アニメ化やゲーム化などメディアミックスが絶えない人気作品、東京喰種。今回は、東京喰種を書いている石田スイ先生についてや東京喰種の魅力や名言をわいの主観でまとめてみました!
①石田スイ先生自身について
●石田スイ先生の紹介
石田スイ先生の紹介ということなのですが、石田スイ先生自身の本名、年齢、性別、身長、体重などの一切が明かされていないのです!
現在、噂されている情報やわかっている情報を参考程度に下記にのっけておきます!
・2010年時点で24歳では?
・おそらく男性では?
・スイカが大好きで、自身のペンネーム「スイ」はスイカからとった?
・バンド「凛として時雨」の大ファンであり、アニメ化に伴ってオープニングテーマを「凛として時雨」に熱烈オファーした。
●石田スイ先生の作風・特徴
石田スイ先生の作風や特徴は代表作「東京喰種トウキョウグール」からみるのに以下の二点があげられると考えています!
・水彩画のような絵の多用
まず、一つ目が水彩画のような絵を多用している点です!東京グールと言えばカラーでのきれいさも重要な点であり、先生自身もツイッターなどで多くの画像を投稿しています。その中でも他の漫画家さんがあまり使用されない水彩画のような絵を使用することで、他の作品との差別化や東京グールの世界観を際立たせることができているのではないかと感じています!
・悲劇の描き方がうまい
二点目としてあげられるのが、悲劇の描き方です。東京グール自体、悲劇的な描写や葛藤描写が多く、少なからずそのような部分に惹かれている人は多いと思います。悲劇的な描写なのに、自然とただ悲しいと感じるだけではなく、はかない美しさなど悲劇的だからこそ感じることができる何かが石田スイ先生の作品にはあると私は感じています。
②石田スイ先生の作品の歩み
石田スイ先生の作品がどのような歩みをたどってきたのか。ここではそれを紹介していきたいとおもいます!
●漫画
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・2010 web漫画「THE PENISMAN」
・2010 ヤングジャンプ月例第113回MANGAグランプリで「東京喰種」が準優秀賞
・2011 「東京喰種」ミラクルジャンプ掲載
・2011 「東京喰種トウキョウグール」週刊ヤングジャンプ41号から連載スタート
・2014 「東京喰種トウキョウグール」週刊ヤングジャンプ42号で連載終了
・2014 「東京喰種トーキョーグール:re」週刊ヤングジャンプ46号から連載スタート
●小説
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・2013年7月 東京喰種トーキョーグール[日々]
・2014年6月 東京喰種トーキョーグール[空白]
・2014年12月 東京喰種トーキョーグール[昔日]
※小説は十和田シン先生によるもの
●その他
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・2014年10月 東京喰種トーキョーグール[zakki](イラスト集)
・2015年9月 東京喰種トーキョーグール[anime] (アニメ公式資料集)
③東京喰種の魅力とは
アニメ化やゲーム化など人気作品である東京グールですが、ここまで支持されているのはなぜでしょうか?この作品のどんなところに魅力があるのでしょうか?ここではそれを紹介していきたいと思います。
●あらすじ
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人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人喰種が蔓延る東京。平凡な大学生・金木研(通称:カネキ)は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。
どうでしょうか?カネキの人としてグールとしての葛藤がとても印象的に描かれていて、そこだけでなく、バトル要素も多く熱くなれる作品です。
●続きが気になって自分から考察したくなるストーリー
東京グールの魅力と言えば、やはり続きが気になってしまうストーリーだと思います。なんで続きが気になってしまうのかというと、やはり「どうなっちゃうの?」という展開が多くちりばめられているからです。自分自身続きが気になりすぎて単行本のみでなくヤングジャンプも読んでいます。これに伴って伏線が多くなるので、自分で考察する人も多くいるのではないかと思います。
●個性的かつ奇抜なキャラクター
次の魅力は、やはり個性的かつ奇抜なキャラクターが多くいるという点です。主人公カネキの危うさや月山のような変態チックなキャラクター、女性宅で夜通し腕立てしちゃうような亜門など、誰でも好きになれるキャラクターが一人はいると感じています。キャラの深堀をすることでその作品も深みを増していくと思うので、魅力的なキャラが多い東京グールはストーリーだけでなくキャラでも十分魅力的と感じています。
●読者を引き込ませる画力と斬新な吹き出しやコマ使い
出典:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp
最後に紹介する魅力は、画力やコマ使い、そして吹き出しの斬新な使い方です。こればっかりは読んでもらうことが一番早いと感じています。画力に関しては水彩画のような絵を含めて、とても引き込まれるような絵が多いとかんじています。さらに、ほかの作品ではあまり見られないような吹き出しの使い方、次ページへつなげるコマ使いなどが、読者をひきつけていると感じています。
④東京喰種トーキョーグールの名言紹介
最後に、石田スイ先生の代表作である「東京喰種トーキョーグール」の名言を自分の主観で紹介していきたいと思います。ぜひ読んだ際に、見つけてみてくださいね!
「この世ならざる飢えに苛まれながらも、その満たし方がわからない・・・。いや・・・『ある』。ひとつだけ・・・きっと『そう』なんだろう・・・だけど・・・『それ』をしてしまったら、僕はもうこれから・・・ヒトとして生きられないかもしれない・・・でも・・・もう他に、どうしろって言うんだよ。」
半グールになってしまった金木研が飢えに苦しむシーンにて
→半グールになってしまったカネキは人間としての自分との葛藤を表した言葉であり、カネキの根幹にある言葉であると感じます。カネキの葛藤は毎回本当に印象的です。
「僕は思う。世界が間違っているとすれば、歪めているのは・・・この世界に存在するものすべてだ。」
金木が亜門と対峙している際のシーンにて
→亜門は世界をゆがめているのはグールだといいますが、人とグールの間にいるカネキは存在するものすべてであるといっています。ここらへんは本当に道徳観という言葉がぴったり合いそうです。
「『この世のすべての不利益は当人の能力不足。』その通りじゃない?そもそもの始まりも、あなたが世間知らずで馬鹿だから。私に騙され、医者に弄られ、化け物にされた。全部あなたのせい。」
ヤモリから拷問を受ける金木に対してのリゼの言葉
→「当人の能力不足が不利益を生む。」本当にこの言葉はしみるなあ。能力不足を補う何かがあれば不利益を回避できるかもしれませんね。
「そうよ、一方を捨ててでも、何かを守らなくちゃいけない時があるの。あなたの母親はそれが出来なかった。両方を救うどころか自分の命を失った。それは『優しさ』じゃないわ。ただ『弱い』だけ。捨てる『覚悟』が足りなかった。」
金木に対してのリゼの言葉
→ホントに哲学だなあと感じてやまない。優しさのはき違い、強さとは捨てる覚悟。どことなく自分のこれからの生活に通じそうで怖いですね。
「誰かを殺していい理由など存在しない。命を奪う行為は等しく悪だ。」
梟が喰種捜査官に対して言った言葉
→捜査官はグールは等しく悪だから命を奪うという考えだが、グールは過激派もいるが、それとは反対の考えを持つものだっている。いつか理解される日が来るのだろうか。
最後に
今も絶賛連載中の「東京喰種トーキョーグール:re」の今後の展開はどうなっていくのか?まだまだ回収してない伏線がたくさんあります!そして作者の石田スイ先生はどんな人なのかも気になります。今後の展開が気になって仕方ない要注目の作品です!
金木くんは、悲劇そのものだと思います。かわいそうだと思うし自分で選んだ道を進んでいる金木くんもいつか幸せな道に進んでほしいと思います。いいまとめ。石田スイ先生ってまだ20代らしいね・・・すごすぎ。