【サイコパス】弱者への溢れる愛情!鹿矛囲桐斗の魅力を徹底解剖!

潜在犯の犯罪係数を下げ、心をクリアに保つ能力を持つ、鹿矛囲桐斗(かむいきりと)。シビュラシステムへの復讐を企て、犯罪を重ねる、PSYCHO-PASS2の黒幕でありながら、心惹かれる存在である秘密を探った。

鹿矛囲桐斗ってどんなキャラ?

PSYCHO-PASS2

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人間の心を計測し数値化する「シビュラシステム」によって秩序が保たれた世界、未来の東京が舞台。第2期は、2114年、槙島聖護(まきしましょうご)の事件後、1年半が経過し、連続爆破事件が起こるところから始まる。

主人公は、第1期では新人の監視官であった常森朱(つねもりあかね)。第2期では、公安局刑事課一係を任されたベテラン刑事となった朱が、一係のメンバーたちとともに事件に挑み、活躍・葛藤する姿を描く。

鹿矛囲桐斗(かむいきりと)

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潜在犯の犯罪係数を下げる能力を持つ。第2期の連続爆破事件の犯人、喜汰沢旭(きたざわあきら)が、最初に「カムイ」の名前を口にする。

シビュラシステムに認識されないため、存在が判明するまで「透明人間」と呼ばれた。

その正体は「地獄の季節」に起きた飛行機事故で、ただ一人生き残った子供「鹿矛囲桐斗」をもとに、同じ飛行機事故で亡くなった184名の体を手術によってつなぎ合わせた存在。

そのため、システムには、つなぎ合わせた死体として認識され、探知されず、サイコパスの測定も不可能となった。

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鹿矛囲桐斗の魅力

信奉者へ注ぐ愛情

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社会を統率しているシビュラシステムから、潜在犯の烙印を押された者にとって、犯罪係数を下げることができる鹿矛囲は、救世主である。

「この人しかいない」という思いを抱いた信奉者へ、鹿矛囲は、感謝と愛情を込めた言葉をかけ、ときに優しく抱きしめる。

「救世主」と「信奉者」という、絶対的な力の差がありながら、「ありがとう」という感謝の言葉や、「僕のそばにいてくれ」といった、自分が必要とされていると感じる言葉をかけられ、信奉者の救世主への依存は、ますます強固なものとなる。

特に、監視官・酒々井水絵(しすいみずえ)は、自分の眼球を奪われたにも関わらず、鹿矛囲に恋焦がれ、心酔していく。

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穏やかな声と優しい眼差し

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黒幕であるにも関わらず、悪役にありがちな、冷たさや恐怖、強さや頭の良さよりも、穏やかな声と優しい眼差しが印象に残る。

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潜在犯の犯罪係数を下げるという行為は、シビュラシステム統率下の社会においては、反社会的な行為である。

その一方で、絶対的権力であるシビュラシステムからはじかれた社会的弱者(潜在犯)へ救いの手を差し伸べる行為でもある。

鹿矛囲自身もシステムに認識されないという点で、また、はじかれた者、社会的弱者である。

自身も弱者でありながら、社会的弱者の心に寄り添い、救いの手を差し述べる鹿矛囲の行為には、優しさすら感じる。

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鹿矛囲の脳の手術には、7名の脳が使われている。また、手術でつなぎ合わされた184名の飛行機事故の犠牲者の心を内包していることからくる「包容力」が、穏やかな声と優しい眼差しとなってあらわれているのではないかと思う。

もし、そばにいてくれたら

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仕事、学校、家族、親戚、友達、恋人。身の回りで起こる大小様々な出来事や、人間関係に、日々翻弄され、一喜一憂する自分を思い返してみると、周りの色相に影響され、辛いこと、苦しいことがあれば心が揺れ、ある日、自分の意思とは関係なく、潜在犯になってしまう可能性はゼロではないと感じる。

現実の社会も、シビュラシステムほどの絶対制はないにしても、平等とは程遠い。自分の意思だけでなく、才能、学歴、家柄、運といったいくつかのものさしで、様々なことが決まり、自分の努力だけでは立ちいかないこと、自分の思い通りにはならないことも、数多く起こる社会である。

そう考えたとき、もし、社会の決定に疑問符を投げかけ、自分の心を常にきれいに保ってくれる鹿矛囲のような存在が現れたら。自分に存在意義を与えてくれ、そばにいてくれたとしたら。やはり、心惹かれるのではないだろうか。

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最後に

「PSYCHO-PASS2」という作品を視聴する際、登場人物の、誰に心を寄せて見るかというのは人によって異なるだろう。

朱のように、人として清く正しく強くありたいと思いながら、果たして、自分はそうあるかと問われれば、常に濁りにくい色相を持つ朱は、強く、清らかすぎて、むしろ遠い存在に感じる。

多くの人が持っている心の弱さを、自分自身の心の中に見つけたとき、鹿矛囲は、弱さを許し、弱いままの自分自身にも、重要感を与えてくれる存在として、魅力を感じるのではないかと思う。