【特集】北米でセーラームーンが大人気!?その秘密を探ってみた!

プリキュアや戦隊もののように、誰しもが子供の時に見るアニメ、少し前の時代はプリキュアではなくセーラームーンだった。一番最初に放送したのは1992年、20年以上昔の作品だが、2014年に新アニメが放送するなど今も人気がある。そんなセーラームーンが北米で熱狂的な人気があるという。それは何故なのか、調べてみた。

何故北米でセーラームーンが人気なのか

北米ではじめてセーラームーンが放送されたのは90年代

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はじめてセーラームーンが放送されたのは90年代。その時は早朝に放送されたこともあり、すぐに打ち切りになってしまった。しかしファンはネットで集った。

セーラームーンの魅力を広めて仲間を増やし、打ち切りに反対して署名活動を起こしたのだ。熱狂的なファンたちの行動が功を奏して、再度放送されるがまたも時間帯に恵まれず打ち切りに。

しかし東映アニメーションの働きかけやファンの熱意によってアニメ視聴率の高い夕方の時間帯に放送。

その結果、さらにファンを増やし、人気ジャパニメーションに仲間入りすることができた。

アニメ放送の後に漫画が出版されるが絶版に

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英語翻訳した原作コミックは、アニメ人気が高まった時期に出版された為、売り上げは好成績をだした。だが数年後、ライセンス契約の関係で一度出版が中止されその後は絶版となってしまった。

ファンは新たにコミックスを買う場合は日本語のコミックスを買わなければいけなくなった。

しかし再出版されて人気再熱!

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しかし2011年に再出版された。最初に出したコミックが絶版してから5年以上たっていたことからどうなるかと思いきや、発売してすぐに良い売上をだした。

2009年頃から東映アニメーションが再び世界に向けてセーラームーンを売り出していたことも売り上げ好調の理由として挙げられるが、アメリカではアニメ放映にはいたっておらずアニメ効果だけの好成績という訳ではないようだ。

このことから、ファンが根強く再出版を待ち続けていたことが伺える。

セーラームーンが北米にウケた理由

新鮮さが強い理由だった

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欧米のアニメはとびぬけて強いヒーローが主人公だったりする。セーラームーンは、どこにでもいる女子高生の月野うさぎが主人公だ。

変身して強くなったとしても、ドジっこなので最初の頃は中々上手くいかないこともあった。あちらで好かれている「変身したら完璧になるヒーロー像」とは確かに違う。

さらには、戦闘要素と恋愛要素が織り交ざり、現代の生活を送りながらも古代の不思議な力やスピリチュアルな存在が登場する。

相反する要素がすべて平行して、そしてバランスよく描かれている所も高評価の理由のようだ。

コミカルな描写も多いが、話の要所要所では奥深さがある。そういった点が新鮮なのではないだろうか。

女性心をくすぐるデザインやアイテムも魅力

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視聴者やファンであろう少女たちと同じように毎日学校にいき、友達と遊び、異性にあこがれる。そんな普通の女の子が変身してかわいいコスチュームと素敵なアイテムで悪と戦うのだ。

それぞれのキャラクターにテーマカラーがあり、色鮮やかでキラキラとしたコスチュームとアイテム。星や月といった少女たちに身近なマークをデザインにあしらっていることもポイントだ。

こんなに女性心をくすぐる要素がたくさんあるのだ、子供のみならず大人をも魅了してしまっても不思議ではない。

何故セーラームーンが普遍的な人気を勝ち得たのか

アニメ好き・オタクの入り口となった作品だから

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セーラームーンより売れている漫画本はたくさんある。放送回数が多く視聴率が良かったアニメもたくさんあるだろう。

それでは何故セーラームーンがいまだに「人気」といわれているのか。

それは、多くの大人の印象に強く残っているからだ。  これまで北米でのオタクはどちらかというと男性が多かったそうだが、この作品をきっかけに女性ファンが一気に増えた。

少年、少女の時に人気があったアニメで、当時のアニメーション作品とは一線を画す新鮮さがあり、見たものに衝撃を与えた。そんな作品が復活して再出版となったのだ。

ただ単に作品に興味をもって購入した人だけでなく、昔人気だったという理由で見たことがない人にも興味を持たせるような作品の地位を築いた。

そして多くの人を魅了し、新たなファン生み出したのだ。

欧米でオタクが市民権を得たことにより催しや交流が増えた

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昨今の”OTAKU”文化が海外、北米でも広く知られるようになり、漫画やアニメに関するイベントが精力的に開催されるようになった。 コミコンやFanExpoなどがそうだ。

オタク同士で良い作品を紹介しあい、そして自分の好きな作品に触れる機会が増えたことからファンの定着率がより高くなったのではないだろうか。

米コスプレイヤーにも安定した人気がある

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海外のヲタク系イベントは日本のコミケと同じように自分の書いた作品を売ったり、参加者同士で交流したり様々な催しが行われている。その中でも話題になるのはコスプレだ。

カートゥーンや映画・ドラマといった北米の作品もあるが、日本の作品のコスプレも勿論多い。たとえば進撃の巨人といった新しめの作品のコスプレが多い中、セーラームーンのコスプレイヤーは必ず一定数いる。

キャラクター数が多いので友人と一緒にやりやすく、コスチュームが市販されており簡単に衣装を用意できる。オタクであれば誰もが知っているであろう作品という地位を築いているので交流のきっかけにもなるのだ。

時代に合わせたマーケティング戦略

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最近ネットでよく目にするのは、セーラームーンのアイテムをモチーフにした衣服アクセサリー化粧品発売のニュースだ。

少女のつぼをとらえたデザインのアイテムが、昔アニメを見ていた年代の大人が必要とする化粧品や装飾品となり発売され、これは大きな話題を呼んだ。

可愛さだけではなく、大人が使えるようなデザインにアレンジされているそれらは購買意欲をそそられるものばかりだ。作品の実力だけではなく、そういったマーケティング戦略も人気獲得の一因なのだろう。

出典:http://pbs.twimg.com

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オタクでもそうじゃなくても、何歳になっても楽しめる作品。

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2chのコピペにこんなものがある。

”流通関係の仕事をしてるんだけど、廃棄する予定の余ったおもちゃを スペインに住んでる親戚を尋ねるついでに箱に詰めて持っていって近所の子供に配ろうとしたら

大人まで群がる難民キャンプとなってしまった。

「小さい子優先で順番に!大人はなし!息子にあげるんだったら息子呼んできて!それか一つまで!」たぶんそんなことを言って制止したんだと思うが親戚の必死の仕切りでようやく秩序回復。

日本じゃ見向きもされないセーラームーンのステッキをめぐっておばちゃん高校生の姉ちゃんがものすごい剣幕で言い合いしてるのは壮絶というか…

仲裁しておばちゃんには別のをあげることで決着したが小さい頃からステッキを持つのが夢だった! と輝かんばかりの笑顔で喜んでもらえたのはよかった。 というか抱きつかれてかなりドキドキした。

よくわからないが、昔スペインでもセーラームーンを放送していたらしい。 ”

これはスペインの話だが、どの国でも同じように、最初に放送していた時の視聴者、ファンが大人になり経済力のある年代になったことからセーラームーン関連商品の売り上げに多大な貢献ができることも「人気」と言われる要因なのではないだろうか。

海外で、セーラームーンにあこがれていた女性が、自らセーラームーン風のドレスを用意してセーラームーン結婚式を挙げたという話題もある。

人気とは、ファンの数だけを指して言うものではなく、数字をみて評価されるものでもある。

出典:http://pbs.twimg.com

これからのセーラームーン

以前からある人気漫画、人気アニメというポジションに甘えず、その時代にあわせた方法で多くの人を魅了するセーラームーン

昔は日本だけで発売された商品は海外のファンが手に入れることが難しいとされていたが今はネット環境やウェブサービスが発達しどこにいても商品を買うことができるようになった。

一つのプロモーションをそれぞれの国で個別に行わなくても、一度のそれで多くの人の目にとまる。アニメのおかげで広まったファンの輪がネットによりさらに大きく、力強いものになるであろうことは想像に難くない。