【BASTARD!!】萩原一至の漫画の魅力をまとめてみた!

たった1作品だけでここまで有名なマンガ家も居ないのではないでしょうか?1988年に「BASTARD!!」を連載開始してから現在まで、マンガ家「萩原一至」はその1作品だけを描き続けています。

数多くの人々を惹きつけ魅了するマンガ家「萩原一至」の魅力をまとめてみました。

萩原一至というマンガ家

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「萩原一至」は東京デザイナー学院を卒業後、少年ジャンプで「きまぐれオレンジ☆ロード」を連載していたマンガ家「まつもと泉」のアシスタントとして活動。

後に増刊ジャンプにて読み切り作品「微熱口紅(びねつるーじゅ)」を発表、そして1988年より「週刊少年ジャンプ」で「BASTARD!!」を連載開始しました。

腰痛などにより連載が不定期となり、週刊少年ジャンプからウルトラジャンプへ移籍し、紆余曲折しながらも2009年に「BASTARD!!-魔力の刻印篇-」を発表。

マンガ「BASTARD!!」

あらすじ

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舞台はあらゆる環境が一変した世界。中央大陸「メタリオン」とその周辺諸国は、暗黒の破壊神「アンスラサクス」復活を試みる「四天王」が率いる軍団によって侵略を受けていた。

ついにメタ=リカーナ王国にもその軍勢が押し寄せ、城が陥落寸前となるその時、メタ=リカーナ王国大僧正の娘であり、巫女見習いティア・ノート・ヨーコ「大魔術師」の封印を解いて対決させる事を決意する。

その封印された「大魔術師」は、今戦っている「四天王」を従え、かつて世界と敵対した悪しき魔法使いであった。

主要キャラクター

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ダーク・シュナイダー(略称:D・S)
かつて、世界を支配しようとしていた「爆炎の魔法使い」。魔法によって何度となく転生を繰り返し、世界を恐怖に陥れてきた悪人。四天王を従えてゴーレムを使い世界征服を目論むが、メタ=リカーナ王国の王子によって倒される。

しかし、新しい身体へ転生しようとした処をヨーコの父親である大僧正によって、幼子のままで封印されてしまう。性格は勝手気ままで自分勝手。自己の欲望に忠実で冷酷…であったが、封印されている間ヨーコと共に人間として生活していた事で人間味を理解してきている。

封印は処女とキスする事で封印または開放される、封印されると小さな男の子「ルーシェ・レンレン」に変身してしまう。

ティア・ノート・ヨーコ
D・Sが封印されて姿「ルーシェ・レンレン」の育ての親であり、義理の姉。回復・防御系魔法を得意とし、男勝りで勝気な女性。周りが恐れるD・Sも「しつけ」として平気で殴る、逆にその分け隔てない態度がD・Sの琴線に触れたとも言える。

カル=ス
「氷の貴公子」と呼ばれ、かつては四天王の一人として、更にはD・Sの右腕として共に行動していた。D・Sと対極の氷系魔法を得意としている。「四天王」現・反逆軍団の長

アーシェス・ネイ
戦争孤児のダークエルフ。D・Sに拾われて娘同然に育てられてきた。得意魔法は「雷」で「雷帝」と呼ばれる。D・Sと違い、魔法と剣の両方を使う「魔法剣士」

ニンジャマスター・ガラ
忍者集団を率いる「ニンジャマスター」。四天王の中では一番若い。忍者にしては感情的で、どちらかと言えばこのマンガの中で一番「主人公気質」

アビゲイル
ネクロマンサーであり、「闇の僧正」。四天王の知恵者であり、様々な魔法知識などの知識に造詣が深い。四天王の参謀役。

作品の魅力

正統派ファンタジーマンガの先駆け

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まず「BASTARD!!」という作品が発表された当時、ファンタジーというジャンル自体が「ドラゴンクエスト」によって認知され始めてきていた頃でした。

ファンタジーというジャンルで描かれたマンガとして、「少年ジャンプ」の様なメジャーなマンガ雑誌に登場したのは、「BASTARD!!」が始めです。更に「BASTARD!!」が他の作品と違う処は、そのファンタジーの設定が「正統派」であった事が革新的でした。

実はファンタジーというジャンルには、ある程度の「書式」が定められています。例えば違う作者なのにファンタジーと言うと必ずといって程に登場する「エルフ」や「ドワーフ」といった種族が登場するのは、その現れです。

基本としてそのルールは「指輪物語」を基本としていますが、海外では「D&D(ダンジョン&ドラゴンズ)」というゲームでのルールが適用されています。海外で発行された多くのファンタジー小説やゲームでは、そのルールが適用されて製作されているものが多いのです。

「BASTARD!!」はそのルールを適用して書かれたマンガです。その中でも印象深いエピソードとして、初期に登場するモンスター「鈴木土下座ェ門」があります。

このモンスター、実は「ビホルダ―」と呼ばれるファンタジーではポピュラーなモンスターなのですが、版権に抵触して単行本では手足を追加されて「鈴木土下座ェ門」に変更させられています。

緻密な画力

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当初からシンプルでアニメ的な画風であり、スクリントーンを多く使ったシャープな絵柄は当時としては画期的な描写手法でした。その頃の主流である画は、「北斗の拳」に代表された劇画的な絵柄が多く、そのペンで細かく描きこまれた図柄と正反対にある「BASTARD!!」の絵柄は多くの人に魅力的に受け入れられました。

ですが、劇画と正反対の画風といっても、そのデッサン力は並外れて卓越しており、シンプルなラインでありながらシッカリとした描写で読みやすい魅力があります。そして、人物だけに留まらず背景や魔法の効果にまで美麗でシャープでシンプルでありながら、無駄を省いた見やすい描写は様々な後進作家に模倣され、現在のマンガのスタンダードのテクニックとなっています。

「破壊」に対する描写

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「BASTARD!!」では「強い剣士」ではなく「魔術師」が主人公となっています。それまでサポート的な役回りが多かった「魔術師」が魅力的に映るのは、魔法によって起こる「破壊」が細かくダイナミックに描かれている事が大きいと思います。

魔法による大規模な破壊!破壊!!破壊!!!
先にも描いたシンプルでありながら見やすい確立した描写力によって、魔法の効果がダイナミックに表現されていのが他のマンガと違う魅力です。

萩原一至の現在

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萩原一至氏の公式HPを確認すると、2016年4月放映予定のアニメ「エンドライド」のキャラクター原案担当とのことです。とりあえず、まだご健在のようです。

「BASTARD!!」が不定期連載になって、最後に発表されたのが2009年…。今年は2016年で7年もの月日が経っています。はたして物語の最後までたどり着けるのか?大変心配です。

ツイッターの反応

出典:http://pbs.twimg.com

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動画「CRバスタード!! -暗黒の破壊神- PV 」

https://youtu.be/b2ou3BvV_xgなんか、2016年にパチンコが出てるみたいです

最後に

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筆者が学生の頃に週刊少年ジャンプで連載が始まり、2016年現在で28年もの月日が経ちました。はたして「BASTARD!!」にENDマークが打てるのでしょうか?完璧主義者的な性格がゆえに全力で「BASTARD!!」に打ち込んだ為に、彼はほとんど他の作品を持っていません。

筆者としては「BASTARD!!」も気になりますが、マンガ家「萩原一至」の違う作品も読んでみたいと思う今日この頃です。