほどに現実味を感じさせるストーリーにただただ呆然とするばかりです。原作小説は初代ガンダムを始め、数々のガンダム作品の原作・監督を務められてきた『富野由悠季(とみのよしゆき)』さんが手がけられており、その作品世界に改めて畏敬の念を感じずにはいられません。

原作小説は上・中・下巻の3部作構成であり、今回の劇場版第1部は上巻のストーリーとリンクしています。30年以上もの月日を経て、ようやく映像化された「閃光のハサウェイ」の物語を、ゆっくりとご紹介してまいります。

ハウンゼンのハイジャック

マフティーのメンバーとして活動するようになったハサウェイは、ハウンゼン365便という地球直行便のスペースシップに搭乗していました。地球のアデレードで行われる「地球連邦閣僚会議」において、地球を一部の特権階級が私物化できる法案が可決されようとしており、表向きは植物監視官の実習として地球へと向かっていたのです。

ハウンゼンには、会議に出席予定の閣僚やその家族達、マフティー掃討部隊の後任司令官に任命された軍人、驚くべき美貌を持つ素性のしれない不思議な少女などが搭乗していましたが、その便がハイジャッカー達に襲われてしまいます。

自らを「マフティー」だと名乗るハイジャッカー達は、地球連邦政府から身代金を調達するために乗客を人質にとります。しかし閣僚の1人が反抗的な態度をとったことで処刑されてしまい、そのことがきっかけでハサウェイは自然と身体が動き、ハイジャッカー達を制圧してしまうのでした。

不思議な少女、ギギ

ハイジャッカーによる閣僚の処刑が、ハサウェイの行動のきっかけとなったのは確かですが、さらに直接の引き金を引いたのは不思議な少女『ギギ・アンダルシア』の「やっちゃいなよ!そんな偽物なんか!」という言葉でした。ギギの言葉に雷に撃たれたような様子を見せたハサウェイは、その直後目の色がガラリと変化し、俊敏な身のこなしで次々と暴漢達を制圧していきます。

コックピットに向かったハサウェイは最後に残ったハイジャッカーメンバーの1人に仕留められそうになりながらも、その頃には拘束を解き加勢にやってきた地球連邦軍大佐の『ケネス・スレッグ』の援護もあって、無事にこの騒動を納めることができました。

ハウンゼンは機体の不調により、本来の目的地ではなくダバオに着陸先を変更。捕らえたハイジャッカー達の見張りをしていたハサウェイは、ふと船から降りるギギと必然的のように目が合います。ギギはフフっと謎の微笑を浮かべ、ハサウェイの視界から姿を消していきました。

ハサウェイ=マフティー

思ってもいなかった不慮の出来事により、到着地が変更となったばかりか、軍や警察関係者からも事情聴取を受けることになってしまったハサウェイ。明日まではこのダバオに逗留しなければなりません。傍目にはそうと分からないように冷静にふるまいながらも、内心はかなり困惑していました。

しかもなぜか、ギギのわがままによって同じスイートルームに宿泊することとなってしまいます。ギギはハサウェイのことが気に入り、ハサウェイが『マフティー・ナビーユ・エリン』そのものであることに気付いたと、無邪気な瞳で訴えてきました。

そのことが単なる当てずっぽうではなく、確固とした彼女の驚くべき直感力によるものだと分かったハサウェイは、言葉ではギギの言動をかわしながらも、今後の状況をどのように進めていくか慎重に考慮していました。

不測の事態が起こったときを想定し、マフティーの同志達とは幾つか対応策を講じていたため、ハサウェイの嫌疑を晴らし、脱出の機会を作りだすために囮作戦が実行されることとなりました。散歩を装い、現地の連絡員と接触を図ったハサウェイは、事実関係の確認や今後の作戦予定などを話し合います。

その接触の最中、ハサウェイはダバオの街中で、『マンハンター』による地球への不法滞在者摘発風景を目撃します。その横暴な光景に目をひそめながらも、現地に住む人々は千年先の地球の未来ではなく目の前の生活のことしか見えていない事実を痛感し、1人複雑な心境を味わうのでした。

ホテルに帰ると、散歩に出る前にちょっとした諍いによって機嫌を損ねていたギギでしたが、ケネスを誘って夕食に出かけるとはしゃいだ様子を見せていました。ギギの引力にお互い惹かれながらも、ハサウェイとケネスは友情を感じ合い、自らの境遇や感情について語り合います。

そうして「お前は今夜一緒なんだから、その前にギギをいただいちまう」などと軽口を残して出かけた2人を見送り、ハサウェイは1人ホテルのベッドで自分の行動やこれからのことについて考えるのでした。

昼間聞いた「マフティーのやり方、正しくないよ」というギギの言葉がリフレインし、「じゃあ教えてくれよ、この仕組みの深さを破壊する方法を」と涙をこぼすハサウェイ。例外規定がある限り、人は不正をするという事実の前で、ハサウェイはマフティー・ナビーユ・エリンとしての道を進むことしかできないのです。

囮作戦、メッサー対ペーネロペー

そうして夜が更け、ハサウェイがうたた寝をしてしまい、ギギとケネスがダンスを楽しんでいるころ、マフティーメンバーのベテランパイロット、『ガウマン・ノビル』達による囮作戦が始まりました。ハサウェイの宿泊地周辺を攻撃することで、軍や警察機構からのハサウェイへの嫌疑を晴らす作戦です。

まずハサウェイの宿泊するタサダイ・ホテルとは別のホテルに攻撃をしかけ、ハサウェイが逃げだした頃合いを見計らってそちらのホテルへも攻撃をします。最初の攻撃音に素早く反応したハサウェイは、ギギを連れてホテルの外に飛び出しますが、ガウマンの乗る『メッサー2』はケネスの送り込んだ新型モビルスーツによって苦戦を強いられていました。

そんなガウマンの様子に心を痛めながらも、恐怖で足手まといにしかならないギギを放っておくこともできずに、ハサウェイは空襲の混乱の中を逃げまどいます。途中何度も自問自答しながら、結局はギギを捨てることができず、目の前でガウマンが捕獲される様子を目の当たりにしました。

ガウマンが捕まってしまった原因としては、ケネスというダバオの新しい司令官が想像以上に凄腕だったということ。そして、ケネスが事前に送り込んでいた軍の新型ガンダム『ペーネロペー』の驚くべき性能によるものでした。

ペーネロペーはマフティーが現在地球に降下させている機体、Ξガンダム(クスィーガンダム)』の姉妹機に当たる存在であり、同じアナハイム・エレクトロニクス社製です。テスト飛行パイロットの『レーン・エイム』によって操縦されていましたが、ケネスは今回の捕獲作戦を見てレーンの能力を過大評価していたとこぼします。

その後いち早く現地に駆けつけたケネスによってハサウェイとギギは保護され、そのまま翌日の事情聴取をうけることになります。ひとまず嫌疑の晴れたハサウェイは、ギギに挨拶することなく出発しようやくマフティーメンバーと合流。ガウマンの救出とΞガンダムの回収に動き出します。

ケネスの疑惑

ハサウェイが立ち去ったあと、調書のためにギギと話していたケネスは、彼女の正体について切り込みます。ギギの申告している住所は無人のアパートであり、ハウンゼンに搭乗できるような身分でもないらしいことから、どこかでマフティーの連絡員かもという疑いを持っていたのです。

しかしギギは有力者である「カーディアス・バウンデンウッデン」と親しい間柄にあるとケネスに告げ、自分が80を過ぎた老人の愛人である事実を匂わせます。そうして毅然とした態度でケネスの元を去ろうとしたギギでしたが、ケネスはそんな彼女を「勝利の女神」と称して引き留めます。

現にギギにはどこか不思議な雰囲気があり、直感で未来を予測したりといった力があります。ケネスは軍人として縁起を担ぐ意味でも、そんなギギを手元に置いておこうとしたのでした。

そんな会話の最中、ギギの「じゃあハサウェイは鈍いのかな、私を避けていたもの」という言葉に反応し、ケネスにある疑惑がよぎります。ギギはハサウェイに何かを感じていた、ということに思い当たり、ハサウェイがマフティーであるという疑惑がケネスの中で膨れ上がります。

捕獲したガウマンを尋問しさらに確信を得たケネスは、ガウマンをペーネロペーに同乗させ、いざとなったらガウマンを人質として戦うようレーンに命じました。ケネスは古い潜水艦を利用してマフティー側の基地を突き止め、レーンをそこへ向かわせます。

Ξガンダム登場!ハサウェイ対レーン

一方ハサウェイたちは、潜水艦を利用するなどという油断のならないケネスの手腕に対峙し、Ξガンダムの回収を急ぎます。ギリギリのタイミングで、なんとか宇宙空間においてΞガンダムに乗り込むことに成功したハサウェイでしたが、起動が完了する前に地球連邦軍からの攻撃が始まってしまいました。

ハサウェイの脳裏に、『vガンダム(ニューガンダム)』に乗っていたアムロの姿が蘇り、その声が聞こえてきます。「身構えているときには、死神は来ないものだ、ハサウェイ。」敵の攻撃を受けながらも、なんとかガンダムの起動が完了。「なんとでもなるはずだ!」という叫びと共にハサウェイは飛び出します!

ハサウェイの乗る機体を認めたレーンは、マフティー側もガンダムを所持していたことに愕然とし、「ガンダムの偽物」と怒りをあらわにします。しかしながらペーネロペーに搭乗するレーンはまだ若く、その戦いぶりは同乗しているガウマンの目から見てもまだまだ未熟さが感じられるものでした。

Ξガンダムとペーネロペーが接触したことで、ガウマンが人質にとられていると知ったハサウェイは、レーンを挑発してガウマンの救出に成功します。レーンの若く血気盛んな性格は一種のいさぎよさを感じさせ、敵同士ではあるもののハサウェイはそんなレーンの律儀さを好ましく感じていました。

ガウマンをΞガンダムのコックピットに回収したものの、このまま戦闘が長引けばガウマンの身体がもちません。なんとか一撃離脱で決めたいハサウェイは、ビームライフルを囮に使うことでペーネロペーに狙撃させ、その隙にミサイル攻撃を仕掛けることで戦線からの離脱に成功したのです。

大きく機体を損傷させたレーンですが、奇跡的に一命はとりとめたものの、自身の戦いの未熟さに海面に浮かぶペーネロペーの上で呆然と立ち尽くします。無事ガウマンと共に帰還したハサウェイは、これまでのゴタゴタがようやく落ち着き、恋人の『ケリア・デース』とも再会できたことで、明るい表情を見せるようになっていました。

こうしてΞガンダムは無事ハサウェイの手元へとやってきました。ケネスやギギとの出会い、マフティー組織の活動、そしてハサウェイ自身の心と過去との決着が、今後どのように描かれていくのでしょうか。

物語は第2部へ・・・【機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ】をぜひ劇場で!

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劇場版『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』第1部の内容について、駆け足で紹介してまいりましたがいかがだったでしょうか。劇場版の脚本は、基本的に原作小説に沿って忠実に再現されています。その上で細かいところで表現を強調、または省力することにより、ガンダムが初めての人でも楽しめる作品になっていると感じます。迫力ある映像、そして臨場感溢れる音響を楽しんでいただくためにも、今この時にぜひ大きなスクリーンで本作品をお楽しみください!

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