【ネタバレ注意】アニメ暦物語についてまとめてみた【物語シリーズ】

劇場版傷物語も始まり、盛り上がりが衰える気配を全く見せない西尾維新先生の「物語シリーズ」。今回は現在専用のアプリにて絶賛配信中のアニメ「暦物語」をまとめてみた!

暦物語とは?

「百パーセント突然書かれた小説です」

出典:http://www.amazon.co.jp

大ヒット作となった「化物語」のその後を描いた〈物語〉シリーズ・ファイナルシーズンの第二弾。作者の西尾維新氏がいうには、「百パーセント突然書かれた小説です」 とのことで、シリーズ巻数・年数的にかなりの時間が経過していることから、これまでのシリーズを振り返る目的で2013年3月に突如発売が発表された。

そして2016年ついにアニメ化!!毎週土曜日深夜に配信され、現在は5話まで配信されている。勢いが本当に止まらない物語シリーズだが、今回はそんな暦物語をまとめていく。

第1話「こよみストーン」

あらすじ

4月。暦は同級生の羽川翼から、直江津高校で噂される「石の怪談」という話を聞く。祠に祀られお供え物の置かれたそれが何なのか、暦は忍野メメに話をしに行く。

直江津高校で噂される「石の怪談」

「石?」 「そう、石。強いて言うなら…石像かな。」

4月12日、委員長と副委員長である阿良々木と羽川は、放課後残って学園祭の出し物を決めていた。その最中に羽川は、阿良々木に学校の「石の階段」の話をする。

直江津高校の中庭には、少し大きめの石を祀った祠があるらしい。石像にも見える、その石の祠にはお供え物までしてある。しかし羽川が入学当初に校内全体を調べた時には、石はあっても祠は無かったとのこと。…それにしても、「これから通う自分の学校がどんなものか知りたい」という理由で学校をくまなく調べ上げる羽川さんはさすがである。

直江津高校は歴史が浅く、まだ七不思議のようなものが形成されていない。だがもしこれ怪異によるものだとしたら、怪異譚を集めている忍野メメに春休みの一件の恩返しとして、持っていけると羽川は言う。

そして、阿良々木は石の怪談のことで、忍野メメのいる学習塾跡へ向かった。

忍野メメに怪談を伝える

「『怪異だから信仰される』のか、『信仰されるから怪異』なのか?」 「ちがうちがう、『信仰されるから怪異』なのかじゃない。『怪異だから信仰される』のか、『信仰されたから怪異になった』のか、だ。」

話を聞いただけではわからないという忍野メメは、阿良々木にその祠の絵を描くようにたのむ。言う通り祠の絵を描いた阿良々木は、その祠に対して「稚拙ながらも何かを模している感じ」と、見覚えがあるという。
阿良々木のその言葉を聞いて、「…いや、わかるとは言えないなぁ。」と言いつつも、なにやら不敵な笑みを浮かべる忍野。腑に落ちない阿良々木だったが、忍野は

「委員長ちゃんに学校のカリキュラムを調べるように」と伝えるよう言っただけだった。

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このくだりで名物「火のついてないタバコ」がでた。今となっては全然出てこなくなってしまった忍野メメに懐かしさを覚えた人も多かったのでは。

解決

「祠があるから石が石像に見えるのではなく、石があるから木くずが祠に見える。失敗作が、失敗作でなくなる。」

忍野の伝言を羽川に伝えると、案の定それだけで羽川は留飲が下がったようだった。なんのことかわからない阿良々木は、羽川に説明を求める。実はこの祠は、直江津高校のとある生徒が、技術の時間で小屋を作ったものの失敗してしまい、中庭に捨てたものだったのだ。

中庭にあった石を見かけたその生徒は、こういう石を入れれば、自分の作った失敗作も見てもらえるかもしれないと、そこに置いたのである。

そうしてそれが、まるで「信仰を受けている石像」のようになったのであった。その話を聞き何かに気付いた阿良々木は、羽川の話を聞き終わるやいなや猛スピードで教室を出て行く。

「あ、コラ!廊下は走っちゃダメだって!」中庭に着いた暦は、急いで祠を粉々に。そう、技術の時間で作った失敗作の小屋を中庭に置いていった「直江津高校のとある生徒」とは、阿良々木暦その人だったのである。

なんという記憶力の無さ。普通そんなこと忘れることもないと思うのだが…。色々と心配な主人公である。

第2話「こよみフラワー」

あらすじ

5月。蟹から重みを取り戻した翌日。学習塾跡からの帰り道、路地に置かれた真新しい花束を見つけ、戦場ヶ原ひたぎは学校での不思議な出来事を思い出す。

花束の謎

5月9日の帰り道、戦場ヶ原ひたぎは、メメに蟹を退治してもらった報酬の支払いに、あてがなくどうしようかと困っていた。 阿良々木は、忍野の好きそうな怪異譚や都市伝説などの話を提供できれば、減額してもらえるのではと提案する。

「自分が経験した以上の怪異譚なんて、私は知らないわね。」

そう言う戦場ヶ原であったが、ふと道路に置いてあった花束が目にとまる。それに気を取られ道路に飛び出しそうになった戦場ヶ原を、暦が引き留める。それにしてもこの二人、愉快である。その花束がキッカケとなり、戦場ヶ原はとある怪異譚になりえそうな話を思い出す。

「お姫様からの命令よ。よきにはからえ。」「そんな口調のお姫様がいるか!」

屋上に潜入

戦場ヶ原姫(?)の命令に従い、本来は立ち入り禁止である屋上に、なんと外壁をよじ登って侵入。当然命綱もつけてないが、この暦のバイタリティーはやはり春休みの一件で培われたのだろうか…。屋上にたどり着くと、そこには道路で見たような花束が置かれていた。立ち入り禁止のはずなのに、「真新しい」花束が。

他者に対して警戒心の強い戦場ヶ原は、身の安全を確保するべく、危険な場所や人などを調査していた。その時に調べた屋上で、立ち入り禁止にも関わらず花束が置かれていたことが不審であり、何かあるのではと考えたらしい。

しかし、直江津高校の18年の歴史の中で、生徒が亡くなったような事件は1件も起こっていない。この謎を、阿良々木は忍野に伝えに行った。

1円の価値もない話

「じゃあ阿良々木くん、彼女にはこう伝えておいてくれるかな…『ご期待には添えかねますので、料金は別途用立ててください』ってね。」

阿良々木の話を聞いた忍野は、すぐにそれが怪異譚になるようなものではないと結論付けた。

忍野は阿良々木にわかるように説明をしていく。道路に置かれていた花束は実際に死亡事故があったからであること。自殺や転落事故があったわけでもないのに、全ての屋上に花束が置かれていたこと。  屋上は転落事故が起こりやすい場所なので立ち入り禁止にされていたこと。戦場ヶ原が花束に気を取られて道路に飛び出しかけたこと…。
そして最後に忍野は、今回の話を解決する決定的な一言を放つ。

「献花された花束が事故を招くことがあるんだったら、その逆もあるとは思わないかい?」

解決

「忘れましょ。」

屋上に花束が置かれていたのは、屋上管理によるものだった。フェンスの設置や鍵の施錠のようなものである。実際にここで人が死んだのだと暗示するもので、危険であることを強烈に印象付けることが目的だった。 実際にはフェンスや施錠で十分なわけであるから、花束は気休めやジンクス、遊び心のようなものらしい。
しかしどうして阿良々木の話を聞いただけで忍野にそれが断定できたのか、不思議がる戦場ヶ原。だが理由は実に簡単であった。

二人とも失念していたことではあるが、普通飛び降りた人のために花束を置く場所は、屋上ではなく、落ちた先の地面だからである。…実に単純明快、忍野が全然取り合ってくれなかったのも頷ける。

第3話「こよみサンド」

あらすじ

6月。学校に向かう道すがら八九寺真宵に遭遇した暦。真宵から、鬼のような模様を浮かび上がらせる砂場があると聞いた暦は、真夜中その公園を訪れる。

真宵と遭遇

「あっ、こんにちは飽き飽きさん!」 「僕との会話にもうすっかりうんざりしているかのごとき、倦怠感溢れる風に呼びかけてくるな。僕の名前は阿良々木だ。」

落ちこぼれの不良学生から真面目な高校生へとジョブチェンジ(本人談)した阿良々木は、学校へと向かう途中、八九寺真宵と出会う。そこで阿良々木は、忍野メメがこの町から去ったことを、間接的ではあるものの忍野に世話になった八九寺に話した。

阿良々木の借金返済の協力をしようと、散歩をしながら怪異譚を集めていた八九寺は、とある話を阿良々木に売りつけるのだった。「噛みまみた!」「わざとじゃない!?」

50円の価値しかない話

真宵が持ってきた話は、「ある砂場が、鬼の形相に見える」というもの。

なんでもない砂の表面に、何か不思議を見出してしまうことはある。しかし、それを違う日にいつ見ても同じようにそこに鬼の形相を見ることがあるだろうか。つまりどうしても鬼の形相に回帰してしまう、「回帰する怪奇」。

阿良々木は「人為的な現象か怪異の仕業」と予想し、その場をあとにしたが、家に戻った後、戦場ヶ原ひたぎからの定時連絡を受けた羽川つばさより電話が掛かってきた。

もう1つの”可能性”

「阿良々木くん、大事なことを見落としちゃってるよ。決めつけちゃってるよ。」

まだ解決していないことを知り、「めっ!」と叱った羽川は、「怪異の仕業」か「人為的な現象」の2択で考えている阿良々木に、「もう1つの可能性」の存在を伝える。
阿良々木は少し考えたのち、「自然現象」という1つの可能性にたどり着く。しかし、雨や風といった不確定な現象が、「いつ見てもそう見える」ものを作り上げることができるのだろうか。そう思い悩む阿良々木に、羽川は問う。

「自然現象は、『雨』や『風』だけじゃないでしょ?」

解決

真相は、砂場の容器の底に亀裂が入っており、それが原因となって砂が鬼の形相のようにならされた、というものであった。

「見えている部分のみが砂場ではなく、砂が入った容器も含めて砂場」であり、“容器”の破損が原因で砂の形が変わっている。放っておけば、容器の底の亀裂に砂が漏れ出し続け、そこで遊んでいる子ども達が底なし沼のように呑まれかねない。

子供達にしてみれば、人命に係る問題だった。それゆえに、羽川は阿良々木を叱ったのだった。

第4話「こよみウォーター」

あらすじ

7月。神原駿河の部屋を掃除した暦は、お礼に夕食にご馳走されることになった。汚れを落としに風呂に入っている間に、神原は、その風呂で父に起きた、とある現象の話をする。

後輩の部屋掃除とは

「阿良々木先輩からかけられるのであれば、誉め言葉でも疑いでも嬉しいものだがな!」

7月、阿良々木は、本で満杯になった神原駿河の部屋を掃除しに、神原の自宅を訪れた。さすがの量であり、昼から始めたものの、すっかり日が暮れるまで時間がかかってしまった。

そこで神原は、掃除のお礼にと阿良々木を夕食に招待する。好意に応じた阿良々木はそれを承諾するが、先の掃除で埃まみれになってしまったため、神原のお風呂を借りるのであった。

水面に浮かぶのは

「部屋を綺麗にしてくれたお礼に、阿良々木先輩の体を綺麗にして差し上げようと言っているのだ!」 「お前はまずお前の心を綺麗にしろ。」

1人で入るにはいささか大きすぎる神原家のお風呂。そのお湯は自宅の庭の井戸水から引いているらしい。スゲエ。

脱衣所のドア越しにいつものエロトークをしながら、神原は、そのお湯が”いわくつき”なのだと阿良々木に話す。神原が言うには、そのお湯の「水面」を見ていると、将来結ばれることになる人が見えるらしい。実際に神原の父親も、その水面に神原の母親を見たのだという。ちなみに今話は微エロ回らしいです。さすが神原。ありがとう神原!!

解決

帰宅後、戦場ヶ原からの怨念の電話に、すべてを包み隠さず話す阿良々木。しかしどうやら、戦場ヶ原は、以前にも神原のその話を聞いていたらしい。もっとも、性格が良かったその当時は、その怪異譚もとい「恋愛譚」に、自身の解釈を付け加えるようなことはしなかったとか。

戦場ヶ原の推理では、神原の父親は、 「幼少の頃、水面に揺らめきブレて映っていた自分の顔を、将来結ばれる女性と勘違いした」らしい。

さらに戦場ヶ原は、「水面に映った自分の顔をその時将来結ばれる女性と思った」のではなく、「結婚することになった女性が、かつて水面に映っていた自分の顔に似ていた」のだと付け加えた。それを聞いた阿良々木は、神原に、神原自身は水面に何を見たのかを電話で聞いた。

もし戦場ヶ原の解釈が正しければ、神原はその水面に神原の母親かあるいは父親の姿を見たかもしれない。だとすれば、それはそれでロマンチックな話ではあるのだが…

「ん?ああ、そりゃあ自分のおっぱいが見えるな。これがまた我ながらすっごくエロくて、入浴中ずっとそれを眺めているな。その下の腹筋とのコントラストがすっごく鮮やかで見惚れているうちにのぼせてしまうというのが毎夜のことだ。正直、他には何も目に入らない!で、それがどうした阿良々木先p阿良々木は、何も言わず通話を切った。

第5話「こよみウインド」

あらすじ

8月。貝木泥舟による事件が一段落したある日、暦の家を訪れた千石撫子。詐欺師はどうやって事件の元となった「おまじない」を中学生たちの間に広めたのか、撫子は暦と考える。

撫子、来訪。

「や、やっぱり邪魔したら悪いから、帰るね…。」 「来訪1秒で帰ろうとするな。」

8月初旬。千石は阿良々木の家を訪れた。「夜を徹してパーティーだ!」と何か中学生相手に凄いことを口走る阿良々木くんは色々と大丈夫なのだろうか…。

この日、阿良々木暦の妹である月火と火憐は、詐欺師の事件の後始末に出かけていて、さらに両親も仕事で留守にしていた。阿良々木の部屋に案内されると、一面のポップコーン。本当に夜を徹してパーティーができる状態にしてあるのを見て、千石のテンションもうなぎ上り。妙な距離感で千石はつぶやく。

「今日は撫子と暦お兄ちゃん、2人きりなんだ…」

色々とまずそうな気配。しかし蛇神となって幾度となく阿良々木達を殺していた千石の方が記憶に新しいファンにとっては、この頃の撫子の再来に胸がときめいたのではないだろうか。

噂の広め方

そして話は、詐欺師…貝木が、どうやって噂を中学生たちに広めたのか、という話題に。

千石の周りの友人たちがいうには、噂の入手経路は「風の噂」とのこと。

阿良々木は、詐欺師は重要な人物には直接コンタクトは取らないと推理。むしろそういう人物だからこそ、「友達の友達」から伝わるように企んだはずである。

本人に直接聞いてみた

「何かが流行っている時には、他の何かは流行らないという事だ」

その後も阿良々木と千石は推理を重ねるが、結局真相はわからないので、直接詐欺師本人に聞くことに。…それにしてもドーナツ店に貝木というこの図は、「マッチしたミスマッチ」という感じだ。

貝木が言うには、”吸血鬼”という噂話が次第に収束し、人々が次の噂を渇望していたところに、新たに”おまじない”の噂を突っ込んだということらしい。当の吸血鬼さんは美味しそうにドーナツを食べている。

詐欺師が虚言をもってして選ぶカモとは、心の余裕のない人間。そこで、不安に満ちた心を持つ女子中学生をターゲットにした。

さらに貝木は、貝木のおまじないが中学生達の人間関係を悪化させたのではなく、人間関係が悪化していたからおまじないが流行ったのだと付け加える。

「だまされた方が悪い、ってことか?」と問う阿良々木に、貝木は「時代が悪い」と返す。現状のカオスを論じるためには、カオスの前の空白―暗闇を論じるべきだという。何かわけのわからないものが流行る時は、時代を疑え、と貝木は最後に阿良々木へ忠告をしたのだった。吸血鬼さんは結局最後まで食ってただけだった。

Twitterでの反応

出典:http://pbs.twimg.com

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後日談というか、今回のまとめ。

初期からのファンは懐かしさに目もくらむ!初期を知らなくてもショートストーリーで楽しめる!

というわけでいかがだっただろうか。第1話から第5話まで、ダイジェストでまとめてみた。振り返ってみると、やはり「懐かしい!」と思うシーンが随所に散りばめられていたりして、毎週土曜の更新が楽しみである。
物語シリーズを最近知ったという人でも、1話完結のショートストーリーという形で作られているので、問題なく楽しめるはず。

アプリを入れればスマホで手軽に無料で見られるというのがいい。ひと月毎日起動してスタンプをためると、ボーナスとして壁紙といったプレゼントも貰える。これはファンの「愛の力」が試される仕様。なお、動画の再生に関しては、端末の容量などといった状況に左右されるようだ(こよみサンドのOPがカクつく、という意見を多く目にした)。テレビの大画面で視聴したい人は、ディスクの発売を待とう。

昨年冬の終物語から、今回の暦物語、そしてついに劇場公開された傷物語など、アニメ物語シリーズの勢いが止まらない。皆も良き物語ライフを!