ガガガ文庫から発売されている、やはり俺の青春ラブコメは間違っている(俺ガイル)の雪ノ下陽乃のちょっかいシーンを集めてみました。何をしようとしているのか、分からないところがありますが、そこを考察していきたいと思います。皆さんも考えてみて下さい。
目次
陽乃が初めて登場したシーン
『雪乃ちゃんがちゃんと考えてるならそれでいいんだ。 余計なお世話だったかな。ごめんごめん。』
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初めての登場シーンですね。
ここだけの発言だと雪のんを心配しているように聞こえます。ですがまだその真意はわかりかねます。
由比ヶ浜との花火デートでちょっかいを出す
『あ、でも、比企谷くんに手を出しちゃだめだよ。それは雪乃ちゃんのだから』
由比ヶ浜を牽制していますね。これは雪のんに比企谷を選ばせてあげたいって事かな?またしても雪のん擁護発言ですね。それにしても、主人公を「それ」呼ばわりするとは…。
『それはそうと・・・・・・。浮気は感心しませんなー』
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比企谷に対する言葉ですね。陽乃の中ではすでに比企谷は雪のんの物になってるようです浮気って言ってもまだ付き合ってもないんですけどね。
『・・・・・・雪乃ちゃんは、また選ばれないんだね』
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「また選ばれない」とはどういう事でしょうか?以前にも他人に何か持っていかれたのでしょうか?それとも陽乃が奪ってしまったと言う事でしょうか?いずれにしてもここでも雪のんを心配するような発言が出てきていますね。
雪乃の進路を聞いて呟く
『昔から変わらないなぁ・・・・・・。お揃いで、お下がりで・・・・・・』
服の事を言っているのではありませんね。何となく予想が付きますね。一言でいうと、姉の後を追っていると言う事でしょうか。確か、陽乃も総武高校のOGでしたね。後を追ってくる雪のんに呆れているのかもしれません。
『ずーっとわたしのあとを追いかけてくる妹のことが可愛くないわけないよ』
可愛がっているように見えますが、何か違和感が…。そしてここでも「ずーっと私のあとを追ってくる…」と言っていますので、どうやら前の考えは間違いではなかったようです。可愛いけど、それに呆れているのでしょうか。
文化祭でOGとして登場
『可愛い妹、雪乃ちゃんのためにしてあげられることはしてあげたいんだよ~』
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この発言は本当の事を言っているんでしょうか?陽乃さんが言うとすこし疑いますね。でもここまでの事を考えると、あながち間違いでもなさそうです。ともあれ、この回の実行委員長は役に立たなかったので、かなりの戦力になることは間違いないですね。
『だって、部活には居づらくなってるだろうし、 姉の私が昔、実行委員長をやっていたんだもん。 あの子がやろうと思う理由には充分よ』
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陽乃の言葉を要約すると、私がやっていたから雪のんもやる理由になっている、と言う事ですね。この事と合わせて今までの事を振り返ると、やはり雪のんは陽乃がやって来た事を追っている気がしますね。
『いいんだよ。君みたいな悪者がちゃんとやってるならそれはそれで 対抗心がでるでしょ。 それに、敵がしっかりしてないと成長もないからね。 争いこそが技術を発展させるのであ~る』
対抗心って…陽乃さんは比企谷と雪のんを競争させていますね。この場において比企谷はみんなの悪者になっていますが、それでもしっかりと仕事をしていますね。万能な雪のんと比企谷を争わさせても…と思いますが。これも陽乃からすれば、雪のんの為になると言う事でしょうか?
雪の下が初めて陽乃に「手伝って!」と頼む
『へぇ・・・・・・、いいよ。 雪乃ちゃんが私にちゃんとお願いするなんて初めてだし、 今回はそのお願い聞いてあげる』
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雪のんが初めてちゃんとしお願いしたようですが、それでは今までちゃんとお願いをしてこなかったのでしょうか?なるべく姉に頼りたくないのは結構前から思ってましたけど、それでも切り抜けてきたのか、ちゃんとお願いしなかったかのどちらかですね。
『・・・・・・雪乃ちゃん、成長したのね』
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お願いしてきた雪のんへの感想ですね。陽乃は雪のんが成長しないとでも思ったのでしょうか?おそらく、他人に何かお願いをする言葉を発したのに対しての感想ですね。やはり雪のんは以前は言葉に出さないで、お願いをしていたと思われます。
文化祭が終わって
『はいはい。帰りますよ。じゃ、またね。楽しかったよ。 今日のこと、お母さんに話したら驚くだろうなぁ・・・・・・、ね?』
お母さんに報告って…陽乃怖いですね。しかし母親まで驚くとはどういう事でしょう?もしかしたら、陽乃の後を追っていることを親も知っているのでしょうか。まあ親なので分かるのでしょうね。文化祭では陽乃も雪のんの成長に驚きを隠せないようでしたね。
修学旅行後のカフェで出くわす
『じゃあ雪乃ちゃんは生徒会長やらないんだ』
どこか納得したような面持ちですね。陽乃が生徒会長をしなったため、雪のんも生徒会長をしないのを分かっているようです。ここまででは雪のん自身の意志が全然ん現れていませんね。
『はあ…つまんないなあ』
落胆しております。文化祭では寿司は成長したと思っていた雪のんが、実は全然そんな事はなかったのでしょう。陽乃としては成長してなかったこと、そして今でも自分の後を追い続けていることに肩を落としたのでしょう。
葉山に付き添ったカフェで
『ふ~ん 雪乃ちゃんが生徒会長やるんじゃないんだ』
比企谷が言っていた事を確認しています。やけに挑発的な陽乃さんですね。しかし彼女はもう答えを知っています。雪のんが生徒会長に立候補するように仕向けてきたのでしょうか。それであれば、今までの言動から推測できると思います。
『あなたは何もやらなくていいんだもの。いつも誰かがやってくれるもんね』
いつも誰かがやってくれる……このことを聞くと、常に陽乃を頼って来たのかと思われます。だからいつも陽乃の後を追っているのでしょう、そして変わらない現状を考えると、陽乃の代わりのような人が近くにいるのでしょうか?
陽乃に呼び出されて
『雪乃ちゃん ダメだよ』
陽乃に呼び出されてやって来た雪のん。ここでは視線を泳がせて比企谷に助けを求めています。もしかしたら、今まで陽乃にも視線で助けを求めていたのかもしれません。だから文化祭の時に言葉に出したのを陽乃は成長と呼んだのでしょう。
お料理教室で
『ふーん それが比企谷君の言う本物?』
三つ巴の争の中で、比企谷がチョコをもらっています。しかしこれでは葉山のグループと同じような感じになっているのでしょう。そこを陽乃さんは本物ではないと言ってるようです。上辺だけの関係になっていることをはっきりと言っているのだと思います。
『でも今の比企谷君達はなーんかつまんない』
本物を求めていた比企谷が、愛想よくしていることを言っているのではないでしょうか。昔と違って、群れることは上面だけの関係とまで言っていた比企谷。でも今ではその比企谷さえも愛想よく振舞っています。その変化を陽乃は見逃していませんね。
『私は前の雪乃ちゃんの方が好きだな』
そして、比企谷だけではなくて雪のんも変わっていると言います。今までボッチだった二人が仲良くしているのを見ると、その変化がよくわかりますね。でも陽乃はその時の雪のんが好きだと言っています。なれ合いで自分を誤魔化すようなことをしてほしくないのかもしれませんね。
雪乃を迎えにきた陽乃
『雪乃ちゃんに自分なんてあるの?今まで私がどうするかを見て決めてきたのに』
ここで確信をついてますね。文化祭から生徒会長までを振り返っても分かるように、やはり雪のんは陽乃の後を追っていたのです。そんな陽乃が問いただしています。雪のん自身がどこにあるのかと。今までで雪のんが自分で選んだ選択はなかったように思います。
『自分の考えなんて話せるの?雪乃ちゃんはいっつも自由にさせられてきたもんね。でも自分で決めてきたわけじゃない』
高校生で1人暮らしをしているのですから、かなり自由にされているはずです。でも進んでいる方向はまったく姉とおんなじなんですよね。決めたのは姉であって雪のんではないのでしょう。そこを陽乃が告げています。
『今だってどう振る舞っていいか分かってないんでしょ?雪乃ちゃんは一体どうしたいの?』
雪のんの心情を見透かしていますね。どうしたいのか。ただそれだけを聞いています。やはり陽乃は雪のんの事を大事に思っているのでしょう。自分の後を付いて行くのではなくて、ちゃんと自分で決めてほしいのだとおもいます。だから今まできつく当たっていたのですね。
『そっ じゃあ帰ったら聞かせてもらうね。どうせ雪乃ちゃんが帰れる場所なんて一つしかないんだし』
陽乃は引き下がってますが、答えたのは由比ヶ浜です。ここでも雪のんがどうしたいのかは出てきません。そしてこの後は由比ヶ浜の家に泊まるのですが、そこでも比企谷の言葉をパクッて、陽乃との距離を置きます。
まとめ
初めはきつく当たっていると思っていましたが最終的には陽乃は雪のん事を想っていることが分かりました。姉を追いかけるのではなくて、自分の道を進んでほしいと言うのは少しわかる気がします。