乱歩奇譚を原作と比較してみた

原作はあの「江戸川乱歩」というノイタミナ制作の今期アニメ・乱歩奇譚 Game of Laplaceの1~2話の事件・登場人物を原作と比較しました

江戸川乱歩とは

創作活動初期は、「D坂の殺人事件」、「心理試験」など、いわゆる本格派と呼称される短編を執筆し、日本人の創作による探偵小説(推理小説の意。1955年(昭和30年)頃まではこの呼称が一般的であった)の基礎を築いた。トリックや題材に欧米の諸作からの影響を感じさせるが、単なる模倣でなく乱歩の独創性が活かされている。

乱歩は探偵小説の本道というべき本格派を志向していたが、それらの作品は大衆からあまり評価されなかった。大衆は幻想・怪奇小説、犯罪小説に分類できる変格ものと称される作品を好んだ。「赤い部屋」「人間椅子」「鏡地獄」などが代表的な変格ものといえる。

コバヤシ少年

アニメ設定

男子中学生。幼い頃から女の子に間違われるほどの可愛らしさ

他人に無関心。アニメの登場人物は彼が興味がない人物はシルエットだけで描写される

人間椅子事件でアケチと出会い助手になることを志願アケチを驚かせることを条件に出されそれに合格

助手になった後も勝手な捜査を行う

原作

少年探偵団の団長。本名は小林芳雄。『吸血鬼』で明智小五郎の弟子として初登場

子供ではあるが、明智から拳銃の撃ち方を習っており、自動車の運転まで行う。

その最も有名な特技は変装術、特に女装であって、二十面相やその部下たちを尾行するためにくりかえし用いた。

アケチ

アニメ設定

宮内庁公認・特定未成年に指定されている男子高校生。17歳

入学試験でオール100点を達成するほどの天才的な頭脳を持ち身体能力も高い

事件解決を条件に政府から不登校許可を得ているが、興味をもった事件以外には関わらない

そのために高校には一度も通っていない

自室に土足で入られることを嫌いコーヒーを好む

原作

『D坂の殺人事件』で初登場。

バコ屋の二階に間借りしており、喫茶店で冷やしコーヒーを嗜む、定職を持たない貧窮書生であった。服装には無頓着で、木綿の着物によれよれの兵児帯、髪はモジャモジャ。にこにこといつも笑顔を絶やさず、痩せ型で、変に肩を振る歩き方をし、興奮するとモジャモジャの髪を掻き回す癖がある1936年(昭和11年)に『少年倶楽部』で「少年探偵団シリーズ」が企画された際、小林少年らの後見人として、明智の名が挙がり、江戸川乱歩もこれに応じてその第一作『怪人二十面相』から明智が登場するようになった。

活動拠点も千代田区采女町の開化アパート2階に変わり、ここで「明智小五郎探偵事務所」を構えている。助手の小林芳雄を団長とする「少年探偵団」や、警視庁の中村警部に力を貸し、数々の難事件を解決する。妻は文代(ふみよ)で、彼女も「探偵としての資質は高い」と文中説明されている。

この「少年探偵団」シリーズに登場する明智は、ほぼ完璧な超人として縦横無比な活躍ぶりを見せる。髪はモジャモジャで容姿端麗。愛煙家。30歳前後の非常に印象の良い背広姿の紳士となっている

ハシバ

アニメ設定

コバヤシの友人で同級生の男子中学生。14歳。生徒会長とクラス委員を務めている。財閥の御曹司でもある

原作

羽柴壮二

羽柴壮太郎の次男。高千穂小学校5年生。花壇の中に仕掛けておいた罠で怪人二十面相を負傷させるが、運転手の松野に変装した二十面相に連れ去られてしまう。その後、観世音像と引き替えに解放された。

 羽柴家の受難は小林芳雄の活躍で完全に払拭されたが、これをきっかけに、小林少年を崇拝するようになり、学校の友達10人と少年探偵団を結成。明智小五郎が誘拐されたと知るや、明智邸に駆けつけ、みんなで明智を探そうと小林少年に提言する。

事件・人間椅子

アニメ

コバヤシ・ハシバのクラス担任がある朝死体となって発見される

その死体は首がなく、足を組まされまるで椅子を模した形のようでもあった

捜査を進めるうちにクラス担任が殺人鬼であったことが判明する

彼は自宅にいくつもの死体を椅子に加工して愛していた狂人だったのだ

原作

江戸川乱歩の著した短編小説

椅子専門の家具職人である「私」は、容貌が醜いため周囲の人間から蔑まされ、貧しいためにその悔しさを紛らわす術も持たなかった。しかし、私は職人としての腕はそれなりに評価されており、度々凝った椅子の注文が舞い込んだ。

ある日、外国人専門のホテルに納品される椅子を製作していた私は出来心から、椅子の中に人間が一人入り込める空洞を作り、水と食料と共にその中に入り込んだ。自分が椅子の中に入り込んだ時に、その椅子はホテルに納品されてしまう。それ以来、私は昼は椅子の中にこもり、夜になると椅子から這い出て、盗みを働くようになった。盗みで一財産出来たころ、私は外国人の少女が自分の上に座る感触を革ごしに感じることに喜びを感じた。それ以来、私は女性の感触を革ごしに感じることに夢中になった。やがて、私は言葉がわからない外国人ではなく日本人の女性の感触を感じたいと願うようになった。

犯人のホシノさんは「大暗室」に登場する星野真弓、担任のハナビシ先生は同じく「大暗室」の花菱ラン子が名前のモデルでしょうか

今後も乱歩作品のキャラクター達が登場するのかと思うと楽しみですね