あだち充が描いた漫画「H2」の見どころを徹底解説!

あだち充漫画最高のせつなさが描かれている「H2」。ドラマ化もされ、あだち充作品のなかでも高い人気を誇るH2の見どころを、今一度徹底解説していきます!

高校野球漫画「H2」

あだち充作品最大のせつなさを描いた作品

出典:http://seyade.blog.fc2.com

H2は、あだち充先生の高校野球漫画で、全34巻。

アニメ化、ドラマ化もされた大人気作品。

二つのH、いや、4つのHが複雑に交差する!?

そんなH2の魅力を徹底解説していきましょう!!

4つのHとは?

2人のHERO、2人のヒロイン。

出典:http://www.mangajunky.net

H2という作品名は、作中の登場人物の名前から来ています。

国見 比呂(ヒロ)の「H」、橘 英雄(ヒデオ)の「H」

幼馴染の高校球児二人の「H」。

また、

雨宮 ひかりの「H」、古賀 春華の「H」

ヒロイン二人の 「H」。

この4人の交錯する思いがこのストーリーの軸になっています。

登場キャラクター

国見 比呂

出典:http://lastscene.hatenablog.com

ひかりの幼馴染。

中学で名をはせた剛速球投手。ヤブ医者のせいで一時野球から離れるが、高校では無名の千川高校で再び野球部に復帰する。

橘 英雄

出典:http://lastscene.hatenablog.com

ひかりの彼氏で、明和第一高校の四番打者

ヒロとは中学時代のチームメイトで大親友。

ひかりを英雄に紹介したのもヒロ。

雨宮 ひかり

出典:http://blogs.yahoo.co.jp

英雄の彼女で、ヒロの幼馴染。

しっかりもので、ヒデオのサポートにも積極的。

ヒロとは家族ぐるみの付き合いで、ヒロから毎年誕生日にウイニングボールをプレゼントされていた。

古賀 春華

出典:http://blogs.yahoo.co.jp

千川野球部のマネージャーで、もともと野球部が無かった千川高校に野球部を作るきっかけにもなった発足者でもある。

古賀商事の社長の娘でお嬢様。元気いっぱいで天然。

ストーリー

出典:http://blog-imgs-58.fc2.com

国見比呂と橘英雄は、中学ではエースと四番として同じチームで全国制覇した。

比呂と、キャッチャーの野田は病院でそれぞれ肘と腰に爆弾を抱えていると知り、野球部のない千川高校へ進む。

一方英雄は野球の名門明和第一高校に進んだ。

比呂はサッカー、野田は水泳部と別々の道を進むが、なんと検査を受けた病院が無免許医師で逮捕されてしまう。

別な病院で検査を受けた結果二人とも問題なく、晴れて野球を続けられることになったのだが、千川高校の校長が大の野球嫌いで野球部が発足できない。

そこで校長が提案したのが「明和第一高校との対外試合での勝利」。

はたして比呂は野球部を発足し、甲子園を目指すことができることができるのか!?

みどころその1「交錯する恋心」

「俺の思春期が一年遅かっただけ」

あだち充作品といえば恋愛描写が秀逸な作品が多く、このH2も恋愛漫画として広く人気を博しています。

ヒロとひかりは幼馴染で、あだち充作品でなくとも恋仲になるのが既定路線ですが、H2ではなんとヒロが友達の英雄にひかりを紹介し、二人は交際してしまいます。

一応野球部マネージャーの春華も登場しますが、やすやすと付き合うほどヒロはプレイボーイでもない様子。

この四人の感情が複雑に絡み合います。

見どころその2「熱い高校野球」

あだち充作品は恋愛一番野球がおまけといわれることも多いのですが、このH2ではしっかり両方描かれています。

主人公のヒロと英雄のライバル関係はもちろん、そのほかのキャラクターもそれぞれ選手として強い魅力を持っている点も必見!

あだち充作品のおなじみキャッチャー役の太ったキャラクター野田はもちろん、ギャグ担当の木根も魅力の強いキャラクターです。

34巻という長編でも読み飽きないのは、この強いキャラクターがあるからこそなのかもしれませんね。

見どころその3「切ない展開」

タッチは、上杉達也が死ぬシーン以外は割と明るい展開で展開します。

が、このH2はなにかと切なさが強調されています。

軸となるラブストーリーも、気にもしていなかった幼馴染を親友に紹介してしまい、のちに恋心に気づくという切ない展開。

しかもひかりが二人の間で揺れ動き、さらに春華も絡んできます。

ヒロと英雄の最終決戦も、切なく終わります。

この切なさが鈍痛となって読者の心にグーッと響く作品になっています。

最後に


いかがでしたでしょうか?

記事を書くにあたって筆者もH2をもう一度読んでみたのですが、まー切ない。

カーッとすっきりする展開ではなく、最終巻が終わった後もなにか思いにふけってしまうような作品です。

この切なさを夏の暑さが中和してくれるのかもしれません。

それでは!