兄妹説も浮上したリヴァイとミカサ。同じ血をひく一族ということに落ち着きそうですが、余人には立ち入れないシンパシーを感じさせるこの2人。リヴァイとミカサの関係性についてまとめてみました。
エレンから始まった2人の関係
リヴァイがミカサの天敵となった瞬間
エレンを蹴り飛ばして“躾けた”この瞬間から、リヴァイはミカサにとって、不倶戴天の敵になりました。傍にいたアルミンがミカサを抑えていなければ、兵法会議の場で、対人格闘の頂点とも言える調査兵団屈指の好カードが繰り広げられたことでしょう。
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「あのチビは調子に乗りすぎた いつか私が然るべき報いを」
リヴァイが行った“躾”について、エレンは納得(服従?)していても、ミカサには許せるものではなかったようです。“人類最強”と言われるリヴァイ兵長に報復ができると考えること自体、普通人の感覚ではありえないことです。
「エレンがいれば何でもできる」とは言え、恐るべき無鉄砲に思えます。でも、自己の戦闘能力に対する絶対的な信頼感は、リヴァイにも通じる共通点でもあります。相手がリヴァイでさえなければ、それが誰であっても、ミカサなら問題なく実行できると思います。
同じ血をひく一族
リヴァイの姓がアッカーマンだと判明した時点で、兄妹説も浮上しました。現在までに、リヴァイはアッカーマン家の直系、ケニー・アッカーマンの妹が生んだ子であり、リヴァイの父については娼館の客ということしかわかっていません。
アッカーマンの分家出身の父と東洋人の母の間に生まれたミカサとは、同じ血をひく同族であることが明らかになっています。2人が同族であることについて周囲が感想をもらす場面はありませんが、皆はすっごく納得したんじゃないかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=42HB90yoAGg
共通の体験、感覚を持つ2人
戦うために目覚めたアッカーマンの遺伝子
ミカサと自分が血縁関係である可能性があることがわかり、リヴァイは自分の体験をふまえて、ミカサにある質問をします。ミカサの常人離れした戦闘能力について、自分と共通する“何か”を感じていたのかもしれません。
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ご存知の通り、ミカサの“目覚めの瞬間”は、両親の死の事件のときでした。8歳までの両親の庇護の元で朗らかに笑い、母になる未来を夢見ることはあっても、ナイフで人を傷つけることなど想像したこともない、普通の女の子でした。
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「戦わなければ勝てない」、エレンの言葉がミカサの“目覚め”のトリガーとなりました。その瞬間、ミカサの中で眠っていたアッカーマンの遺伝子は戦い、そして勝つために目覚めたのです。
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リヴァイも経験したという“目覚めの瞬間”。それは一体、どのようなものだったのでしょうか。おそらく少年時代だったと思いますが、いつかその経験が語られることを期待したいです。
2人だけに共通する感覚
「何をどうすればいいのかわかる」ということは、リヴァイやミカサの能力は努力して身につけたものではないということです。戦闘中に頭で考えて行動するのではなく、彼らは反射的に次に動くべきかがわかっているのです。
この感覚が、2人の常人離れした動きの速さに繋がっているのではないかと思います。
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何をどうすべきかを迷うことがないので、余裕を持って二手三手先のことを考えられるのでしょう。そして、どう対処すべきかがわかっていれば、無駄に動揺せずにすみます。2人の戦闘に対する恐怖心の無さにも通じているのではないでしょうか。
ケニーが死んだ今、この感覚を共有できるのはリヴァイとミカサ、お互いだけなのです。
残念!口下手はアッカーマン家の遺伝?
もう一つ、残念な共通点があります。ここ一番での致命的な口下手です。超大型巨人の襲撃を受けた際、補給を絶たれ、諦めかけた同期たちをミカサが鼓舞するシーンです。ジャンのフォローがなかったら、ミカサ一人が突入という惨事にもなりかねないレベルでした!
リヴァイは交渉術も巧みで、ミカサと違ってコミュニケーションに問題はないと思われるのですが、なぜか自爆してしまったのが、エレンの硬質化実験が失敗したときのフォローです。ハンジさんのナイスフォローがありました。
リヴァイ自身は超がつくレベルのリアリストなので、現実的な受け答えと違って、士気をあげるための話し方があまり得意ではなかったのかもしれませんね。
リヴァイからミカサへ 師匠的なお言葉
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突出した能力を持つリヴァイは、戦闘面の話をしても、他人に言っても伝わらないことが多いのでしょう。そして、努力して身につけた技術ではないので、説明できる部分も少ないのでしょう。だから、アドバイスらしきものと言えば「後悔しない方を選べ」になってしまうんですね、きっと。
でも、ミカサに対して何度かアドバイスをしています。2人の間でしか通じないシンパシーを感じます。
女型の巨人戦
女型の巨人戦で、2人は協力してエレンを取り戻しました。実際には、逆上したミカサをリヴァイがフォローし、エレン奪還に成功したのも、ほとんどリヴァイの力と言っても過言ではありません。
リヴァイがエレン奪還を優先し、女型の巨人を仕留めることは諦めろと指示されたにも関わらず、ミカサは女型の巨人の隙を見つけた瞬間、思わず斬りかかってしまいます。その結果、女型の巨人に叩き潰されになったミカサをリヴァイはかばい、負傷しながらもエレンの救出に成功します。
どうしても達成したい目的があるから、他は切り捨てた、百戦錬磨のリヴァイの考えが若いミカサには伝わりませんでした。一緒にいたのがリヴァイでなければ、ミカサは死んでいたはずです。
上官として
リヴァイ班の部下となったミカサに、女型の巨人戦で感情を抑えきれなかったことを振り返り、釘を刺します。この言葉を裏返せば、自分を抑制できればしくじることはない、というミカサの能力への信頼感を感じます。
発展して欲しい!リヴァミカ画像のご紹介
“然るべき報い”
ミカサの“然るべき報い”ってこのレベルだったんですね・・・。ココから始まる愛っていうのもアリ、でしょう!関係性としてはノーマルなのに倒錯的なのも、リヴァミカの魅力です。
お仕事中
書類をのぞきこむふりして、さりげなくイチャつこうとする兵長。社内恋愛中の残業カップルみたいな2人。こういうイイ雰囲気の時に限って、間の悪いジャンとかノックもせずに入ってきちゃったりして(笑)
いつまで着けてんだよ コレ
例のマフラーを手放さないミカサ、眉間にシワ寄せちゃってる兵長。前カレのプレゼントを身に着けてるのが気に入らない、的なイチャつきネタですね。
兵長の休息
いつでも、どんな時も“人類最強”でいるのって、ものすごくシンドいことだと思います。兵長には癒しをあげられる人が必要です。
ミカサのツンデレ
ミカサのかわいいツンデレっぷりと、悪口雑言を意にも介さない、ポジティブ・シンキングな兵長がステキです。大人の余裕って感じでしょうか。
世界で一番、安心できる場所
腕の中で眠ってしまったミカサを起こさないよう気遣いながら、ベルトを外してあげようとするリヴァイ。心配しなくても、安心しきっているミカサは眼を覚まさないでしょう。
お帰りなさい
出典:http://levimikasa.tumblr.com
戦闘から帰還したリヴァイを心配して待っていたミカサが優しく迎える・・・そんなストーリーが浮かびます。傷つき、疲れた様子のリヴァイが、ミカサの抱擁で表情が和らいでいるように見えます。
Twitterは賛否両論!でもやっぱり応援したい、リヴァミカ!
最後に
出典:http://xn--u9j0iobn4l602qghwqxlvrc8teh88n.com
エレンをめぐる感情的な対立(ミカサの一方的な)から、自覚はないかもしれませんが、2人の間には共感が芽生え始めているようです。ここから恋愛に発展したら、まんま“ラブコメの王道”!ですよね。ますます、リヴァミカの関係から眼が離せなくなりそうです。