死神(殺せんせー)とあぐりの出会いがなければ、暗殺教室は始まらなかった！生き延びるために全ての能力を殺しに注いできた男と、生徒を育てるために全てを捧げようとした女の哀しい恋の物語、死神(殺せんせー)とあぐりの恋路をまとめてみました。
目次
登場人物
Before 死神（現：殺せんせー）
極貧のスラムで育ち、生き延びるために殺しを生業とした暗殺者。
本名、国籍、年齢すべて不明。数千人を殺したと言われ、「死神」という通り名を持つ。
After 殺せんせー
マッハ20のスピードと、万能の触手を持つ、謎の生命体。
その正体は「死神」と呼ばれた殺し屋が変化した姿だった。
雪村あぐり
殺せんせーの前任の椚ヶ丘中E組担任。茅野の実姉。
柳沢の婚約者であり、教師の傍ら、研究員として死神の監視役を命じられる。
Before 柳沢誇太郎（現：シロ）
有名バイオ企業の御曹司の科学者。
生物細胞を利用して反物質細胞の生成する研究に携わる。
After シロ
「堀部イトナの保護者」として、白装束、白覆面姿で登場した謎の人物。
その正体は柳沢誇太郎。左目は死神によって潰された。
死神（二代目）
死神の唯一の弟子。
師である初代死神が捕らえられた後、そのキャリアを引き継ぎ、死神を名乗る。
それは、殺せんせーの手足が２本ずつだった時の物語
どこから来たのか、どうやって生まれたのか、謎に包まれていた殺せんせー。
殺せんせーの過去、その哀しい恋こそがすべての始まりだったのです。
殺せんせーの告白は、衝撃的な事実から始まりました。
死神と呼ばれた男
殺せんせーの素顔は、優しげな顔立ちのイケメンでした！
かつて、E組の前に現れた殺し屋「死神」。
その名は、２年前までは殺せんせーの通り名だったのです！
暗殺者は天職だった
過酷なまでの貧しさの中に生まれ、愛情も、名前も、誕生日も与えられない生い立ち。
彼が唯一信じることができたのは、「人は殺せば死ぬ」という事実でした。
彼は「人は殺す」ことを生業として、恵まれた才能のすべてを「殺し屋」という職業で開花させたのです。
死神の失敗、弟子の裏切り
死神には一人だけ弟子と呼べる存在がいました。それは、殺し屋に親を殺され、力を求めて死神に教えを乞いにきた若者でした。
その弟子の裏切りで、死神は窮地に立たされます。
死神を裏切り、その名声を引き継ごうとした弟子。
彼の抱える闇は、師である死神よりもさらに深いものだったのかもしれません。
余談ですが・・・
師を裏切って、死神の名を継いだ弟子は烏丸先生に倒されました。
烏丸先生、グッジョブです！！
そして、死神は実験体になった
捕らわれの身となった死神。
しかし、警察に引き渡されることなく、ある研究施設で実験体として拘束されることになりました。
研究者、柳沢誇太郎
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死神を実験材料にしたのはこの男、柳沢誇太郎でした。倫理観や他人への思いやりは一切持っていません！
最近では珍しいくらい、わかりやすく嫌なヤツですね！！
死神は諦めない
しかし、死神はこれを幸運と考えていました。
一流のプロである彼は決して諦めず、脱出のチャンスを窺っています。
人当たりの良い笑顔と違い、鋭い眼で浮かべる笑顔が「死神」としての本質なのでしょう。
雪村あぐり、出会いは運命だったのか。
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柳沢にとっては、死んでも惜しくない、そして優秀な人材がいました。それが雪村あぐり。
そして彼女が決して裏切らないことを確信していた柳沢。
第一印象はヘンなシャツ
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死神の監視役として、柳沢が手配したのは穏やかな笑顔の若い女性。
死神の脳裏には、情報収集や脱出時の人質など、いろいろな利用価値が思い浮かびます。
でも、一番気になったのは彼女の着ているヘンなシャツでした！
そして、三角関係が生まれる
その女性、雪村あぐりは柳沢の婚約者でした。
柳沢は死神の眼前で、あぐりにひどい仕打ちをすることも。
柳沢にとってのあぐり
学生時代からあぐりを知る柳沢は、愚直なまでのあぐりの情熱を、ある意味高く評価していました。あぐりの熱意を自分の糧にしようと、あぐりの生家が事業に失敗したことにつけこみ、彼女を婚約者にしたのでした。
･･･て言うかアナタ、欠点はそこじゃないでしょ！！
積み重なっていく、２人の時間
いつでも、あぐりは笑顔だった
死神は拷問に等しい実験に耐えています。
憔悴した死神の前には、いつもあぐりの笑顔がありました。
彼女はどんな生活をしているんだろう
自分以外の誰かは、利用するか、殺しの対象としか考えていなかった死神。
彼にとって他人とは、自分に必要な部分だけを知ればよい存在でした。
ガラス越しに笑うこの女性に、初めて人間として興味を抱きます。
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あぐりは、自分が天職と信じる教師の仕事の傍ら、死神の監視役をしていました。
恋を知った死神
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監視という仕事を越えて、死神に優しい視線をそそぐあぐり。
そして、誰かが自分を見ていてくれることの喜びを知る死神。
死神は、一人の人間として誰かを見ることも、そして誰かに見られることも知らなかったのでしょう。
偽りの笑顔から、本物の笑顔へ
あぐりとの交流を通して、死神は変わっていきます。
深まっていく、ガラス越しの絆
あぐりは、柳沢との関係や自分の気持ちも包み隠さず死神に話します。
柔らかな微笑を浮かべ、彼女を想う死神。
死神が嬉しそうな理由は、間違いなく「どうしても好きになれない」という部分でしょう！
変わっていく死神
あぐりは、死神の気分を引き立てようと、買ったばかりのオニ柄チューブトップを見せます。
ちょっとちょっと、あぐりサン！露出がずいぶん大胆じゃないですか？！
あぐりの胸に眼を奪われる死神。
にやけ顔がメチャクチャ幸せそうなんですけど！殺せんせーの原点はここにあったんですね。
自分の反応に戸惑い、実験の影響と考える死神。
でも、それは実験のせいではなく、あぐりに出会ったから。
あぐりは、死神の変化を自然に受け入れます。
死神の隠された本質を、あぐりはとうの昔に感じ取っていたのでしょう。
「あなたは本当は優しい人」
死神は自分がやってきたことは誰よりもよく知っています。そのことを後悔する気持ちも持ってはいません。
だから、あぐりの言葉には戸惑うしかありません。
ガラス越しでも、彼女を守ることはできた
あぐりを自分の所有物と考えている柳沢は、気に入らないことがあれば殴る、蹴るの暴行も日常茶飯事。この日も自分の意志に従わず、教師の仕事を続けるあぐりに死神の眼前で手をあげました。
死神はガラス越しに柳沢を叩きのめします。
死神、グッジョブ！！
教師を続けること、それが彼女の一番の望み。
わずかな時間でも、それを守ることができたのが、死神にとっては大きな喜びなのです。
出会いから１年が過ぎた
出会ったその日を誕生日に。
出会ってから1年、あぐりは死神にプレゼントを用意しましたが、渡すことはできません。
でも、あぐりは用意したプレゼントよりも、ずっとずっと素敵なものを死神に贈ったのです。
「あなたに触れたい」
天職として、すべてを捧げてきた教師の道を閉ざされそうになったあぐり。
折れそうな自分を支えて欲しいと望んだ相手は死神でした。
リスクをとっても、彼女に触れたかった
脱出する日のため、隠し通してきた触手。
その力を知られてしまえば、何らかの対策をとられてしまうかもしません。
それでも、彼女に触れたい、感謝を伝えたい、その想いで死神は触手を伸ばします。
あぐりを支えようとする、死神の優しさが切ないです。
終わりの始まり。月が爆発した。
死神と同じ実験が行われていた、月の実験施設が大爆発を起こします。
月を爆発させたマウスと同じことが死神にも起こることがわかります。
知らされる事実、3月13日までの命。
爆発の事実を知らされた死神の中に湧き上がる怒りと絶望。
死神は、脱出を実行すべきときが来たことを悟ります。
死神は脱走を企てる
あぐりに別れを告げる死神。研究結果をごまかし続け、すでに脱走できるだけのパワーを手に入れていたのです。
あぐりを遠ざけたかった
脱走を止めようとするあぐりに、死神は冷たい言葉を投げつけます。
実際、あぐりを人質にしても、柳沢は迷わず彼女を犠牲にします。
何よりも、死神はあぐりを危険な場所から遠ざけたかったのでしょう。しかし、死神の誤算は、あぐりがそんなこと位で自分の信念を曲げる女性ではなかった、ということです。
ついに脱走。そして、暴走する死神
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触手の力で、強化ガラスの独房をやすやすと破壊し、死神は脱走します。
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拷問に等しい実験に耐え、手に入れた凄まじいパワー。
音速で動く自らの触手の動きはすべて把握していたはずでした。
悪夢の瞬間
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どうしても死神を止めたかったあぐり。しかし、死神の視界には彼女の存在が入っていなかった。
そして、悲劇は起こりました。
別れの瞬間
死神があぐりを守りたいと思っていたように、あぐりも死神を守りたかったのです。
それが、死神の望んだ形とは違っていたとしても。
だからこそ、命を賭けても死神を止めようとしたのです。
最後の言葉、彼女の望みは
ガラス越しではない、最初で最後の抱擁でした。
彼女が最後まで気にかけたのは、E組の教え子たちのことでした。
大切な教え子たちを死神に託し、あぐりは永遠の眠りにつきました。
死神は、新米教師になった
死神は、残された時間すべてをかけて、あぐりの望みを全うすることを決意します。
持てる能力のすべてを使い、弱くて（？）優しい教師の姿を創りあげました。
あぐりへの想いは変わらずに
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あぐりの妹・茅野から入手した、あぐりの水着写真！
死神（殺せんせー）には何よりもの贈り物ですね。
カルマくん、グッジョブ！！