【手塚治虫】これぞ名作!ブラックジャックの見どころをまとめてみた!

伝説の漫画家、手塚治虫先生の「ブラックジャック」。いまでも色あせず愛されるブラックジャックの見どころをいまいちどご紹介します!読みたくなること間違いなし!?

手塚治虫の名作「ブラックジャック」とは?

世界随一の医療漫画

出典:http://tezukaosamu.net

ブラック・ジャックは、手塚治虫氏による、日本の医療を題材にしたフィクション漫画。

凄腕の無免医師、通称「ブラック・ジャック」が、闇医者として難病に立ち向かうストーリー。

全24巻という短編ながら、いまでも神作として語り継がれる名作中の名作漫画。

あまり知られていないが、1973年から週刊少年チャンピオンで連載されていた。

 数多くの漫画家に影響を与えたといわれる手塚治虫先生の生み出したなかでも名作中の名作「ブラック・ジャック」の見どころをご紹介しましょう!

作品概要

悲劇の天才医師の命の物語

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顔に大きな傷がある無免許の天才医師「ブラックジャック(間 黒男)」が、その腕を武器に難病に立ち向かう物語。

無免許医師であり、法外な手術費用を取りながらも、頼まれた病気は必ず治す。

全編にわたって手塚作品得意の核話完結が多い。

リアルな医療描写が多く、実在する病気から架空の病気まで幅広く治していく。

またリメイク作も多く、現在もヤングチャンピオンにて、「ヤングブラックジャック」が連載中。

またアニメ化もされており、大塚明夫の吹き替えは秀逸。

登場人物

ブラックジャック

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ブラック・ジャック

本名:間 黒男(はざまくろお)

幼少期、不発弾事故により瀕死の重傷を負うも、本間丈太郎医師による大手術により奇跡的に助かった。

その時の傷は全身にわたり、事故の後遺症と皮膚移植により頭髪と皮膚の一部が変色してしまっている。

無免許医であるが手術の腕は世界一と言われ、法外な手術費用にも関わらず依頼が来る。

寡黙なキャラクターと思われがちだがそれは依頼者の前だけで、家族同然のピノコや動物の前ではコミカルで笑顔を見せることが多い。

ピノコ

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ピノコ

元々は人の中にできた奇腫瘍で、ブラックジャックにより人間の体を与えられた人造人間のような存在。

命を救ってくれたブラックジャックを慕っており、自称ブラックジャックの奥さん。

体の大部分が合成繊維でできているので泳ぐことができない。

腫瘍時代にはテレパシー能力もあったが、人間の形になってからはその能力はなくなった様子。

腫瘍だった時代から換算すると年齢は18歳(20といわれていることもある)だが、見た目は5歳程度の幼女。

明るいキャラクターで作品に花を添えている。

ブラックジャックの魅力

深い人間感

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ブラックジャックに登場するキャラクターはそれぞれが深い人間感がある。

ブラックジャックは法外な手術費用を取るが、自分の心情にそぐわない手術は絶対にしない。

決して直接聞くことはないが、命は金で買えるのか?人生を金で買えるのか?そんな思いが患者との間でやり取りされる。

また自分の正義に沿って、手術結果を変えたりする。

ブラックジャック自身瀕死の重傷を負った経験や、肉親や親しい人間の人死を経験しシリーズ中行く谷渡り「人の死」に対する思考が巡る。

ブラックジャックを治療した医師、「本間丈太郎」が死後に

「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね・・・・・・」

とブラックジャックに問いかけるシーンはこの作品の神髄をついているといっても過言ではない。

ブラックジャックのライバルともいえる、キリコの存在もまた秀逸で、安楽死専門の医者でありながら、決して「患者が死ぬこと」を良しとはしない。

あくまで「患者を楽にする最終手段」として安楽死の施術を行うのであって、キリコ本人も安楽死させようとしていた患者をブラックジャックに治されたときに

「いのちが助かるのにこしたことはないさ」

と語っており、それがまた「死」の価値観を考えさせられる。

命の価値、人生の価値、お金の価値、そんな価値観にまっすぐ疑問を投げかけているのがこのブラックジャックという作品なのかもしれない。

秀逸な名言たち

ブラックジャックの深い倫理観や、揺れ動く倫理観から数多くの名言が生まれている。

その一部をご紹介しよう。

医者はひとのからだは治せても 歪んだ心までは治せない

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「灰色の館」より

人間のくずのような兄を殺しかけてしまい、ブラックジャックに治してほしいと頼んだ妹。

しかしその兄によって家は火事に。二人は死んでしまいます。

そこでのブラックジャックの一言。

シンプルな話ですが、深く考えさせられる話でした。

家なんかは何軒でも建てられるが、このこの命はひとつきりだぞ

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「台風一過」より

ここで誤解してほしくないのは、画像右にいる人物の家が吹き飛ばされたわけではなく、この子が治療の為に連れてこられたブラックジャックの豪邸が吹き飛ばされそうになっているのだ。

法外な手術費用を取るブラックジャックだが、決して金のためだけに手術をしていないことがわかる一コマである。

医者は何のためにあるんだ!!!

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「ちぢむ!!」より

地球の人口増加により、自然が環境を守るために未知のウイルスを作り出し、生きものを縮ませてしまうという話。

感染した生きものはそのまま縮んでしまうと死んでしまう、ただ生きものからの自己防御のために自然が作り出したシステムで、これを止めてしまうと自然が死んでしまう。

そんなジレンマから発せられたブラックジャックの叫びがこれだ。

病気ってやつぁ この星空みたいなもんだねえ

「99.9パーセントの水」より

ブラックジャックのライバルが原因不明の奇病にかかり、ブラックジャックはその奇病を解明し治療法も発見した。

その治療法を学会に発表しないのかと問われたときの一言。

一つがなくなってもほかにも病気はいくらでもある。そんなもののために時間を割いても無駄だと言っている一コマ。

ゾウもこうもないですな

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「ちぢむ!!!」より

戸隠先生の「ゾウおもう?」に対しての一言。

シリアスで終始終わるのではなく、中途半端なダジャレが盛り込まれているのもブラックジャックの魅力です。

ブラックジャックには唐突にタモリさんが登場するコマもあるので探してみよう。

Twitterの反応

最後に

https://www.youtube.com/watch?v=OvpcmSkQFSY
いかがでしたでしょうか?

筆者がブラックジャックに触れたのは大学時代の図書館でしたが、20歳にもなって人生観が漫画に変えられるなんて思ってもみませんでした。

この作品が書かれていた時代は「大人が漫画なんて」と簡単に言い捨てられる時代でしたが、今なら電車で読もうがスタバで読もうが許されます。

まだ読んでいない方、おすすめですので是非一度は読んでみてください。