ユミルの民と巨人の関係性とは?深まる謎を徹底考察!

志なかばで倒れた調査兵団兵士イルゼ・ラングナーが書き遺した「ユミル様」「ユミルの民」と話す巨人、そして、巨人化能力を有していた素性不明の調査兵ユミル、両者の関係性について考察してみました。

ユミルの民とは

イルゼ・ラングナー

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第34回壁外調査で、立体起動も馬も失ったイルゼ・ラングナーは、生きることを諦めず、自分の足で街まで帰ろうと走り続けていました。途中で力尽きて倒れてしまっても、せめてもの戦果として残せるよう愛用の手帳に克明な記録を残しながら。

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ついに巨人に遭遇し、食われることを覚悟したイルゼの前に、巨人はイルゼに襲いかかることはせず、平伏するように頭を垂れました。さらに驚くべきことに、巨人はイルゼを見上げて 「ユミル様」 「ユミルの民」 と言葉を発したのです!

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言葉を発する巨人など見たことも聞いたこともなかったイルゼは、驚きながらも巨人に「なぜ、人間を食べるのか」と声を荒げて問いかけます。その途端、意志の疎通が図れるかに見えた巨人が、怒りの表情を浮かべ、自分の顔を両手で引きちぎると、イルゼに襲いかかったのです。

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時は流れ、再び壁外調査に訪れた調査兵団。ハンジが遭遇した6メートル級の巨人は急に森に戻っていきます。追っていったハンジが一本の木に近づくと、巨人は怒ったように襲いかかってきました。巨人は助けに入ったリヴァイに討伐されてしまいます。

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ハンジは、木の洞の中に祭られるように置かれた首のない調査兵の遺体と、古びた手帳を発見します。それこそが、イルゼ・ラングナーの変わり果てた姿でした。巨人は、自分が死なせたイルゼの体を木の洞に大切に置いていたのです。

ハンジに襲いかかったのも、おそらくイルゼが安置された木に近づこうとしたから。この巨人の行動はまるで宗教儀式です。巨人がイルゼを「ユミル様」として祭っていたとすると「ユミルの民」とは「ユミル様」を信仰する巨人自身と考えることができます。

イルゼ・ラングナーの戦果

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原作とアニメでエピソードが若干違っています。原作では、イルゼの手帳をリヴァイとハンジが見つけるに留まっています。

絶望的な状況でも諦めず、たったひとりで最後まで戦い続けたイルゼ!調査兵団兵士の誇りを感じます。

104期訓練兵 ユミル

符合する名前をもつ兵士

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ウォール教の秘密を握るレイス家の娘がクリスタ・レンズであることがわかりましたが、ハンジリヴァイはクリスタを知りませんでした。新兵たちがクリスタについて説明した言葉のひとつに、ハンジとリヴァイは虚をつかれました。

ユミル

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ユミルの姓は不詳です。いつもクリスタの傍にいるのに名前は登場せず、原作の公式サイトや登場人物紹介でも、「名前不詳」と紹介されていました。サシャの回想シーンでようやく名前が明かされました。関係性を伏せておきたかったという意図を感じます。

ユミルにまつわる謎

読めなかった文字

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ウトガルト城で、ユミルが手にしていた缶詰に書かれていたのは、壁内のものとは違う文字ということになります。ライナーは「おれに読めない」と言っていますが、この言葉を完全に信用することはできません。ライナーが、自分の故郷の文字を読めないふりをして、ユミルにカマをかけた可能性も残っているからです。

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巨人化能力を持つ人間を食うと、その人間の記憶も受け継ぎます。ライナーの仲間を食ったユミルは、その記憶を受け継いでおり、ライナーの故郷の文字もおそらく読めるようになっています。しかも、勉強して覚えた訳ではないので、ユミル自身には自覚がないのに読めてしまう可能性があります。

また、壁内で育ったエレンたちは海を知りません。海水魚である「にしん」について、好き嫌いが言えるユミルは海に近い地域で育ったか暮らした経験があるということになります。

60年以上 終わらない悪夢

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プロフィールではユミルは17歳となっており、外見的にも、多少大人びた雰囲気はあっても、104期の中に充分に溶けこめる容姿をしています。ユミルがどのような経緯で巨人になったかはわかりませんが、5年前に壁が壊されるまで、60年ぐらい壁の外をさまよっていたということは65歳+アルファということになります。

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ユミルの世慣れた様子から判断する限りですが、ある程度の年齢まで育ってから巨人になったのではないかと思います。そう考えると、少なくとも80年くらいは生きている計算になります。これも、巨人化能力のひとつなのでしょうか。

“敵”について知っている

ユミルは、ライナーたちの故郷の勢力についてもある程度の知識があるようです。「敵とはなんだ」というエレンの詰問に答えようとしています。残念ながら、ライナーに遮られてしまいましたが、故郷について、核心に近い情報を持っていると考えて良いと思います。

ユミル自身は巨人化のしくみについては「詳しく知らない」と言っていますが、ライナーたちの仲間の記憶を受け継いでいるはずなので、そこから得た知識なのかもしれません。

ユミルの生い立ち

ユミルは、自分がクリスタと似た境遇であると言っています。「世界に憎まれた」と言うのがたとえ話ならば、クリスタのように望まれない子供だったという程度の話かもしれません。が、例えば「ユミル」という名前が、ある社会では、忌み嫌われる子供につけられるものだったとしたら?
特異な身体的特徴や特殊能力を持つ人物が忌み嫌われる反面、宗教的な役割を負わされる事例は珍しくありません。その流れで「だから死んであげた」という言葉をそのまま解釈すれば、ユミルは人柱や生贄のような役割を与えられたのかもしれません。生贄は神聖な存在として信仰の対象となる場合もあります。イルゼの巨人はユミルと同じ文化圏の出身でその記憶を留めていた、と考えることはできます。

「ユミル」という名前の持つ意味

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ユミル[1](古ノルド語: Ymir)とは北欧神話『スノッリのエッダ』に出てくる原初の巨人。彼はまたアウルゲルミル(古ノルド語: Aurgelmir、「耳障りにわめき叫ぶ者」)とも呼ばれる[2]。なお「Ymir」の日本語表記には、他に、ユーミル[3]、ユミール[4]、イミル[5]などがある。

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北欧神話に登場するユミルは、火の世界と水の世界がぶつかり合ったときに生まれた「原初の巨人」と呼ばれています。この「原初の巨人」は北欧神話の最高神オーディンと神々に殺されてしまいますが、この世界はユミルの死体から作られたということになっています。

北欧神話では人間の住む世界を「ミズガルズ」と呼びますが、「ミズガルズ」の囲いは、ユミルのまつげから作られたと言われています。

もちろん、これはあくまでも北欧神話の話であって、本作でもすべて同じ位置づけであるとは言うことはできません。しかし、「ユミル」がストーリーの中で大きな意味を持つ名前である可能性は高いと思います。

考察まとめ

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ユミルと、「ユミル様」 「ユミルの民」 の関係性については推測の域を出ておらず、現時点では以下の疑問が残っています。

・ユミルが巨人になった経緯

・ユミルが属していた「世界」とはどこなのか

・ユミルはどういう存在だったのか

・ユミルが属していた世界と壁内、故郷との関係性は?

今後、ユミルの出自やユミルがどうやって巨人化したかが明かされていけば、謎はさらに解明されていくものと思われます。

ユミルの民について、Twitterの反応

最後に

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故郷組に同行したユミルは、どうしているのでしょう?ユミルの生い立ち巨人化の経緯が明かされることが、「ユミルの民」と巨人との関係性のの解明につながるはずです。ユミルの再登場に期待して待ちましょう!