【鴨川つばめ】マカロニほうれん荘を描く鴨川つばめのマンガ家ぷろふぃーるをまとめてみた!

1970年代の後半に「鴨川つばめ」というペンネームのマンガ家がいました。その当時、人気だったマンガ雑誌は「ジャンプ」ではなく「チャンピオン」で、「鴨川つばめ」その第一線で活躍したマンガ家です。

代表作品である「マカロニほうれん荘」は、現在でも中高年が覚えている程の大人気漫画でした。そんな伝説的な代表作とマンガ家「鴨川つばめ」をまとめてみました。

「鴨川つばめ」とは何者か?

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活躍時期は1975年から1990年代初頭で、特にデビューから代表作品である「マカロニほうれん荘」を執筆した1975~1978年では大人気マンガ家でした。

大人の雰囲気が漂うウェットで、「植木等とクレイジーキャッツ」に似たギャグセンスは、現在のギャグマンガに多大なる影響を与えています。

しかし、同時に「ハンターハンター」の作者「冨樫義博」「ストップひばりくん」の「江口寿史」の様に、マンガが描けなくなってしまった「壊れたマンガ家」としても有名です。

実はデビューは「少年ジャンプ」でした、その後に「チャンピオン」移籍します。当時、チャンピオンはジャンプよりも人気があるマンガ雑誌でした。

ジャンプから移籍した「鴨川つばめ」は、「月刊少年チャンピオン」で連載漫画「プルプルぷろぺら」を開始します。その後に「週刊少年チャンピオン」「マカロニほうれん荘」を連載開始します。

代表作「マカロニほうれん荘」

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現在の50歳~30歳の男性で「鴨川つばめ」の名前は知らなくても、「マカロニほうれん荘」の名前を知らない人はほとんどいないでしょう。それだけ一大ムーブメントといえる程の人気があったマンガです。

ツイッターの反応

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pixivの絵

pixivでも、「マカロニほうれん荘」を元ネタにした絵が投稿されてます。

pixivの絵(2)

主要キャラクター

金藤 日陽(きんどう にちよう)
落第24回生で年齢は40歳(!!)最初は大学帽を被り、着物を着た昔の学生姿をした大柄で角ばったキャラクターだったのが、連載が進むにつれて丸く小さくなっていった。

いつも女言葉で喋っているがホモではない。愛称は「キンドーさん」、後世のギャグマンガと呼ばれるジャンルで破天荒な行動を起こすキャラの始祖とも言える存在。

膝方 歳三(ひざかた としぞう)
落第10回生の25歳で、サングラスと口ひげがトレードマーク。スポーツ万能で空手の達人。キンドーさんと一緒に周囲を振り回しハチャメチャな生活をしている。

実は売れっ子絵本作家「七味とうがらし」という常識的な一面も持つ。

沖田 総司(おきた そうじ)
主人公であるが、二人に食われてしまいあまり出番がない。高校1年生(ふたりと同級生)の常識人でツッコミ役。

作品概要

ジャンルとしては「ギャグマンガ」です。「落第24回生」の金藤日陽「落第10回生」の膝方歳三が巻き起こすドタバタギャグです。パワフルなギャグとウェットとに富んだジョークが織りなすストーリーは当時としては画期的な作品でした。

音楽のロックからインスピレーションを受けたビジュアルや、当時のポップで最先端なファッションやデザインも魅力的でした。

最終回

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先に述べましたが、「鴨川つばめ」「壊れたマンガ家」としても有名です。「マカロニほうれん荘」の執筆期間は1977~1978年のたった2年間です。

大人気作品であるにも関わらず、当時のマンガ家は原稿料が安価で、真冬の暖房代にも事欠く様な経済的に困窮した状況で執筆を続けていました。

そして、経済的にも心身的にも困窮が極まり、作品の後半に差し掛かるとサインペンで描いた下書きの様な原稿を入稿するなど、読者から見ても疲弊しているのが解かるほどになって連載を終了しました。

この時の作品を読むと、過去の作品と違い描き殴ったタッチで明らかに作者に異変が起こっているのを察する事が出来ます。同時期に活躍していた「吾妻ひでお」の回顧録マンガでも、この事は描かれています。

その後に充電期間を経た「鴨川つばめ」は「マカロニほうれん荘」の続編である「マカロニ2」を1980年に発表しています。

他コンテツへの展開

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チャンピオンでの掲載期間は2年と短い期間でしたが、多くの人達へ多大な影響を与えました。年代的にはマンガとしては、「古典」に分類されてもおかしくないマンガです。

しかし、その後に様々なコンテツへと展開されています。

・TVゲーム「テレビゲームマカロニほうれん荘インタラクティブ」
実にマンガ原作が発表後17年目の1995年に発売されたテレビゲーム。しかもゲーム専用機「3DOリアル」以外に「Win95」「Mac」とPC版も発売されています。

・ボードゲーム「鴨川つばめのマカロニほうれん荘ゲーム」
エポック社から販売されました。

・他にもゼンマイ式歩くプラモデルTシャツなどが販売されています。

外伝的作品
山口貴由版「マカロニほうれん荘」
マンガ家「山口貴由」というと、「覚悟のススメ」「シグルイ」といったアクション主体の作品がメインですが、実は本人が「マカロニほうれん荘」のファン。本作品は「鴨川つばめ」に許可をとり、「チャンピオンRED」の付録として収録されています。

読みたくなりました?

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今現在では新刊での「マカロニほうれん荘」の入手は難しいと思います。
チャンピオンのHPで電子版が販売されています。単行本など紙媒体とは違い、未公開を含むカラーイラストや、単行本未掲載のエピソードも収録された「完全版」ともいえます。

その他の作品

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ドラネコロック
「マカロニほうれん荘」のひとつ前に執筆していた作品です。
主人公は「泉谷しげる」とその父親「泉谷おやじ」で、すでにこの頃から独特のギャグセンスは開花し始めていました。
特に「泉谷おやじ」の爆発的でアグレッシブなキャラクターは「キンドーさん」に通ずるものがあります。

その後の「鴨川つばめ」

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「マカロニほうれん荘」終了後、一気に表舞台から姿を消した「鴨川つばめ」でしたが、
「チャンピオン」から「少年キング」(少年画報社)へ移籍してマンガを執筆していています。

最初は「東京ひよこ」とペンネームを変更して連載していましたが、「鴨川つばめ」を再び掲げて執筆を再開しています。「鴨川つばめ」カムバック後も連載作品を発表したりしていました。
徐々に執筆作品は減り、1998年に「月刊コミックビンゴ」「塩味チーズ味」という作品を最後に作品の発表はありません。後期の作品はほとんどが単行本または文庫本化されておらず、「DタウンCロック」が他社から刊行されているのみです。

ちなみに、その作品はプレミアがついて、「まんだらけ」で価格6.300円だそうです。現在は、「マカロニほうれん荘」の版権を生活の足しにしながらも完全にマンガから離れた生活を送っているそうです。

しかし、現在も作品の単行本化や映像化の話が持ち上がるが断っているそうです。

ツイッターの反応

https://youtu.be/mVRF79RW39kBSマンガ夜話での「鴨川つばめ」特集です。

最後に

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ネットを調べてみると、実は「マカロニほうれん荘」についてアニメ等の映像化は「鴨川つばめ」本人が断っていたのだそうです。様々な人たちが消息を絶った「鴨川つばめ」を探し、復帰も含めて様々なアプローチをしている事がネットのそこかしこに記事になっています。

しかし、「鴨川つばめ」自身はスッパリと筆を折り、マンガに関するインタビューやそうしたコンテツには登場しないと決めている様子。新作が読めない事は残念ですが、それでも彼が残した作品は21世紀の現在でも色褪せない程に鮮烈で新鮮な印象を与えます。

過去に読んだことのある人も、そうでない人も、ぜひ一読される事をお勧めします。