マギ主要キャラの元ネタをまとめてみた!

マギのキャラクターたちの多くは、『千夜一夜物語』から取られています。名前だけではなくストーリーに沿って引用されているキャラもいるようです。面白かったのでまとめてみました。

アラジン

巨大なジンが宿る笛を持つ謎の少年。他のジンが潜む金属器を探し、旅をしている。

「~なのかい?」「~しておくれよ」などの少々大人びた風を交えた口調で話す。

無邪気で純粋だが思慮深く、争いを好まない性格。

「マギ」と呼ばれる稀有な存在であり、杖を媒介してルフの持つ魔力を集めて攻撃に用いたり、所持している笛に宿るジン「ウーゴくん」を実体化させるなどの能力を持つ。

アラジンと魔法のランプ

『アラビアン・ナイト』(千夜一夜物語)として最も有名な物語のひとつ。

中国で母親と貧乏暮らしをしていたアラジンが叔父を騙るマグリブ出身の魔法使いにそそのかされて、穴倉の中にある魔法のランプを手にしたところから物語が始まる。

そのランプを擦ると魔神があらわれた。魔神はランプを擦った者の願いを叶える力があり、アラジンはその力を使って大金持ちになり、皇帝の娘と結婚する。

しかし、魔法使いは魔法のランプを奪い取り、アラジンの御殿ごと皇帝の娘をマグリブに連れて行ってしまう。だが、アラジンは指輪の魔神の力を借りるなどして、魔法使いから魔法のランプを取り返す。

アリババ

迷宮(ダンジョン)攻略を目指し、一攫千金を夢見ていた少年。

無垢なアラジンに財産や要領の重要性を語ってみせていたが、その実は困っている人を見捨て切れない優しさを持つ人徳者であり、そこをアラジンに気に入られる。

安定した職も身分も無いただの放浪少年のようだが、今では南方の少数民族しか用いないとされる難解なトラン語を解読出来たり、身分ある者が指導によって身につける独特の王宮剣術をこなしてなかなかの剣術を見せるが……。

お調子者で臆病なところもあるが、いざというときは誰かのために身を投げ出すことを厭わない、自身より他者を思いやれる優しい心の持ち主。ただし、モテない。

まだ若い身であるものの、様々な場所で出会った、彼を慕う仲間は徐々に増えており、人望は厚い。

アリババと40人の盗賊

『アリババと40人の盗賊』は、イスラム世界に伝わっている物語の一つである。一般には『アラビアンナイト』(千夜一夜物語)の中の一編として認識されることが多いが、『アラビアンナイト』の原本には収録されていなかった。

ペルシャに住む、野心が無く控えめな性格で貧乏だが、真面目で働き者の青年。

ある日出かけた森で盗賊のアジトを見つけ財を得る。

その後、盗賊に命を狙われるが、女奴隷のモルジアナの機転により難を逃れる。

盗賊の財宝により生涯幸せに暮らした。

ちなみに兄の名前はカシム。

モルジアナ

狩猟民族ファナリス出身の赤髪の少女。

アリババを始めとする仲間たちの役に立ちたいと言う思いが強く、そのための努力を怠らない。

そうした理由から、和やかな場面で女の子扱いされることは嫌いではないようだが、最初から守られる立場と見なされて戦力外として置いて行かれることは好まない。そのような場面では苛立ちから、地面を踏み砕き感情を露わにして主張することがある。

後にアリババの眷属として目覚めたこともあって、自分はアリババの仲間にして忠実なる従者という誇り高い意識はますます強くなっているようだが、逆にその「従者」という立場、奴隷だったという引け目もあって、その感情は複雑なものとなっているようだ。

アリババと40人の盗賊

アリババと同じ元ネタから。奴隷であったという身の上や、最終的にアリババの従者になるところまでストーリーがなぞらえられている。

シンドバッド

シンドリア国王にして七海連合の長。王として自国に私心を砕いており、その才量から国民から慕われている。

が、酒癖と女癖は最悪で、無自覚ジゴロな事から「七海の女ったらし」とも。

練紅玉からは恋心を抱かれている。

アラジンを始めとした若者から「おじさん」と呼ばれていることを、実は密かに気にしているらしい。

シンドバッドの冒険

バクダッドに住む商人。

若い頃は船乗りで、同時に七回に渡る航海で様々な冒険を経験した。

名前はアラビア語で「インドの風」を意味し、インド洋航路の交易網を舞台に活躍したイスラム商人の群像を象徴する人物として、命名されたとされる。

スピンオフのタイトルにもなっていますね。

ハールーン・アル=ラシード

千夜一夜物語自体の元ネタになった人。アッバース朝第5代カリフ。

その治世はアッバース朝の最盛期にあたり、「千夜一夜物語」などで全盛期のアッバース朝に君臨した帝王として語り継がれている。

アラビアン・ナイトの中には彼が現れて重要な役割を果たす物語が50あまり収められている。

785年に即位した兄ハーディーは、即位1年で急死したため、786年に20才でカリフに即位した。

過去3度にわたり行われた東ローマ帝国に対する親征でいずれも勝利を収め、アッバース朝の勢力は最盛期を迎えた。

文化の面では学芸を奨励し、イスラム文化の黄金時代の土台を築いた。

ジャーファル

シンドリア王国、八人将の一人。政務官。

シンドバッドの第一の側近にして眷属であり、八人将の中でも最古参の域に入る。

穏やかな性格の常識人だが、怒らせると怖い。

やや心配性気味で、ボケの多い周囲に仕事の絶えないツッコミ役。

ジャアファル・アル・バルマキー

アッバース朝第5代目カリフ、ハールーン・アル=ラシードに仕えた実在の宰相。

バルマク家一問の中で最もカリフ(王)に愛されたとされる寵臣。

身分を隠してバグダードの街を微行する気さくな主従として描かれ、民衆からの人気が高かったことを窺わせる。『千夜一夜物語』でも没したジャアファルを悼み嘆く民衆の話が存在する。

マスルール

シンドバッドの従者で、シンドリア八人将の1人。無口で無表情かつ無愛想。王や先輩への喋り方は主に「~っスね」などの敬語だが、口にする意見は意外と遠慮が無い。

小さい頃は、レーム大陸で流行している格闘競技の剣闘士として戦う奴隷・剣奴だった。

戦闘民族ファナリスの末裔で、一蹴りで大多数をなぎ倒すほどの驚異的な身体能力をもつ。後に同族のモルジアナの師匠役となり、偶に少し意地悪な冗談を言うなど兄のように接している。

マスルール

ハールーン・アル=ラシードの側近にいた死刑執行官で黒人系の宦官、奴隷。

通称はアブー・ハーシム(返報の剣士)。

体格巨大、抜群の腕力を持っていた。ハールーンの幼時から側近におり、日夜、その側を去らず、ハールーンが誰かに対して激怒すると、マスルールは直ちに剣を抜いて、その者の首をはねたとも言う。

名前の由来は「幸福」、「喜び」だが、これは職務内容の反語として使われているらしい。

実在の人物だが千夜一夜物語にも出てくる。

シャルルカン

シンドリア王国、八人将の一人。

浅黒い肌に、後れ毛を後ろで結った銀髪の持ち主

軟派な風貌で酒好き。勤務外は仕事しない主義と言い切り、たとえ上から仰せつかった弟子の指導でさえも、勤務時間が過ぎれば途中であろうと切り上げて飲みに行く程。

その一方、実力は確かであり、凄まじい剣術の持ち主。

オマル・アル・ネマーン王とそのいみじき二人の王子シャールカーンとダウールマカーンとの軍物語

ネマーン王の息子。剣・弓・槍を持てば並ぶものなく、数々の武勲で世に知られた勇猛な王子。シャールカーンとも呼ばれる。

名前の意味は「敵を滅ぼす者」。

千夜一夜物語の第44~145夜に出てくる。