【ハンターハンター】ジャイロの正体とは?過去から現在の状況や伏線を考察

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原作漫画やアニメ「ハンターハンター」において他のキャラとはひと味違う立ち位置のジャイロ。そんなジャイロについて初登場からその後の動向を考察を交えながら紹介していきます。

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「ハンターハンター」のジャイロとは?

「HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)」で唐突に現れてその過去や現状が描かれたジャイロは作中でも特異な存在となっています。

まずはそのジャイロについての概要を見ていきましょう。

そもそもジャイロとは誰?

ジャイロの初登場は漫画『HUNTER×HUNTER』20巻の『No.203 ジャイロ』です。

キメラアント編となる物語の本筋ではゴンとキルアがビスケの元で修行するパートになっていますが、この203話で一方その頃という形でジャイロの姿が描かれます。

ジャイロはミテネ連邦の西方にある「NGL(ネオグリーンライフ)自治国」の建国者であり、同名の環境保護団体の創設者です。

NGLは自然主義の思想を持っており国内では機械に頼らない自給自足の生活をしていますが、その姿は表の顔で、国の地下では飲むドラッグの「D²」の密造していました。

つまり、ジャイロは麻薬製造を取り仕切る王だったわけですが、キメラアントが活動を始めたことで彼もその影響を大きく受けることになります。

ジャイロは謎多き存在

203話でジャイロについての過去とその後の動向が描かれていますが、その情報だけでは結局ジャイロは何者でハンターハンターの世界においてどういう存在なのかはわからないままです。

これはキメラアント編が終わっても明かされないままで、ジャイロの描写の意味について様々な考察がなされています。

ジャイロの壮絶な過去:貧乏時代とその結末

ジャイロの直接的な描写は203話のみでしたが、その話で語られる彼の過去は普通の人間としては壮絶なものでした。

ジャイロの生い立ち

ジャイロは貧乏な父子家庭の生まれで、幼少期にまともな教育を受けらなかったことから7歳まで言葉が話せず、遊ぶためのおもちゃも与えらないまま過酷な労働を強いられる日々を送っていました。

父親からの虐待とも取れる環境ですが、幼いジャイロの世界では父親が神に等しい存在であり、5歳の時に高熱を出しても自分を見捨てなかった父親の愛を信じながら生き抜いてきました。

しかし、ある日にスラム街の青年から暴行を受ける中、真実を聞かされます。

ジャイロを見捨てなかったのは彼が金づるだったからだと父親は言っていたのです。

そして、暴行されるジャイロの傍をたまたま通りがかった父親は彼を助けもせず、ひどく冷めた目で見つめるだけでした。

その瞬間、ジャイロは自分がこの宇宙から興味を示されず、そもそも人間として扱われていないことを自覚します。

ジャイロのその後の行動

父親への妄信から目覚めたジャイロは12歳の時にその場にあったハンマーで父親を撲殺して、スラム街を抜け出します。

それから9年後、ジャイロが表舞台に出たのはNGLの前身となる環境保護団体を設立した時でした。

21歳という若さで立ち上げたその団体は更に9年後の30歳の時に独立国家のNGLとなるほど大きく成長します。

その裏には麻薬製造によってのし上がった事実はありますが、これは上記の経験から形成されてしまったジャイロの考えであり、世界中に悪意をばら撒くことを目的としていたのです。

ただ、形はどうであれジャイロはどん底のような環境から大成できたと言えます。

ジャイロと女王の関係:多くの蟻とは異なる存在

NGLが国家となるまでの過程を見ると、ハンターハンターとまるで関係がないように思えますが、ここからキメラアントが絡むことでジャイロの人生は思わぬ方へ向かい始めます。

キメラアント女王の襲撃

キメラアントの女王が各地で子供を増やす中、女王らはNGLに流れ着くことになり、閉鎖された環境であったことからキメラアント達の対処ができぬまま、NGLはすぐに制圧されてしまいます。

それの犠牲はジャイロも例外ではなく、キメラアントに殺された後に女王に捕食され、キメラアントとして生まれ変わることになります。

ジャイロの逃走

しかし、転生後のジャイロは他のキメラアントとは異なり、女王への忠誠心がなく、人間の時の記憶を残したままという特異な状態でした。

作中ではジャイロの凶悪な意志が記憶を失うことを許さず、NGLの王であった誇りが女王へ付き従うことを拒否したのだと解説されました。

そして、ジャイロは女王が王を生んで死亡する前に分厚いウインドブレーカーに身を包みながらNGLを抜け出していきます。

ジャイロの生まれ変わり後は:彼にとって都合の良い展開?

キメラアントとして生まれ変わったジャイロになることでようやく時間軸はゴンたちと同じものになります。

ジャイロが目指す先と野望

203話でNGLから逃走したジャイロが描かれた時、彼はゴンとキルアが修行していた街に訪れていました。

ただ、ジャイロは現状に焦っておらず、一から出直すことを受け入れて次の行動について考え始めていました。

それからジャイロはゴンたちと出会うことなく、街を通り過ぎてどこかへ消えていきます。

NGLと同じように新たな国を建国するかは定かではありませんが、ジャイロはまだまだ野望を抱いていたのです。

ウェルフィンたちはジャイロの元を目指す

キメラアント編の最後では生き残ったキメラアントの様子が描かれていますが、その中でウェルフィンはビゼフやヒリンと共にジャイロを探しに行くことになります。

ウェルフィンの転生前はザイカハルという名前でイカルゴと共にNGLに所属しており、あまり人を信用しない性格でしたが、唯一ジャイロには心を開き、自らが従うべき王であると思っていました。

そして、戦いの中で人間の時の記憶を取り戻したウェルフィンはジャイロのことを思い出し、自分が従う王はメルエムではなくジャイロだと言い放ちます。

その結果、全てが終わった後はジャイロが新たな国を建国して王になっていることを信じ、彼の元を目指すことになるのです。

ウェルフィンはジャイロが流星街にいると予想しますが、それが合っているも明かされていません。

アニメにおけるジャイロ:回想シーンで登場

2011年に放送されたマッドハウス制作のアニメ「HUNTER×HUNTER」ではキメラアント編も描かれており、その中でジャイロも登場しました。

第80話「ゴクアク×ト×サイアク」でジャイロが登場

アニメにおけるジャイロの初登場は第80話であり、漫画の回想シーンを補強する形で描かれました。

父親に言葉の前にレンガ作りを教えられたことやNGLのキメラアント襲撃時にザイカハル(ウェルフィン)が傍にいたことなどオリジナル描写は原作ファンか見ても好評だったようです。

その後のアニメにおけるジャイロは?

アニメのジャイロのシーンは全てナレーションによる解説だったため、ジャイロの声は聞けませんでした。

また、アニメにおけるその後の出番も追加されることはなく、原作漫画同様に謎を残した存在となっています。

ジャイロは伏線の塊?:目指した先は暗黒大陸?

作中で唐突に登場して多くの謎を残したジャイロはファンの間で様々な考察をされるキャラとなっており、少ない登場シーンの中で伏線を読み取ろうとしている人が多くいます。

ジャイロに纏わる伏線

ジャイロはウェルフィンやイカルゴのストーリーを補強する意味で登場しただけとも考えられますが、それにしては1話かけてしっかりと描かれているため、この中に伏線があるのかもしれません。

意見としてあるのはその後の行き先で、ウェルフィンは流星街と予想していますが、キメラアント編の後に明らかになった暗黒大陸を目指していると考える人もいます。

また、ジャイロが悪意を持つ人間であることからパリストンや旅団に接触する可能性も考える人がおり、中にはラスボスになり得ると言う意見もあります。

ジャイロのシーンにおいて人間でありながら強い意志と悪意をばら撒こうという存在はいつか脅威になると考えられる要素です。

ジャイロの再登場は?

ただ、最新の暗黒大陸・王位継承編になってもジャイロは姿を見せないままです。

様々なキャラが集結する渡航船ブラックホエール号に乗っていることを期待するファンもいますが、現状はわからないままです。

キメラアント編の時のように唐突な登場をする可能性もあるのでジャイロの再登場は期待しながら待つしかないようです。

ジャイロの今後の動向に期待

ハンターハンターのジャイロはキメラアント編に初登場するキャラの中でも特異な存在感のあるキャラで、壮絶な過去から強い意志と悪意を持つ人物となっています。

現状だとゴンたちと直接的に交わることはありませんが、意味深なシーンから今後の展開やラスボス候補など様々な考察がなされて、その動向が期待されるキャラクターです。

そんなジャイロについて見返したい場合は原作漫画の20巻及びアニメ第80話をチェックしてみましょう。

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