ワンパンマンの怪人協会編のストーリーをまとめました。ヒーローと怪人の間で揺れ動くガロウ。彼の思うヒーロー像とは何だったのか。この回では、それぞれのヒーロー個人個人がクローズアップされているところも必見!
目次
キングの真実
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「地上最強の男」の名を持つS級7位のキング。しかし、その実態は29歳無職喧嘩経験0の引きこもりであった。
その運の悪さと、たまたま現れては怪人を倒して去るサイタマの功績を貰えた運でS級にまで上り詰めた男。
キングの衝撃的な真実が明らかになったが、サイタマは何ら態度を変えることはなく、むしろ仲良くなっていた。
怪人になりたかった人間
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近年急増する怪人への対策の一環として、裏社会の人々を収集した本部。
その中に、ひときわ目立つ者がいた。自身が災害レベル「神」だと豪語するガロウである。
「正義は必ず勝つ」という理不尽さに納得がいかなかった彼が目指したのは怪人だった。
ガロウは護衛のA級ヒーローに加え、その場にいた者たちを全員倒した後、ヒーロー協会を去って行った。
フブキ登場
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サイタマの部屋を訪ねる者が二人いた。一人はソニック。そしてもう一人はフブキであった。
B級ヒーローで構成されるフブキ組への勧誘だ。
フブキの在り方に疑問を抱くサイタマはあっけなく護衛の二人を倒し、フブキにも圧倒的な力を見せつける。
―ずっと1位になれなかった。
フブキはその想いから弱きを束ねて強さを得ようとしていたのだ。そんなフブキに、それでは強くはなれないと、サイタマは伝えるのであった。
人間怪人ガロウのヒーロー狩り
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ジェノスとサイタマがヒーローネームを得たその頃―
ガロウはA級やS級のヒーローを倒していた。ヒーロー狩りである。
危機感を抱いた元師匠であるシルバーファングは兄ボンブと共にガロウを倒しに向かう。
ジェノスも加わり、ガロウはピンチに陥る。そんなとき彼が思い出したのは、人気者の同級生と理不尽な正義のことであった。
奮い立ったガロウ。すると次の瞬間、いつの間にか彼は消えていた。
怪人協会へようこそ
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目が覚めると彼は知らない場所にいた。ヒーロー狩りの功績から、災害レベル鬼以上しか在籍しない怪人協会への加入を誘われたのだ。
人間を百人狩るという加入条件を突きつけられたガロウは街へ、食事へ、そして公園へ。
公園で苛められていた不細工な子供を助けながら、自身の考えにそぐわないと感じたガロウ。
ガロウは怪人協会への加入を拒否し、その答えを聞いた怪人たちは彼に襲い掛かる。
ガキを連れて帰るんだ
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怪人に襲われたガロウが目を覚ました時、あの少年はいなかった。拉致されたのである。
ヒーロー協会からの攻撃に備える怪人協会。その時、現れたのは死んだと思われたガロウだった。
怪人たちと応戦するガロウだったが、途中で少年とはぐれてしまう。少年に何かしらの思い入れがあると察した、怪人協会のリーダーであるサイコスは、それを利用してガロウを追いこんでいく。
ヒーロー協会VS怪人協会
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ヒーロー協会から集められたヒーローがアジトへ潜入。ヒーローと怪人の戦いが勃発する。
怪人たちに対し、優勢に戦うヒーローたち。そしてタツマキがサイコスの元へと到着する。
この時点では何もかもが上手くいくように思えた。
バケモノ
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形勢逆転。レベル竜以上の怪人は手ごわかった。
S級ヒーローというバケモノが、本物のバケモノを前に劣勢を強いられたのであった。
そしてこのころ、ガロウはクロビカリと対決を。ヒーローごっことは、そして怪人ごっことは。
正義の危うさに対するガロウの心の揺れには、こちらも考えさせられます。
タツマキがいれば
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家の周りが騒々しいという理由で怪人協会のアジトに向かったサイタマはフラッシュに出会う。そしてジェノス一行もこのころ、アジトに向かっていた。
これまでにない劣勢。それでもヒーロー協会が希望を持っていたのは、タツマキの存在があったからであった。しかし、そんな彼女も大きなダメージを喰らい、超能力に支障をきたす。
緊張に包まれるヒーローたち。
それぞれの過去
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怪人協会編の見どころといえば、様々な人物の過去が見られる点だろう。
ガロウのヒーローと怪人への想い。クロビカリがヒーローになって求めたもの。交差した過去が現在を紡いでいく。
地上では絶望が続く。立ち上がるキングと、他のヒーローを救出しに向かうぷりぷりプリズナー。
ヒーローが敗北するのでは。そんな空気が流れていた。
人質に取られて
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次々に帰ってくるヒーロー。そしてサイコスに勝利したフブキ。
一抹の希望が見えたようであった。焦りを感じた黒いSは少年を人質に取る。
しかし、その戦略はあっけなく悲しい結果へと変わる。
変わり果てたガロウの出現だ。進化を重ねたガロウはその姿を怪人へと変え、少年を助けた。
災害レベルは神か
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ガロウは止まらない。怪人を倒した後、その拳で次々とヒーローを倒していく。「子どもを殺す」と脅しながら。
子どもを助ける行為すらできないヒーローを見て彼は何を思ったのか。怪人になったガロウは、こうしてヒーローを試していったのであった。
B級ヒーローハゲマント
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とうとう本領発揮のサイタマ。怪人となったガロウとの戦い。しかし、サイタマは違和感を覚える。
ガロウは本気を出してはいない。
「俺が本気を出せばお前も本気を出すのか?」
サイタマはそう言うと、戦いに更なる熱を加えた。
怪人ごっこは終わり
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サイタマが投げる言葉に反応し、さらに進化していくガロウ。しかし最強の男の前ではどれほど進化しても無意味だった。
とうとうとどめが刺される。
その時、ガロウは聞いた。何故ヒーローをしているのかと。
それに対するサイタマの答えに逆上するガロウの姿を見て、サイタマは気づいてしまったのだった。
「本当はヒーローになりたかったんだな」と。
助けに来てくれたんだ
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本心を見抜かれたガロウ。唖然とする彼の目からは生気が抜ける。
生きる気力を失くしてしまったガロウは、ヒーローたちによって始末されようとしていた。
その時、彼の心に、耳に、響いたのは、あの少年の声だった。
「いきなり現れる本物のヒーローなんだよ!」
自分が何なのか。それを知ることができたガロウはその場から姿を消したのであった。