ジブリ作品:【崖の上のポニョ】キャラクター紹介

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宮崎駿監督による長編アニメーション映画作品『崖の上のポニョ』。好奇心旺盛な5歳の男の子・宗介と、魚の女の子・ポニョとの交流が中心に描かれます。そんな本作に登場するキャラクターについて、声優情報を交えてご紹介していきます!

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目次

『崖の上のポニョ』とは?

『崖の上のポニョ』は、2008年に公開された長編アニメーション映画作品。『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』などで知られる宮崎駿(みやざき・はやお)さんが原作・脚本・監督を担当した作品で、物語には明確な起承転結がなく、宮崎駿さん自身のイマジネーションを優先したつくりとなっています。

本作のモチーフになったのは、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの有名な童話『人魚姫』。原作としてそのまま使用したわけではなく、童話の中にある「キリスト教色」を払拭したり、舞台を現代の日本に置き換えるなどの大きな変更をしています。「紙に描いて動かす」というアニメーションの根源に戻りたいという考えから、本作では作画以降の彩色・撮影のデジタル作業以外は、すべて手書きによる作画が行われることになりました。それによって、本作には動く絵本のような躍動感あふれる魅力が生まれています。

OPテーマ曲は「海のおかあさん」は、オペラ歌手の林正子(はやし・まさこ)さんが担当。映画と同じように「海そのもの」を表したような歌をつくりたいと思っていた宮崎駿さんが、覚和歌子(かく・わかこ)さんの詩集『海のような大人になる』の詩「さかな」に感銘を受けたことをきっかけに誕生した歌です。EDテーマ曲「崖の上のポニョ」は、当時8歳の子役であった大橋(おおはし)のぞみさんと、藤岡藤巻(ふじおかふじまき)が歌っています。

2008年末までの興行収入は155億円を記録。全米における最終的な興行収入は、『千と千尋の神隠し』の米国興行収入の約1.5倍となる約1500万ドルを記録し、全米公開された日本アニメーション映画作品の中では第5位となりました。

物語のあらすじ

本作の主人公は、好奇心旺盛な保育園児の男の子・宗介(そうすけ)。ある日、空き瓶に頭が挟まってしまっていたポニョを見つけた宗介は、その瓶を割ることでポニョを助けます。ポニョは、海の女神であるグランマンマーレと、魔法使いのフジモトとの間に生まれた魚の女の子で、家出をして人間の暮らす港に接近したところ、海に捨てられていた瓶から頭を抜くことが出来なくなったのでした。

宗介は魚の姿をしたポニョのことが好きになり、ポニョも宗介のことが好きになります。その後、ポニョはフジモトによって再び海底に連れ戻されてしまいますが、逃げようとした際にたまたま溢れ出した「生命の水」で人間の姿になり、強い魔力も得て激しい嵐を呼び起こし、地上にいた宗介と再会します。フジモトは「ポニョが世界に大穴を開けた」と言って、このままでは世界が破滅すると慌ててしまいます。グランマンマーレはそんな彼に対し、ポニョがこのまま人間になればポニョの魔法も失われると提案。しかし、それにはとある条件が必要だったのでした。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その1:主人公 宗介(そうすけ)

宗介は、本作の主人公。保育園「ひまわり園」に通っている5歳の男の子で、おかっぱの黒髪が特徴的。「宗介」という名前は、夏目漱石(なつめそうせき)氏が1910年に「朝日新聞」で連載した小説『門』の主人公である野中宗助から取られています。リサと耕一の間に生まれた息子で、崖の上にある一軒家で暮らしています。2人のことは「お母さん」「お父さん」ではなく、「リサ」「耕一」と呼び捨てにしており、2人の方からは特に何とも思われていない様子。

明るく正義感の強い性格で、映画の始まりで、空き瓶から頭が抜けなくなってしまっていた魚のポニョを助けてあげた優しい性格の持ち主でもあります。また、ふてくされたリサのことをフォローするような大人びた一面や、ポニョに対して「僕が守るからね」と言うような紳士的な一面もあります。フジモトに連れ戻された後に人間の女の子の姿になって戻ってきたポニョと再会し、最終的にフジモトによって水に沈んだデイケアサービスセンター「ひまわりの家」に連れて行かれ、グランマンマーレから「たとえ半魚人であってもポニョが好きか」と尋ねられます。

そのときに「どんなポニョも好きだ」と答えたことでポニョは人間となり、フジモトからポニョを託されて握手を交わすことになりました。まだ5歳児でありながら様々な知識を有しており、古代魚の名前を言うことができたり、船乗りの耕一から英才教育から英才教育を受けたのか、モールス信号を使用することで航行中の船舶に信号を送ることなどができます。

宗介の声優は土井洋輝(どい・ひろき)さん

そんな宗介の声を担当するのは、土井洋輝さん。1999年8月10日生まれで、広島県出身。血液型はB型。2008年までエヌ・エー・シー広島に所属しながら、映画『ホームレス中学生』の幼少期の田村裕役、NHK連続テレビ小説 『芋たこなんきん』徳永隆(4〜6歳)役、テレビドラマ『告知せず』の橋本洋輝役などを担当していました。『崖の上のポニョ』で宗介役を担当したときの年齢は8歳でした。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その2:ヒロイン ポニョ

ポニョは、本作のヒロインである魚の女の子。海の女神グランマンマーレと人間の魔法使いフジモトとの間に生まれた娘で、宗介と同じく年齢は5歳。たくさんの魚の妹がいます。過保護な父親のことは「悪い魔法使い」と呼んで嫌っていますが、母親のことは「大好き」である様子。本名は「ブリュンヒルデ」ですが、空き瓶にはまってしまった自分のことを助けてくれた宗介から、ぽにょっとした体型から名づけられた「ポニョ」を大変気に入り、以後はこの名前で通すようになりました。

ずっと海の世界で生きてきたことから人間の世界に興味を持ち、フジモトの目を盗んで人間の世界に行ってしまうほどの好奇心旺盛な性格の持ち主。魚の姿であっても人間の言葉を理解することができ、「人面魚」などの言葉でバカにされたと分かれば口から水鉄砲を放つことも。宗介に対しては愛情表現の一環として水鉄砲を放つこともあり、感情表現が素直で非常に豊かです。宗介から最初に食べさせてもらったハムが大好きで、宗介の弁当や差し入れでのサンドイッチでも真っ先にそれを食べるほど。

瓶を割って助けてくれたときにできた宗介の指の傷をなめて治した際、宗介の血をなめたことでフジモトから受け継いだ人間の遺伝子が覚醒し、手足の生えた半魚人の姿に変身できるようになりました。フジモトに連れ戻された後に、一度はフジモトの魔力で抑えつけられましたが、珊瑚の塔から脱走する際に「生命の水」を浴びたことで人間の姿に変身することができるようになりました。

ポニョ自身は無自覚でしたが、ポニョがこの時に得た強い魔力を元に見境なく魔法を使用したことから、月と地球が接近したり、人工衛星が落下したり、潮汐力増大に伴う津波が発生したりするなど、地球が崩壊しかねないほどの大問題が起こることになりました。最終的に、宗介がどんな姿であってもポニョのことが好きだと確認したグランマンマーレによって人間となり、その諸問題も解決されることになりました。

ポニョの声優は神月柚莉愛(こうづき・ゆりあ)さん

そんなポニョの声を担当するのは、松竹芸能仮所属する俳優・歌手の神月柚莉愛(こうづき・ゆりあ)さん。1999年12月21日生まれで、千葉県出身。血液型はA型。かつては本名でもある「奈良柚莉愛(なら・ゆりあ)」の芸名で活動していました。1999年に赤ちゃんモデルとして芸能界入りし、これまでにテレビドラマ『編集王』の篠原美月役、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』のマイケル役、ミュージカル『葉っぱのフレディ〜いのちの旅〜』の葉っぱ役やテントウムシ役などを担当しています。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その3:宗介の母親 リサ

リサは、本作の主人公である宗介の母親。ショートカットの黒髪が特徴的な女性で、年齢は25歳。宗介の保育園の隣にあるデイケアサービスセンター「ひまわりの家」に勤務し、同僚や入居者から厚い信頼を寄せられています。明るくサバサバとした性格で、スーパーで一度に買い物をした大荷物を難なく持ち上げてしまえるほどのパワーの持ち主。基本的に「リサ・カー」と呼ばれる紫色の軽自動車で移動しており、海沿いの狭いワインディングロードをドリフト走行で駆け抜けるようなアグレッシブな一面もあります。

耕一との夫婦仲は良好で、作中では船乗りの仕事をしている耕一が家に帰ってくるのを楽しみにしていましたが、耕一が突然帰れなくなってしまったことを知り、ビールを飲んでふてくされて、耕一に対して信号灯のモールス信号で「BAKA(バカ)」というメッセージを送っていました。母親として子どもの行動に対する理解は深く、突然やってきたポニョと宗介のことをあたたかく見守っていました。

嵐が起きた後は、食料やタオルなどの荷物を車に積み、仕事先の「ひまわりの家」の様子を見に行きました。そこで、ポニョの母親であるグランマンマーレと話し、たとえポニョが魚でも宗介の気持ちさえ変わらなければ、ポニョは人間になれるということを知ることになりました。ちなみに、宮崎駿さんからは「世が世なら剣と魔法もののヒロイン」と称されています。

リサの声優は山口智子(やまぐち・ともこ)さん

そんなリサの声を担当するのは、研音に所属する俳優の山口智子さん。1964年10月20日生まれで、栃木県栃木市出身。身長170cmで、血液型はA型。1988年に放送されたNHK連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』のヒロイン・小野純子役で俳優デビューし、これまでにテレビドラマ『ロングバケーション』の葉山南役、テレビドラマ『BG〜身辺警護人〜』の小田切仁美役、テレビドラマ『監察医 朝顔』の夏目茶子役などを担当。夫は、同じ俳優の唐沢寿明(からさわ・としあき)さん。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その4:宗介の父親 耕一(こういち)

耕一は、本作の主人公である宗介の父親。短い黒髪の男性で、年齢は30歳。内航貨物船「小金井丸」の船長を務めているため、家を留守にすることが多くあります。宗介の憧れの対象で、崖の上にある家の近くを航行する際には、信号灯のモールス信号でやりとりをすることを習慣にしています。なかなか帰れないものの、耕一は家族のことを大事に思っており、宗介のことも自慢の息子だと思っています。

作中では、急な仕事が入ってしまったために予定していた日に家に帰ることができず、耕一の帰りを楽しみにしていた妻のリサを怒らせてしまうことに。家の近くを航行した際に、宗介と信号灯のモールス信号でやりとりをし、それでリサに愛を告げたものの、ふてくされたリサからは「BAKA(バカ)」というメッセージを送られてしまいました。

嵐が起きたときには、エンジンがかからなくなって船が流されてしまい、同様に流されてきた船が集まっている場所に出ました。そこでポニョの母親であるグランマンマーレが海中を通っていく姿を目にし、「観音様が見えた!」と叫びました。彼女が通り過ぎたあとは、船のエンジンがかかるようになりました。

耕一の声優は長嶋一茂(ながしま・かずしげ)さん

そんな耕一の声を担当するのは、ナガシマ企画に所属するタレント・俳優の長嶋一茂さん。1966年1月26日生まれで、東京都大田区出身。身長は181cmで、血液型はB型。父親は元プロ野球選手・監督の長嶋茂雄(ながしま・しげお)さんで、長嶋一茂さん自身も元プロ野球選手でもあります。引退後にタレントに転身し、俳優としても映画『ポストマン』の海江田龍兵役、映画『男たちの大和/YAMATO』の臼淵磐役、テレビドラマ『サラリーマン金太郎4』の山田龍平役などを務めてきました。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その5:ポニョの父親 フジモト

フジモトは、ポニョの父親である魔法使い。年齢はだいたい100歳ほど。娘のポニョと同じ癖のある赤毛で、鼻は高く、スマートな長身の持ち主。顔には皺が多く、目に青い縁取りをするような珍妙な化粧をしています。作中の登場人物の中では最も目立つ、縦縞のストライプの入ったジャケットを身につけ、時に上着をマントのように羽織ることも。物語後半からジャケットが青のストライプから赤のストライプに変化しますが、これは娘のポニョと同じ色の服を身につけることで、ポニョとの和解を表現したものだといいます。

元はただの人間で、若い頃は『海底二万里』に登場する潜水艦「ノーチラス号」において東洋人唯一の乗組員として働いていましたが、「海なる母」のグランマンマーレに出会って恋に落ち、海の眷属として生きる魔法使いになったとされています。グランマンマーレとの間にポニョを初めに多くの娘たちをもうけましたが、フジモト1人でグランマンマーレを独占することは許されないため、普段は彼女と離れて暮らしながら、男手一つでポニョたちを育てています。フジモト自身は人間の破壊性に愛想を尽かしており、ポニョがそんな人間界に興味を持つことに反対を示していることから、ポニョおよび彼女の妹たちからは反発心を抱かれている模様です。

海中では窒素を防ぐためにマスクのような泡で頭部を覆い、自作の潜水艦「ウバザメ号」を移動手段として利用しています。水魚などの魔物を操作できる能力や、水棲生物の侵入を妨げる結界を張る能力を持ち、海底にある珊瑚の塔で海棲生物を増やすことに取り組んでいます。元は人間だったために陸上で活動することも可能ですが、肌の乾燥を防ぐために海洋深層水を周囲に散布しながら移動することになるため、その様子を見たリサから除草剤を撒き散らす不審者だと勘違いされて、注意されていました。

カンブリア紀のような生命に満ち満ちた「海の時代」の再来を目指し、魔法で海水を浄化・精製した「生命の水」を抽出して珊瑚の塔にある井戸に貯蔵していましたが、作中ではその「生命の水」を浴びて強大な魔力を得たポニョが塔から逃げ出してしまいます。人間の姿になったポニョが、強大な魔力で地球に月を引き寄せるなどの危機をもたらしていることに頭を抱えることになりました。グランマンマーレにポニョをこのまま人間にすればいいと言われたとき、人間に対する嫌悪感があったためにためらったものの、それ以外に解決方法はないと考え、リサを探しにきた宗介とポニョを水の底に沈んだ「ひまわりの家」に連れていきました。

そのときに、たとえポニョが魚であっても好きな気持ちに変わりはないと答えた宗介にポニョを託すことを決め、握手をして別れました。ポニョからは「悪い魔法使い」と言われていましたが、「ひまわりの家」にいる老人たちからは悪い人ではないと言われており、実際にはただ落ち着きがなくて不器用なだけの優しい人物です。

フジモトの声優は所(ところ)ジョージさん

そんなフジモトの声を担当するのは、ティヴィクラブに所属する所ジョージさん。1955年1月26日生まれで、埼玉県所沢市出身。身長は172cm。自身を「シンガーソングコメディアン」と称してミュージシャン兼コメディアンとして芸能界入りを果たしました。その後、日本を代表するタレントの1人として複数の冠番組を持つなど、幅広い活動を展開しています。声優としては、「トイ・ストーリーシリーズ」のバズ・ライトイヤー役、『ザ・シンプソンズ MOVIE』のホーマー・シンプソン役の吹き替えなどを担当した経験があります。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その6:ポニョの母親 グランマンマーレ

グランマンマーレは、ポニョの母親。海全体の女神のような「海なる母」で、美しい容姿のままいつまでも年をとることはありません。自分の大きさを人間サイズから大型船より大きなサイズまで自由に変えることができ、海中で光り輝きながら移動する姿を目にした「小金井丸」の船長の耕一や他の船員からは「観音様」と呼ばれていました。その正体は実はチョウチンアンコウで、フジモトの他にも複数の夫がいるとされています。

ポニョは彼女の血を引いていることから強い魔力を持っており、人間嫌いの夫のフジモトとは対象的に娘のポニョの人間に対する興味を支持していることから、ポニョによく慕われています。ポニョが穴をあけたことで均衡が崩れてしまった世界を救うため、フジモトにこのままポニョを人間にすることをアドバイスし、身元を引き受ける宗介に対して試練を与えました。

モデルは、ウィリアム・シェイクスピア作の悲劇『ハムレット』に登場する若い貴婦人オフィーリアだとされ、19世紀のイギリスの画家ジョン・エバレット・ミレーの代表作『オフィーリア』がイメージのベースになっているとのこと。

グランマンマーレの声優は天海祐希(あまみ・ゆうき)さん

そんなグランマンマーレの声を担当するのは、研音に所属する俳優の天海祐希さん。1967年8月8日生まれで、東京都台東区出身。身長171cmで、血液型はO型。元宝塚歌劇団月組トップスターで、退団後にテレビドラマ「離婚弁護士シリーズ」の間宮貴子役、テレビドラマ『女王の教室』の阿久津真矢役、テレビドラマ「緊急取調室シリーズ」の真壁有希子役など、数多くの主演を担当。声優としては『名探偵コナン 純黒の悪夢』のキュラソー役、『メアリと魔女の花』のマダム・マンブルチューク役などを担当しています。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その7:ポニョが大好きな妹 ポニョの妹たち

ポニョの妹たちは、「海なる母」のグランマンマーレと魔法使いのフジモトとの間に生まれた娘たち。姉のポニョのことが大好きな妹たちで、100くらいの数がいます。ポニョが家出をする際に、みんなで協力してそれを助けました。映画中盤では、ポニョが解放した「生命の水」の力で巨大な水魚の姿に変身し、大波になってポニョを宗介の元へと運びました。

ポニョの妹たちの声優は矢野顕子(やの・あきこ)さん

そんなポニョの妹たちの声を担当したのは、アメリカ合衆国ニューヨーク州に在住するシンガーソングライターの矢野顕子さん。1955年2月13日生まれで、青森県青森市出身。老若男女問わず幅広く支持を集めるシンガーで、世代やジャンルにこだわらない幅広い趣向で数多くの音楽を手がけています。スタジオジブリ作品では『ホーホケキョとなりの山田くん』の音楽監督を務め、さらに同作に声優として藤原ひとみ役を担当したほか、三鷹の森ジブリ美術館の短編作品『やどさがし』でも声優出演しています。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その8:「ひまわりの家」の利用者 トキ

トキは、デイケアサービスセンター「ひまわりの家」の利用者。短い白髪と高い鼻、そして鋭い目つきが特徴的な女性で、普段は移動で電動車椅子を利用しています。あまり周囲に馴染もうとせず、何かにつけて他の利用者や宗介に対して文句を言っていますが、根は優しい人物で、口にはしないだけで他の利用者と同じように宗介のことを孫のように大切に思っています。

水が苦手なようで、宗介が連れてきたポニョと初めて出会ったときに「人面魚だ。津波が来る」と口にし、「人面魚」とバカにされたことに怒ったポニョから水鉄砲を当てられて大騒ぎしていました。映画終盤では宗介に対して「フジモトに騙されちゃダメ」と忠告し、水に当たっても我慢して宗介とポニョを守ろうとしました。実は宮崎駿監督の母親がモデルになっています。

トキの声優は吉行和子(よしゆき・かずこ)さん

そんなトキの声を担当するのは、俳優・エッセイスト・俳人の吉行和子さん。1935年8月9日生まれで、東京都出身。血液型はB型。高校在学中に劇団民藝付属水品研究所に入所し、1957年に舞台「アンネの日記」のアンネ・フランク役に抜擢されて主役デビュー。俳優として映画『おくりびと』の 山下ツヤ子役、映画『東京家族』の平山とみこ役などを担当してきました。スタジオジブリの長編アニメーション作品では、他にも『思い出のマーニー』のばあや役を担当しています。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その9:「ひまわりの家」の利用者 ヨシエ

ヨシエは、デイケアサービスセンター「ひまわりの家」の利用者。いつもピンク色の服を身につけているかわいらしいおばあちゃんで、宗介のことを実の孫のように可愛がり、周りから浮いているトキに対しても優しく接しています。映画後半では、水に沈んだ「ひまわりの家」の庭を楽しそうに走り回っていました。

ヨシエの声優は奈良岡朋子(ならおか・ともこ)さん

そんなヨシエの声を担当するのは、劇団民藝に所属する俳優の奈良岡朋子さん。同劇団の法人取締役および劇団共同代表を務めています。1929年12月1日生まれで、東京都文京区出身。身長156cmで、血液型はAB型。1948年に民衆芸術劇場付属俳優養成所に1期生として入所し、1954年に上演された『煉瓦女工』で初めて主役を演じました。他にもこれまでに、映画「釣りバカ日誌シリーズ」の鈴木久江役、映画『鉄道員』の加藤ムネ役などを担当。『おしん』や『篤姫』などのナレーションも担当しています。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その10:「ひまわりの家」の利用者 カヨ

カヨは、デイケアサービスセンター「ひまわりの家」の利用者。短い茶髪の女性で、同じく「ひまわりの家」を利用しているヨシエとよく行動を共にしています。若い頃は実はキャリアウーマンであった様子。他の利用者同様、宗介のことをよく可愛がっており、映画後半では水に沈んだ「ひまわりの家」の庭を楽しそうに走り回っていました。

カヨの声優は左時枝(ひだり・ときえ)さん

そんなカヨの声を担当するのは、ファザーズコーポレーションに所属する俳優の左時枝さん。1947年3月27日生まれで、富山県出身。身長159cmで、血液型はO型。11歳の頃、1958年に公開された映画『荷車の歌』の少女時代のオト代役で俳優デビューを果たしました。 他にもこれまでに、テレビドラマ「刑事・鬼貫八郎シリーズ」の鬼貫良子役、映画『夢千代日記』の木浦晴子役、映画『武士の一分』の滝川つね役などを担当しています。姉は、同じく俳優の左幸子(ひだり・さちこ)さん。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その11:赤ん坊を連れた女性 婦人

婦人は、宗介とポニョと出会った子連れの女性。街が海に沈んでしまったあと、宗介とポニョがリサのいる「ひまわりの家」に向かっている途中で出会いました。おっとりとした雰囲気の女性で、昭和30年代風のファッションと黄色の日傘が印象的です。

婦人の声優は柊瑠美(ひいらぎ・るみ)さん

そんな婦人の声を担当するのは、ファザーズコーポレーションに所属する俳優の柊瑠美さん。1987年8月1日生まれで、東京都葛飾区出身。身長155cmで、血液型はA型。6歳から子役としての活動を開始し、1999年放送の連続テレビ小説『すずらん』では、ヒロイン・常盤萌の少女時代を演じました。他にもテレビドラマ『野ブタ。をプロデュース』の蒼井かすみ役、テレビドラマ『赤い糸』ののぞみ役などを担当。スタジオジブリ作品では、他にも『千と千尋の神隠し』の荻野千尋役、『コクリコ坂から』の広小路幸子役として声優出演しています。

『崖の上のポニョ』キャラクター紹介その12:「ひまわり園」の園児 クミコ

クミコは、「ひまわり園」に通っている園児の1人。勝気な性格で、おしゃれが大好きな女の子。同じ園に通っている宗介のことが気になっていますが、ポニョとは気が合わず、映画中盤でバカにされたことを怒ったポニョから顔面に水を吹きかけられた際、せっかくの新しい服がびしょ濡れになってしまったことから大声で泣き出してしまいました。嵐で町が沈んでしまったときには既に立ち直っており、船に乗って避難所に向かっている最中に、宗介とポニョが一緒に乗っているボートを見かけて声をかけていました。

クミコの声優は平岡映美(ひらおか・えいみ)さん

そんなクミコの声を担当するのは、プラチナムプロダクションに所属する俳優・ファッションモデルの平岡映美さん。1998年11月6日生まれで、東京都出身。身長157cmで、血液型はA型。劇団で俳優として活躍していた両親の元に生まれ、4歳の頃から俳優・モデル・声優などとして幅広く活動してきました。俳優としてこれまでに、映画『大停電の夜に』のじゅんな役、テレビドラマ『結婚できない男』の中川ゆみ役、テレビドラマ『映像研には手を出すな!』の内野部マネージャー役などを担当しています。

『崖の上のポニョ』は動く絵本のような魅力を持った名作!

ここまで『崖の上のポニョ』の登場人物に関して、声優情報も交えてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

『崖の上のポニョ』は、まるで動く絵本のような手書きのあたたかな画面に、元気なキャラクターたちが登場しているのが魅力的ですよね。ぜひ、これを機会に本作をご覧になってみてくださいね。

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