【進撃の巨人】ケニー・アッカーマンはリヴァイの育て親!彼にまつわる11の知識を紹介!

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諫山創さんによるダークファンタジー漫画作品『進撃の巨人』。人類を捕食する謎の「巨人」が存在する世界を舞台に、かつて母親を巨人に捕食された主人公エレン・イェーガーが、巨人を駆逐するために戦い続ける物語が展開されます。そんな本作に登場するケニー・アッカーマンに関して、詳しくご紹介していきます!

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目次

『進撃の巨人』とは?

『進撃の巨人』は、強大な力を持った巨人と人類による戦いを描いた少年漫画作品。作者は、これが初連載作品となった諫山創(いさやま・はじめ)さん。デビュー作の読み切り版を原型にしてつくられた連載作品で、2009年10月号(創刊号)より講談社発行の月刊少年漫画雑誌「別冊少年マガジン」にて連載がスタートし、2021年5月号に掲載された第139話「あの丘の木に向かって」で完結を迎えました。2019年12月の時点で累計発行部数は1億部を突破しており、講談社発行の漫画作品の中でその大台を突破したのは「金田一少年の事件簿シリーズ」に続いて2作品目になります。

2011年に刊行されたスピンオフ小説以降メディアミックスはさまざまな形で展開され、コミックスの売上にも大きく火をつけたテレビアニメは、2013年に第1期が放送されてから第4期「The Final Season」Part.1まで放送され、2022年1月からはその続きが放送される予定です。この他にも、キャラクターイメージソングCDやゲームなどが発売されたほか、2015年には前後篇2部作となる実写映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』も公開されました。

物語のあらすじ

「残酷な世界」を描いた今作の舞台となるのは、巨大な三重の壁の内側に築かれた生活領域。この世界には人類を捕食してさまよう謎の「巨人」が存在し、その脅威から自分たちの命を守るために、人々はその内側で生活をしていたのでした。「超大型巨人」による襲撃を受けたことでその壁が破られてしまった日、外からやってきた巨人に母親を捕食された主人公の少年エレン・イェーガーは、いつか巨人を駆逐するという火のような怒りを胸に、壁外調査を任務とした型破りな集団「調査兵団」に入団します。

エレンたちは巨人の正体について何も知りませんでしたが、物語の中で調査兵団を中心としたキャラクターたちが活躍するにつれ、人々が恐れていた巨人の正体は実は元は「エルディア人(またはユミルの民)」と呼ばれる人間であり、「パラディ島」と呼ばれる島に住んでいたエレンたちもまたその民族の一部であったことが明らかとなります。物語の途中までエレン自身は思い出すことができずにいましたが、エレンもまた実は父親のグリシャ・イェーガーから、知性を維持したまま特別な力を振るうことのできる巨人「進撃の巨人」と「始祖の巨人」を継承した立場にありました。

エルディア人はその圧倒的な巨人の力で他民族を蹂躙して回っていた過去から、世界中の人々からの憎しみを受ける立場にありました。物語中盤までどうやって巨人の脅威に立ち向かうかを考えていたエレンたちは、それからは海外の人々を相手にどうやって生き延びていくかを考えざるを得なくなるのです。

ケニー・アッカーマンとは?

そんな本作に登場するケニー・アッカーマンは、中央第一憲兵団内にある対人立体機動部隊の隊長を務める人物。誕生日は2月4日。身長190cmで、体重120kg。かつてパラディ島の壁内にある王都ミットラスで、100人以上もの憲兵の喉を裂いて殺害した大量殺人鬼で、「切り裂きケニー」という異名で呼ばれて都市伝説化した存在となっていました。

性格は冷酷で残忍ではあるものの、観察力と思考力に優れ、自分のしている行動の意味を問う冷静さを持っています。一方で、クレイジーでエキセントリックな言動も多く、追い詰められて命乞いをしたときには「今度はちゃんと寝込みを襲いますからぁぁぁ!!」と叫んだこともありました。調査兵団兵士長を務めるリヴァイの母方の伯父にあたり、一時的に母親を失った幼いリヴァイの面倒を見ていたこともありました。

ここからは、そんなケニー・アッカーマンに関する知識の数々をご紹介していきます!

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その1:声優は山路和弘(やまじ・かずひろ)さん

ケニー・アッカーマンの声を担当する山路和弘さんは、劇団青年座演技部に所属する俳優・声優・ナレーター。1954年6月4日生まれで、三重県伊賀市出身。身長172cmで、血液型はA型。趣味は乗馬で、特技にはダンスやトランペット演奏があります。妻は、『進撃の巨人』のハンジ・ゾエ役、『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリック役などで知られる声優・俳優・歌手の朴璐美(ぱく・ろみ)さん。

1977年に青年座研究所に第一期生として入所し、1979年に劇団青年座に入団してから俳優として舞台やミュージカルのほか、テレビドラマや映画などでも幅広く活躍し、声優としても非常に多くの海外作品で吹き替えを担当してきました。声優として活動し始めたのは34〜35歳頃からで、とあるテレビ局のプロデューサーから演技力を気に入られて声をかけられたのがきっかけ。海外作品ではアクション俳優のジェイソン・ステイサムさんの演じた役の吹き替えで特に有名で、アニメ作品では『PSYCHO-PASS サイコパス』の雑賀譲二役、『ワンパンマン』のシルバーファング/バング役、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)』のマトリフ役などで有名です。

『進撃の巨人』のケニー・アッカーマン役に関しては、総監督を含めた全てのスタッフの満場一致で起用に至っています。原作者の諌山創さんは、山路和弘さんが吹き替えを担当した映画『ウォッチメン』のキャラクター・ロールシャッハから強い影響を受けていて、『進撃の巨人』に登場する調査兵団兵士長のリヴァイは、実はロールシャッハを演じたときの山路和弘さんの声と役柄がモデルになって生まれたキャラクターだったのでした。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その2:キャラクターのモデルは『グランド・セフト・オートV』のトレバー・フィリップス

公式ガイドブック『進撃の巨人 ANSWERS』に掲載された諫山創先生へのインタビューで、『グランド・セフト・オートV』というゲームにハマった際にトレバー・フィリップスというキャラクターが気に入り、こんなキャラクターを描いてみたいと思ったことがケニー・アッカーマンというキャラクターが生まれるきっかけになったと明かされています。ただクレイジーだというわけではなく、傍目から見ればおかしな行動をしていても、その人自身は普通のことをやっているような感覚にあるようなキャラクターを目指したそうです。

『グランド・セフト・オートV』は、2013年にアメリカ合衆国のロックスター・ゲームス社より発売されたオープンワールド型のクライムアクションゲーム。「グランド・セフト・オートシリーズ」の第11作目にあたります。ケニー・アッカーマンのモデルとなったトレバー・フィリップスは、本作の主人公の1人で、禿げ上がった頭と薄汚い服装が特徴的な典型的なプアホワイトの中年男性。現在は麻薬や銃器の密売を行う非合法企業「トレバー・フィリップス工業」を経営しており、薬物を常習し、殺人をはじめとした犯罪を日常的に繰り返すような残忍かつクレイジーな性格ですが、一方で自身を対等な存在として扱う者に対しては非常に義理堅く、情に厚い一面を見せることもあります。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その3:ケニーの属するアッカーマン一族とは?

ケニー・アッカーマンの属するアッカーマン一族は、エルディア人の王家「フリッツ家」に仕えていた武家の一族です。アッカーマン一族は本家と分家に分かれていて、ケニー・アッカーマンや彼の甥にあたる調査兵団兵士長のリヴァイ・アッカーマンなどは本家、本作のヒロインであるミカサ・アッカーマンや彼女の父親などは分家の血筋です。アッカーマン一族は一般人よりも非常に身体能力に長け、あるとき突然「力に目覚めた感覚」を覚えたことをきっかけに、恐ろしいほどのパワーが身体の内側からわいてきて、何をどうすればいいのかを全て把握することができるようになります。

かつては王政の懐刀であったはずのアッカーマン一族は、約100年前からパラディ島の壁内で厳しい迫害を遭うようになりました。その理由は、アッカーマン一族が当時の王の考えに異を唱えたことにあります。約100年前、第145代目の王カール・フリッツは可能な限りのエルディア人を率いて海外からパラディ島へと移住し、そこに巨大な三重の壁を築きました。カール・フリッツはその壁内で、全ての巨人の頂点に立つ「始祖の巨人」の力を用いることで人々の記憶を改竄し、過去の歴史を根絶することで一糸乱れぬ平和を実現しようと考えました。

この「始祖の巨人」の力の影響を受けるのはエルディア人のみで、それを受けない少数民族の中にアッカーマン一族は含まれていたのでした。アッカーマン一族は、他の少数民族であった東洋の一族と一緒に当時の王の意向に背いたことで、王による力の影響を受けない者たちとして恐れられ、王政からの激しい迫害を受けることになったのでした。一族が根絶やしとなる寸前まで行き着きましたが、後述する出来事をきっかけにケニーが壁内王家の一員ウーリ・レイスに協力することを決めて王政側についたことで、その迫害はようやく収まったのでした。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その4:妹は娼婦のクシェル・アッカーマン

ケニー・アッカーマンの妹であるクシェル・アッカーマンは、兄のケニーと生き別れてしまったあと、再び出会えたときには壁内の地下街にある娼館で「オランピア」の源氏名で働いていました。娼館の客との間に子どもを身ごもり、ケニーが何を言っても出産することを決断。それで産まれたのが、後に「人類最強の兵士」として讃えられることになる調査兵団兵士長リヴァイ・アッカーマンでした。

それから時を経てケニーが再び会いに行ったときには、クシェルは娼館の客から移されてしまった病気で身体が弱り、家のベッドに横たわったまま骸骨のように痩せ細った状態で死亡していました。その家の片隅に座り込んでいた幼いリヴァイに出会ったケニーは、クシェルが自分の息子に「アッカーマン」という苗字を教えなかった意図を察し、このときに自分の苗字はもちろん親族関係にあることすらも教えず、クシェルの知り合いとして「ただのケニーだ」と名乗ったのでした。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その5:実は調査兵団兵士長のリヴァイの育て親

ケニーは痩せ細った状態にあった幼いリヴァイを引き取り、少なくとも妹のクシェルのような最期を迎えることはないよう、地下街で生き延びていくための術を教え込みました。ケニーからナイフの扱い方や身の振り方などを学んだリヴァイは、子どもの自分よりもずっと身長の高い大人の男性をも叩きのめすことができるほどに逞しく成長していきました。

ケニーは幼いリヴァイを見殺しにできるほど人を捨てたわけではないが、親代わりになれるほどできた人間ではないとして、リヴァイが1人でも生きていけるほどに成長したと判断した後は、何も言わずに彼の前から姿を消しました。それからしばらく経って再会したときには敵味方に分かれてしまうことになりましたが、ケニーはリヴァイのことを「俺の誇りだ」と語り、戦いの中でリヴァイが予想外の反撃をした際には「俺の夢が遠のいちまう」と口にしながらも嬉しそうにしていました。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その6:ウーリ・レイスと身分の違いを超えた友人関係を築く

ケニー・アッカーマンは、アッカーマン一族に生まれた自分を嗅ぎまわってくる憲兵たちを度々返り討ちにしたことから、「切り裂きケニー」という異名で呼ばれるようになりました。祖父からアッカーマン一族がこれほどまでに迫害される理由を聞いたケニーは、それ以後アッカーマン一族の積年の恨みを晴らすという名目で王政に対抗していくことになります。

議会関係者からの情報で、パラディ島の壁内の真の王家は地方貴族のレイス家だと知ったケニーは、その当主であるロッド・レイスと弟のウーリ・レイスを暗殺するためにレイス家領地を襲撃します。しかし、「力こそが全てだ」という信条を持っていたケニーは、ウーリの持つ「始祖の巨人」の力で返り討ちにされてしまった際、この世界に自分より強い人間がいるとは思わなかったと強く動揺してしまいます。

ロッドは「始祖の巨人」による記憶改竄を受けることのないアッカーマン一族のケニーを恐れ、すぐに殺すように主張しますが、ウーリはケニーを殺害するどころか、これまで王政がアッカーマン一族にもたらしてきた迫害の歴史に関する謝罪を行いました。常人では到底敵わないような圧倒的な力を持ちながらも、自分のような下賤の人間に対して頭を垂れたウーリの姿を見て自分の価値観が大きく揺らいだのを感じたケニーは、王政と敵対することをやめ、ウーリに協力することを決めました。こうして、アッカーマン一族への迫害は終わったのでした。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その7:中央第一憲兵として暗躍

パラディ島の壁内の兵団には「調査兵団」「駐屯兵団」「憲兵団」という3つの組織があり、調査兵団が壁外調査を、駐屯兵団が壁の補強や警護を担う一方で、憲兵団は城壁内での警察業務や王の近衛兵の役割を担っています。中央第一憲兵団は「王都の憲兵」とも呼ばれる王政直轄の組織で、制服は他兵団と共通しているものの、王政直轄の極めて機密性の高い指揮系統が構築されているために兵団相互の協調関係は皆無に等しく、干渉を受けることもありません。

その存在の独立性は、憲兵団師団長であるナイル・ドークからすらも、何を考えているのかわからないと思われるほど。王都以外の場所で公に活動することは殆どなく、王政の権威を揺るがしかねないような情報の隠蔽や王政に楯突く者の暗殺など、表には出すことのできない治安維持や情報調整などを行う秘密警察めいた役割を担っています。

壁内の真の王家の一員であるウーリ・レイスに協力すると決めたあと、ケニー・アッカーマンは中央第一憲兵の一員として王政の汚れ仕事を担うようになりました。作中では、議会からの命を受けて王家の穢れを清めるべく、ロッド・レイスの妾であったアルマ、そして2人の間に生まれたヒストリア・レイスを殺害しようとしましたが、アルマをナイフで手にかけた後に、ロッドからの提案でヒストリアだけは「クリスタ・レンズ」という名前に変えて慎ましく生きるという条件で生きたまま見逃すことになりました。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その8:対人立体機動部隊隊長に就任

ケニー・アッカーマンと身分の違いを超えた奇妙な友人関係を築いたウーリ・レイスは、ロッド・レイスと彼の正妻との間に生まれた長女フリーダ・レイスに「始祖の巨人」の力を継承して、この世を去ります。「この世界はそう遠くない未来、必ず滅ぶ。そのわずかな人類の黄昏に、私は楽園を築き上げたいのだ」と言ったウーリの平和思想をケニーは全く理解できませんでしたが、ウーリから「始祖の巨人」の力を受け継いだフリーダも似たようなことを口にしているのを見て、たとえ自分のような生き方をしてきた人間であっても、その巨人の力を手に入れさえすればウーリと対等な景色を見ることができるのではないかという想いを抱くようになります。

その頃から、「始祖の巨人」の力を手に入れてこの世界を盤上からひっくり返すという夢を抱くようになったケニーは、それを実現するために議会に働きかけて、調査兵団の対抗組織という名目で、中央第一憲兵団の中に秘密特殊部隊「対人立体機動部隊」を創設します。壁内の未来を憂いていた隊員たちは自分たちの存在意義を見出すことができずにいましたが、ケニーは「大いなる夢」を語ったことで彼らから敬意を表され、信頼を寄せられるようになりました。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その9:「夢」は実現しないと知り驚愕

王政へのクーデターを企てる調査兵団と、王政を維持しようとする憲兵団との対立が激化するなか、ケニー・アッカーマン率いる対人立体起動部隊は憲兵団側で戦いに身を投じます。ロッド・レイスからの指示を受けたケニーは、調査兵団からエレン・イェーガーとヒストリア・レイスを奪って、当初の予定通りにレイス家礼拝堂の地下にある洞窟に運び込むことに成功します。

ウーリ・レイスからフリーダ・レイスが継承した「始祖の巨人」は、その後、エレンの父親であるグリシャ・イェーガーに奪い去られ、グリシャはその力を息子のエレンへと継承させました。グリシャによって正妻との間に生まれた子どもたちを全員殺害されてしまったロッドは、唯一生き残っていた妾の子であるヒストリアを巨人化させ、エレンを捕食させることで、彼の保有する「始祖の巨人」の力をヒストリアに継承させようとしていました。

ケニーの計画では、この機に乗じて自分が「始祖の巨人」の力を手に入れるはずでしたが、ロッドから王家の血を引く者でなければ「始祖の巨人」の力は真価を発揮することができないと聞かされ、ケニーは愕然とします。自分の気持ちを知りながら散々利用してきたロッドに対してケニーは怒りを露わにしますが、「お前は自由だ…。他の生き甲斐を探して長生きしろ」というロッドの言葉を受けてそれも萎え、せめて腹いせとばかりに巨人化したエレンとヒストリアを対決させようと試みます。

エレンが巨人化して拘束を解かれたら継承も上手くいかなくなると焦ったロッドは、ヒストリアにすぐに注射を打って巨人化するように求めます。しかし、ヒストリアはその薬を打つ直前で、これ以上自分を他人の道具にされてたまるかと巨人化することを拒否。ロッドは床に叩きつけられた巨人化薬をなめて巨人化しますが、その巨人は地下空間には到底収まりきらないほどのサイズだったため、ケニーと対人立体機動部隊の部下たちは洞窟の崩落に巻き込まれてしまうことになりました。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その10:皆、何かの「奴隷」に過ぎなかったと気づいた最期

対人立体機動部隊の部下たちは洞窟の崩落に巻き込まれて全滅しましたが、隊長のケニー・アッカーマンだけは致命傷を負いながらも脱出することができました。ケニーは死に近づいていくなか、今ならなぜウーリが自分に頭を下げたのかわかったような気がしました。酒、女、神様、一族、王様、夢、子ども、力……、この世界に生きる者は皆なにかに酔っ払わなければやっていられず、ウーリでさえも何かの奴隷にすぎなかったのだと気づいたのでした。

木にもたれたまま動けずにいたケニーを発見したリヴァイは、ケニーは自分の母親にとっての何だったのか、なぜあのとき幼い自分の元から去っていったのかと、長年ずっとわだかまりとして抱えてきた疑問を口にします。ケニーはリヴァイの母親の兄だったと答え、自分は親代わりになれるような人間ではなかったと正直な想いを口にします。そして、本来なら自身の延命に使えたはずの巨人化薬をリヴァイの胸に押しつけるようにして託し、息を引き取ったのでした。

『進撃の巨人』ケニー・アッカーマンの知識その11:リヴァイに託した巨人化薬は後に大きな役割を果たすことに

ケニー・アッカーマンがリヴァイに託した巨人化薬は、後に物語で重要な役割を果たすことになりました。「マーレの戦士」の1人であったベルトルト・フーバーの保持する「超大型巨人」の力を継承させる際、瀕死の状態にあった調査兵団13代団長のエルヴィン・スミスか、エレン・イェーガーの幼馴染で調査兵団の一員でもあったアルミン・アルレルトのどちらに巨人化薬を打って延命させるか、リヴァイはその決断を迫られます。

リヴァイは人類を救える方を生かそうと考え、最初はエルヴィンの方に巨人化薬を打とうとしました。しかし、その時にケニーの口にした「みんな何かに酔っ払ってねぇと、やってらんなかったんだな…」という言葉を思い出し、エルヴィンとアルミンの両方が中身は違えど「夢」を抱いていることを想起し、調査兵団団長として多くの団員たちを死に導いてきてしまった地獄からエルヴィンを解放させてやりたいという想いから、アルミンに「巨人化薬」を打って「超大型巨人」を継承させる決断を下すことにしたのでした。「超大型巨人」の力を継承したアルミンは、物語の終盤まで活躍していくことになります。

ケニー・アッカーマンは「力」こそが全てであった人物

ここまでケニー・アッカーマンに関するさまざまな知識をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

「切り裂きケニー」というクレイジーな異名を持ちながらも、人情に厚く、自分の行動に問いを持ちながら生きてきたケニーは非常に魅力的なキャラクターでしたよね。ぜひこれを機会に原作漫画はもちろんのこと、テレビアニメの方でもケニーの魅力にふれてみてくださいね。

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