【ネタバレ注意】「かげきしょうじょ!!」渡辺さらさの魅力とは?出生の秘密、歌舞伎の名門・白川家との関係も

カテゴリーまとめはこちら:その他

2021年7月からアニメが好評放送中の『かげきしょうじょ‼』。大正時代から続く女性歌劇団の団員養成学校に通う少女たちの苦悩と成長を描いた作品です。新入生の中でひときわ目を引く人物が主人公の渡辺さらさでした。この記事では、主人公・さらさの人物像や魅力を紹介。原作最新刊までに分かっているさらさの家族のこと、出生の秘密を知る手がかりも解説します。コミック最新刊までのネタバレが入りますので、原作未読の方はご注意ください。

記事にコメントするにはこちら

歌劇団のトップスターを目指せ!漫画「かげきしょうじょ!」とは?

『かげきしょうじょ!!』は、未婚女子で結成された紅華歌劇団(こうかかげきだん)のトップスターの階段を登る少女たちの姿を描く青春マンガ。
2012年6月号から2014年11月号まで集英社の『ジャンプ改』で連載されましたが雑誌が休刊となり、2015年から白泉社の『MELODY』で連載されている斉木久美子先生のマンガ作品です。

物語の舞台は、紅華歌劇団の劇団員養成学校である「紅華音楽学校」。
入学試験の倍率は25倍以上。日本全国からふるいにかけられ、選ばれた40人だけが入学できる全寮制の学校です。
2年制の学校で、1年生である予科生は、2年生である本科生に敬意を払わなくてはならないというルールがあります。
主人公は178㎝の伸長と優れた体幹を持つ15歳の少女・渡辺さらさと、理由があって紅華音楽学校に入学した元国民的アイドルグループのメンバー・奈良田愛。
学校創立100年目に入学した二人がそれぞれ抱える悩みと向き合い、同級生たちと切磋琢磨しながらトップスターを目指すストーリーです。

悩みや葛藤を抱えた少女たちの成長を描く青春群像劇

本作は登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれており、レビューサイトやSNSでは感情移入して涙を流した人もいるほど高く評価されています。
主人公の同期には、妹の不合格がきっかけに少しずつ姉妹の溝ができていることに苦悩する双子姉妹や、幼少期のある出来事を機に重度の男性恐怖症になった人物など、様々な苦悩や葛藤、切ない過去を持つ人も少なくありません。
なかでも摂食障害になった山田彩子に焦点を当てたエピソードは、アニメも原作でも神回と呼ばれるほど高評価を受けました。
山田彩子は歌が大好きでしたが、ルックスも演技も自信がなく、成績も最下位であることに落ち込んでばかり。
教師の言葉に傷ついてダイエットを試みますが、食べたものを吐いてでも痩せなくてはと思っていました。
授業にもついていけなくなり、辛くても同期の仲間にも助けを求めることもできなくなった彼女は、ある日、歌のレッスンで倒れてしまいます。
辛さでいっぱいの彼女を勇気づけたのは、歌の講師・小野田先生の言葉でした。
小野田先生は、彼女の部屋のドア越しで、実技試験で彼女の歌声に出会って感動したことや、彼女に花形シンガーになれる才能があると訴えます。
自分の歌を認めてくれた先生の言葉が、辛さで学校を辞めたくなっていた彼女を踏みとどまらせ、新たな夢を与えたのです。

舞台女優の素質のある女性しか入れない音楽学校だけあって、主人公以外の人物も人間的な魅力の持ち主ばかり。
読者や視聴者の共感できる悩みや葛藤を抱えており、応援したくなってしまいます。
舞台に興味がなかった方も、登場人物たちが苦悩を乗り越える姿に胸を打たれ、ハマっている方も多いのだとか。
彼女たちが壁を乗り越えて、成長していく姿を見守らずにはいられなくなるような面白さや感動が詰まっている作品です。

紅華歌劇団のモデルは、やはり宝塚歌劇団?

本作に登場する紅華歌劇団は、宝塚歌劇団をモチーフにしているのではないかとファンの間で言われています。
宝塚歌劇団も、紅華歌劇団同様に100年以上前から続く未婚女性のみの歌劇団。
兵庫県に養成学校があり、2年制で合格者の定員も同じ人数、受験資格も中卒から高卒までの4回のみで、さらに先輩が後輩を指導し、両者の間に大きな上下関係があるのも共通しています。
原作者・斉木久美子先生のインタビュー記事によると、制作にあたり宝塚OGの方を取材し、10年以上宝塚の舞台を観劇されたそうで、宝塚歌劇団は紅華歌劇団のモデルと言っても過言ではないでしょう。
一方で、本家に寄り添いすぎてしまうと物語が膨らまないとも斉木久美子先生は述べており、あくまでフィクション作品であるそうです。

規格外の存在感を放つ主人公!渡辺さらさの魅力と成長を知る8つの知識

本作の主人公・渡辺さらさは、紅華歌劇団の演目『ベルサイユのばら』の主人公・オスカルに憧れを抱く15歳。
オスカル様になることを目標に、日々頑張るさらさですが、予科生40人の中でも成績は下から数えたほうが早く、ダンスや歌も粗削りな部分が目立ちます。
さらに見学中に勝手に舞台の中に入ってしまったり、ご老人を音楽学校名誉教授の国広茂登先生とは知らず、ファンと勘違いしてお尻で突き飛ばしてしまったりと、トラブルを起こしてしまうところも。
しかし、彼女はただのトラブルメーカーで同期の足を引っ張る存在ではありません。
他の同期とは少し違う才能や幼少期から培ってきたものがあり、スターを目指すだけの素質があるのです。

身長も存在感も規格外、そんな渡辺さらさの魅力や彼女の成長の軌跡を深く掘り下げながら紹介します。

①誰もが目を引く高身長、同級生も驚く体幹と演技力の持ち主

さらさは、178㎝を誇る身長とすらりと長い手足、強い体幹の持ち主です。
入学試験では、実技試験において他の受験者に劣っていたものの、面接時の朗らかに話す姿や、彼女の高くすらりとした体型が講師二人の目に留まり、紅華音楽学校に合格します。
声も大きて空気も読めない、ダンスレッスン中も指摘が入る彼女は、なぜ彼女が紅華音楽学校に入学できたのかと他の同期から不思議に思われていました。
新入生ガイダンスの最終日、自衛隊士官の指導の下行われた集団行動の実技で、さらさは自衛隊の穴井一尉に足腰の強さを認められ、「自衛隊に入りませんか」と言われます。
多くの講師や本科生が注目する中、さらさは「入りません。さらさは紅華でオスカル様になるのです」と発言。
演劇指導の安道先生から、オスカル役は紅華のトップスターだけが演じられる役であると知ったさらさは、トップスターを目指すと全員の前で言うのでした。



その後、紅華歌劇団冬組による『ロミオとジュリエット』を予科生たちで観劇した帰り道、さらさは主人公・ロミオの演技を完全に再現します。
さらさは『ベルサイユのばら』以外の演目は観たことがなく、たった一度の公演を見ただけでセリフを覚えていたのです。
同期はみな彼女につられて上空を見るほど、彼女の演技力は目を引くものでした。
一度演技を見ただけで完全に役を掴めてしまう、高身長で声も大きく観衆の目を惹きつけることができるさらさは、スターを目指すだけの素質がある少女と言ってもいいでしょう。

②彼女の演技力の原点は、歌舞伎にあり!

さらさが教師や同期から注目されている点は、役や人物になりきり、観る人を惹きつける演技力にあります。
観衆の目を引く演技の基礎となったのが、幼少期に打ち込んでいた歌舞伎でした。
さらさは幼少期に日本舞踊を習いに歌舞伎の名門・白川家によく通っており、6歳まで幼なじみの白川暁也と一緒に歌舞伎も習っていたのです。
さらさは6歳の時点で既に体幹が強く、たとえ音楽が止まっても姿勢を保つことができ、日本舞踊の講師を驚かせていました。
幼いさらさは白川煌三郎から歌舞伎は「身振り手振りをまねて、演技を写し取るもの」だと学びます。
役を写し取り、再現することが演技だと思っていた彼女は、その後も祖母との「歌劇団ごっこ」を通じて演技を磨き、紅華の講師やスターの演技のコピーができるまでに成長します。
役になりきることで、人を惹きつけるという演技の基礎を、さらさは歌舞伎を通じて学んでいたのでした。

③明るくまっすぐな性格に見えて、苦しい過去と苦悩の持ち主

明るく、夢に前向きな性格に見えるさらさですが、6歳の頃に白川歌鷗の妻・幸恵に「絶対に叶わない」と否定された過去があります。
幼い頃、さらさの将来の夢は歌舞伎で「助六」を演じることでしたが、「天変地異が起ころうと、決して助六にはなれません」と日本舞踊の先生に言われてしまったのです。
さらさは一度だけ歌舞伎の舞台に出たことがあります。
暁也以外の子役がインフルエンザにかかって人手不足になった際、歌舞伎の先生である白川煌三郎の提案で、出演することになったのです。
舞台の上で毅然とした演技ができた彼女は、裏方の人たちも感心するほどのものでした。
彼女の横にいた幼なじみの暁也は、彼女の天性の才能をうらやましく思い、さらに「さらさは煌三郎の婚外子」という噂を耳にしてしまい、不安になってしまいます。
その後、暁也は、日本舞踊の先生で15代目白川歌鷗の妻である幸恵に、先日「助六」の舞台にさらさが出演したことと、「男の子だったら十六代目になれるのではないかと言われるほど、上手だったんだ」と話してしまいます。
さらさが舞台に立ったと知った巴は、さらさに「お前は助六になれません」と強く言い、さらさは白川家に出入りできなくなりました。
女性は歌舞伎の舞台に立つことはできない。絶対に助六になれないと知ったさらさは、心に大きな傷を負ったのでした。
そしてさらさは紅華音楽学校の予科生となった今も、「絶対になれない」という言葉が呪いの言葉のように感じています。

④紅華ファンの祖母がきっかけでオスカル役を目指す

大好きな助六になることができないと知り、傷ついたさらさでしたが、舞台が大好きな祖母が「紅華歌劇団ごっこ」をしようと誘ったことでさらさの夢は再び動き出します。
いつもさらさの夢を応援してくれる祖母と一緒に歌を歌うことで、さらさは辛い記憶を楽しい記憶に上書きしていくのでした。
その後、さらさは紅華歌劇団の演目「ベルサイユのばら」を鑑賞し、主人公のオスカルを舞台で演じるという新たな夢を見つけました。
もう一度舞台の上に立つと決めたさらさは、助六になる夢を暁也に譲り、オスカルになるという夢を叶えるために紅華音楽学校に入学します。

⑤周囲と壁を作りがちな奈良田愛の心を開かせた

紅華音楽学校に入学して間もないころのさらさは、空気の読めない発言や非常に明るい性格のため、周囲から敬遠されていました。
さらさと同室で元国民的アイドルグループのメンバーである奈良田愛も、最初はさらさと関わろうとしませんでした。
愛は幼少期のトラウマで男性が苦手。自分を追って神戸に来たアイドル時代の男性ファンを怖がっていましたが、さらさを男性ファンのところに置いてきてしまい、助けに行くことを決意します。
しかし、さらさの元へ行くと、彼女が男性ファンと楽しそうに踊っていました。
愛は勇気を出して助けに行った自分がバカみたいだったと思い、「金輪際私に関わらないで」と突き放します。
それから愛は、学校を抜け出してしまいます。
海の見える場所でぼんやりしていたところを男性に絡まれ、困っていた愛でしたが、アイドル時代のファンの活躍とさらさの大声で警官を呼び、愛を助け出すことに成功しました。
学校へ帰る途中、愛はさらさに「忘れたいのに忘れられない嫌な思い出は、どうしたらいいの?」と尋ねます。
さらさは、「忘れることは出来なくても、毎日楽しいことや夢中になれることを新しく思い出にして、何度も何度も上書きしていって包み込んで行けば、少しずつ薄くなっていくのではないかと思ったりします」と答えました。

この出来事をきっかけに愛はさらさに心を開き、その後、さらさが『ロミオとジュリエット』のロミオの演技を再現した際に、彼女と同じ高みに立ち、同じ景色を観たいと思うようになりました。愛は勇気を出して、さらさに「友達になりたい」と伝えられるようになったのです。

一方、さらさは、愛を一目見た時から彼女は舞台の真ん中に立てる人物であると確信し、一緒に舞台に立ちたいと思っており、愛と友達になれることがとても嬉しく思っていました。

仲間である愛のことを一緒に舞台の中央に立てる存在だと認め、仲間のピンチにも駆けつけたさらさ。
彼女の持つ人柄や人を惹きつける演技が、愛の凍り付いていた心を解かし、彼女に目標を与えたのでした。

⑥最初の大きな壁は、演技で自分らしさを出すこと

さらさの特技は、一度見た演技を完全再現できること
同期も彼女の演技に引き込まれるほどの完成度の高いコピーができるのですが、紅華音楽学校に入学して大きな壁にぶつかります。
演劇の実技で安道先生に「そのままじゃトップにはなれないよ」と言われてしまったのです。
さらさは『ロミオとジュリエット』でロミオのライバルであるティボルト役に挑みましたが、紅華歌劇団・冬組のナンバー2である里美星(さとみせい)の演技を写し取ったものだと先生に見抜かれてしまいます。
歌舞伎は「身振り手振りをまねて、演技を写し取るもの」だと学んでいたさらさは、他の舞台も同じように演技できると思い込んでいました。
紅華歌劇団ではスターの個性を演技に活かすことが重要視されており、自分自身で役を作ることが求められていたのです。

「トップになれない」と言われたことで「絶対助六になれない」と言われたことを思い出すさらさ。夏休みに帰省した彼女は、歌舞伎の観劇中に涙を流してしまいます。
学校に戻る日も表情が曇っていたさらさでしたが、暁也に「目指すものが分かっているなら進むだけだよ」と励まされ、暁也も自分と同じように夢を見失ったことがあると知り、いつもの明るさを取り戻します。
さらさは、オスカルになる夢を暁也にもう一度伝え、暁也に助六になって欲しいと伝えることができたのです。
再び夢に向かって走り出したさらさは、愛や先輩、先生や紅華のトップスターの言葉を受けて、自分はこの場面でどのように行動すべきか、お客様が喜ぶ一番理想的なシチュエーションを考えるなど、大きな成長を見せていくのでした。

⑦歌舞伎で輝こうとする暁也への羨望を演技に生かすが…

本科生の卒業公演が行われる「文化祭」でさらさ達100期生は特別に寸劇を披露できるようになりました。
演目は、実技で行った「ロミオとジュリエット」で登場人物も実技と同じですが、舞台に立てるのは40人のうちの4人のみ。それぞれが演じたい役に立候補し、オーディションで出演者が決まります。
さらさは、ティボルト役に再挑戦。
自分の演技をするためにティボルトの人物像をとらえようと苦悩するさらさでしたが、愛の「大切なのはいかに役に寄り添えるかであり、個性は役者本人からにじみ出るもの」という言葉にヒントをもらいます。
脚本に書かれていないティボルトの日常や最期の瞬間を想像し、自分のティボルトを作り上げようとしたさらさ。
しかし、なぜティボルトはロミオを憎んでいるのか想像することができません。
さらさはTVに暁也が出演しているのを見て、幼い頃、自分には絶対になれないと言われた歌舞伎の世界で輝くことができる暁也に、怪我で歌舞伎ができなくなればいいのにと思ったことを思い出します。
自分の手に届かないものを簡単に持ち去っていく存在への羨望や嫉妬心を自分が持っていたことに、さらさは気づいたのです。
オーディションで、さらさは憧れの人に手が届かないまま命を落とすティボルトを熱演。
自分のほうが演技が上手いと思っていたのに歌舞伎の舞台に立てない悔しさや、憧れの「助六」になる可能性を持つ暁也への嫉妬心を演技に反映し、歌舞伎で習った「見得」を使い、ティボルトを印象に残る悪役に仕上げたのです。

見事オーディションに合格できたさらさでしたが、文化祭当日、見に来る予定だった祖父が倒れてしまいます。
祖父はさらさにとって唯一の家族。大切な祖父のことが心配でたまらないさらさは、文化祭に出ることを断念。東京へ帰ることにしました。
祖父に命の心配はなく入院だけで済みましたが、さらさは舞台に立てなかったことを後悔し、家族を取るべきだったのか舞台を取るべきだったのか悩んでしまいます。

⑧幼なじみで彼氏の暁也と祖父の言葉に励まされ、どんな時も舞台で輝くことを決意

さらさには、悩んだ時に背中を押してくれる大切な人達がいます。
さらさとかつて一緒に歌舞伎を習っていた白川暁也、そしてさらさの育ての親でもある祖父です。
祖父が倒れて東京に戻った際、さらさは舞台を選ぶべきだったのか、家族を選ぶべきだったのかと悩んでいました。
ひとりで家に戻ったさらさは、彼女の祖父のタオルと寝間着を取りに家に立ち寄った暁也と再会。
舞台と祖父なら祖父のほうが大事だと話すさらさに暁也は、「紅華を辞めることを他の誰が許しても、俺は絶対に許さない!」と言い放ちます。
暁也にとってさらさは、未だ超えられない大きな壁にして手に届かない星であり、今も追いかけずにはいられない存在。絶対に落ちることは許さないと言うのです。
暁也の一方的な話にむすっとしたさらさでしたが、祖父の「お前さんは、舞台に立ってたくさんの人に愛されなさい」「仲間を大切にして、お客さんを愛し、そして愛される努力をしなさい。そしたらほかのことは何一つ気にせんでいい」という言葉に、涙を流します。
さらさは紅華音楽学校に戻ると決意し、再び夢に向かって突き進むことにしました。
さらさの夢の実現を心から願うさらさの祖父と、さらさと同じく高い目標を持つ仲間であり、互いに競い合うライバルでもある暁也。
遠く離れていても、さらさは彼らに大切に思われています。

さらさの家族と歌舞伎の名門・白川家との関係は?

6歳まで歌舞伎の名門・白川家へ日本舞踊と歌舞伎を習っていたさらさ。
実家は畳屋で白川家は得意先だったことが語られていますが、なぜ彼女が歌舞伎を教えてもらっていたのか、なぜ煌三郎がさらさのことを常に気にかけているのかなど両家には気になる点が多くあります。
さらさの家・渡辺家と歌舞伎の名門・白川家にどんな関係があるのでしょうか。
これまでの人物のセリフを元に、両家の関係を予想、複雑な家系を解説します。

煌三郎がさらさを大切に思う理由と、白川家の血筋との関係は?

6歳までさらさに歌舞伎を教えていた白川煌三郎は、白川暁也の兄弟子で人間国宝である白川歌鷗の娘婿でもあります。
幼少期から何故かさらさのそばに必ず現れ、さらさが歌舞伎から離れた今も本名を伏せてバラの花束を贈るなど、常にさらさのことを気にかけてきました。
あまりにもさらさのことを大切にしているからか、さらさの父ではないかと噂されています。

しかし、この噂がただの噂ではないかと言えるセリフが登場します。
さらさが愛と一緒に歌舞伎を見に行った際、煌三郎は師匠である歌鷗にさらさについて「私はね、歌鷗さんの血筋に弱いらしい。二人とも素敵な娘さんだ」と発言していました。

常識的に考えて、自分の娘のことを「娘さん」とは言わないはず。煌三郎はさらさの実の父ではない可能性が高いのです。
煌三郎にとってさらさが大切な存在である理由は、白川家の血筋と大いに関係があるといえるでしょう。

煌三郎の妻で志織は、さらさの異母姉!さらさの実父はこの人でほぼ確定か

白川煌三郎の妻は、白川歌鷗の娘である丁嵐志織(あたらししおり)です。
先述の煌三郎のセリフから考えると、志織の他に歌鷗にはもう一人娘がおり、その娘のことも素敵だと思っていることからさらさが歌鷗の娘ではないかと言われていました。

志織を主人公にしたスピンオフ漫画では、さらさと志織は血がつながっていない、いわゆる腹違いの姉妹であることが判明。
つまり、さらさの実の父親は人間国宝である15代目白川歌鷗であることが分かったのです。
さらに志織は鋭い勘の持ち主で、彼女の洞察力でこれまで分からなかったさらさと白川家の関係も見えるようになりました。

重大なネタバレをして恐縮ですが、志織は「さらさが煌三郎の婚外子」という噂が実はさらさと歌鷗の関係を隠すためのものであること、自分が周囲の嫌われ役になることで白川家に恩を売ろうしていたと見抜きます。

一方でさらさは祖父の病院で志織と出会うのですが、初めて会った時が2歳だったためか全く彼女のことを知りません。
さらさより17才年上の志織は、さらさが小さい頃に助六に憧れていたことと、彼女が巴に「助六になれない」と言われたところ、紅華歌劇団でオスカルになると話す姿を見ていました。
夢を失っても新しい夢に向かうさらさに胸を打たれた志織は、さらさの夢を叶えたい強く思うようになります。
さらさの祖父に会い「妹の夢を叶えさせたい」と伝えた志織は、紅華音楽学校の受験を許してもらうことに成功。
今も夫の煌三郎やさらさの恋人の暁也も知らないところで、頑張るさらさを応援しています。
陰ながらさらさを応援する志織の今後の動きにも注目です。

さらさの出生の秘密が明らかになれば、さらさの祖父が歌舞伎嫌いの理由も分かる?  

さらさの祖父は、昔は妻と一緒に歌舞伎を見に行くほど歌舞伎が大好きでしたが、「ある理由で歌舞伎が嫌いになった」と話しています。
歌舞伎と距離を置いた大きな原因の一つは、さらさが「助六に絶対になれない」と言われて泣いて帰ったことにあると思われます。
当時、さらさの祖父は、煌三郎に「伝統芸能だか人間国宝だかしらねーがあんたのところと縁を切らせてもらうよ」「いいか、さらさは俺らだけの子だ、お前らとはもう何の関係もない」と言っていました。
さらさは俺らだけの子だという言葉からも、これからは自分たちの手で育てると主張しているように聞こえます。
祖父の怒り方からも、白川家への不信感が一気に爆発したかのような印象を与えていました。


白川家と渡辺家は苗字が違うので、おそらくさらさの祖父母は母方。
人間国宝ともあろう歌鷗が妻以外、ましては祖父の娘に手を出し、子どもを産んだこともきっと心の奥で許せないと思っているのかもしれません。
白川歌鷗はなぜさらさの母と許されない恋をしたのか、なぜさらさの母はスキャンダルにもなりかねないのにさらさを産んだのか。
今も多く語られていないさらさの出生の秘密が明らかになれば、さらさの祖父と白川家にあるわだかまりの理由も見えてくるのかもしれません。

白川家・渡辺家の家系図はこうなる!

複雑に絡まる白川家と渡辺家の関係ですが、これまで様々な読者が家系図を作成しています。
なかでも分かりやすく書かれているのが、Twitterにある汽りんさんの家系図です。
相関図にもなっているので、家族関係だけでなく人物像も説明されており、分かりやすく理解できます。
さらさを取り巻く人間関係の複雑さや、彼女を応援してくれる存在が誰かも分かる家系図となっていますね。

仲間と競い合い、成長していくさらさの姿から目が離せない

今回は、コミック最新11巻までのネタバレを絡めて渡辺さらさを取り巻く人間関係や、彼女の魅力や成長の足跡を紹介しました。
原作ではさらさたちに後輩ができ後輩との関係に悩み、講師陣の厳しい指導に苦戦しながらも、さらさは自分の演技と向き合って、成長していきます。
さらさは夢であるオスカルになることができるのか、そしてさらさの親友の愛はさらさと一緒にステージに立つことができるのか、夢がかなう瞬間まで目が離せません。
ぜひ、アニメと原作でさらさの頑張る姿を応援してみてくださいね。

記事にコメントするにはこちら