エロかわ、不条理、失踪作家!?吾妻ひでおの漫画家としての魅力を徹底解剖!!

現在プロ作家がコミケに出店するのは吾妻ひでおがいたからこそ!?ロリと不条理の代名詞吾妻先生の魅力に迫ります!!

吾妻ひでおとは

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1969年、『月刊まんが王』(秋田書店)12月号掲載の『リングサイド・クレイジー』(吾妻日出夫名義)でデビュー。以後、SF・ナンセンス色の強い作風で徐々に人気をえる。『週刊少年チャンピオン』で当時流行していたハレンチコメディ路線の『ふたりと5人』(1972年〜1976年)を連載し、それなりにヒットする。

同連載が終了したのち、マイナー誌等でSF・ロリコン・ナンセンスの要素をふんだんに湛えたマニアックな作品を続々と発表し、「吾妻ブーム」が起こった。 1978年に発表した『不条理日記』は翌1979年に日本SF大会で星雲賞(コミック部門)を受賞、「不条理漫画」というジャンルの開拓者とみなされている[4]。

1979年、日本初のロリコン同人誌『シベール』に作品を発表。自販機本(ビニール本・エロ本)などにもロリコンマンガを発表した。当時、メジャー誌出身の漫画家が同人誌やエロ本に描くことはきわめて異例だった。

1985年ごろから低迷期に入り、自殺未遂事件や失踪事件を起こし、アルコール依存症治療のため精神病院に入院した。2005年にその体験を描いた『失踪日記』を出版し、注目を浴びた(帯には漫画家のとり・みきとミュージシャンの菊地成孔が推薦文を寄せている)。

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名前   吾妻ひでお(あづまひでお)
本名   吾妻日出夫
ジャンル ギャグ、SF、不条理
生誕   1950年2月6日
出身   北海道十勝郡
血液型  O型
代表作  「やけくそ天使」「不条理日記」「スクラップ学園」「失踪日記」
受賞歴  第10回星雲賞コミック部門、第34回日本漫画家協会賞大賞、第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第37回星雲賞ノンフィクション部門

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ふたりと5人」は本人の描きたいジャンルではなかったため、編集部に連載終了を訴えるも聞き入れられず結果、全12巻刊行。皮肉にも吾妻ひでお最長連載記録となりました。

一方、少女漫画誌に掲載した「オリンポスのポロン」「ななこSOS」と言った可愛らしい少女をヒロインにした作品がアニメ化され、商業的にも成功を得ています。

エロ可愛い美少女

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吾妻先生の魅力のひとつは、なんといっても美少女です。先生の描く女の子は、とにかく可愛い!そしてエロい!!さらには足首がない!!!。可愛くてエロティック、エロかわです。

決して現実にはいない妖精のような少女たち。幻想の美少女を最初に生み出した作家であり、可愛いエロの元祖、そして大家だと言って過言ではないと思います。

アニメ化作品

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アニメ化作品「オリンポスのポロン」(アニメタイトルは「おちゃめ神物語コロコロポロン」)は過激な下ネタはなくエロもありませんが、ヒロインは『俺の妹にならないか!?』というほど可愛いです(ヨメではなく)。

ギリシャ神話を下敷きにしてはいますが、ポロンの父親アポロンは太陽神なのに生活に疲れ、ゼウスはロリコンでポセイドンは酒飲みでアフロディーテは整形で愛の神エロスはブサイク。

対象年齢の低さから加減はしていますが、吾妻イズムは健在の作品です。

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もう一つのアニメ化作品「ななこSOS」。こちらもエロ要素はないですが、SF美少女ギャグ漫画の傑作です。エロ無しという枷があっても、可愛い少女はあくまで可愛く描く。吾妻先生のポリシーが伺えます。

健気なヒロインななこが女子高生とか、強大な超能力の持ち主なのにドジっ子だとか今に通じる萌え要素も満載で、ジュブナイル物としても楽しめる作品。ななこちゃんはどこまでも可愛いく、愛すべき少女です。

吾妻美少女コレクション

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ではここで、吾妻先生の描く美少女がどれだけ可愛いのか見て頂きたいと思います!まずは、ななこちゃんの和装姿。振袖が愛らしくもお似合いです。

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こちらも代表作「スクラップ学園」の人気キャラ、ミャアちゃん。

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SF漫画の名作「陽射し」。愁いを含んだ美少女と、全体的に抒情的な雰囲気です。

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描き下しイラストだそうです。幻想的ですが、足元にナニかいます。

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探偵不条理ギャグ「チョコレートデリンジャー」。まさかの実写映画化となりファンの間で話題となったのですが、いまだに公開の話を聞きません。確か一度撮影再開した筈なんですが・・・。

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‘少女’ではないのですが美女ということで、吾妻先生初期の代表作「やけくそ天使」から阿素湖素子(あそこそこ)さん。血液型はO型だそうです。今知りました。

エロ、ギャグ、パロディ、不条理、SF、ドタバタ、なんでもありのナンセンス・コメディで、吾妻先生の原点とも言えるのではないかと思います。

ヒロインの素子さんが美人なのに天然エロ体質で、股間で喋る(!)という特技を持っています。この漫画、親から隠すのに苦労したなあ、と懐かしくも思い出しました。

不条理とSF

意味が壊れていく

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吾妻先生の魅力の大きな特徴は、やはり不条理な世界観と非常に高いSFセンスです。

少年誌に連載し人気を博した「ふたりと5人」の連載終了後、マイナー誌、そして自動販売機本(当時あったエロ本専門の自販機)、同人誌と、より自由度が高い場所で活動を始めます。

掲載誌のランクが下がるのと反比例してその作家性は高まり、自由度が広がるごとにコアなファンをつけていった珍しい作家ではないでしょうか。

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この時期の吾妻先生の最高傑作が、「不条理日記」です。この作品で新たに、不条理ギャグというジャンルを切り開き、第一人者と呼ばれるようになりました。

作品が発表された1970年代当時、SFはまだメジャーではなく一部のマニアが好むマイナーなジャンル。そして当時、楽屋オチネタは編集部に嫌われタブーとされていたそうです。

不条理日記」はSFで楽屋オチ。星雲賞を受賞した作品の掲載誌が、成人向け漫画雑誌「劇画アリス」、要するに三流エロ劇画雑誌であったことからも、当時の状況が伺えます。

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劇画アリスの作家陣には、SF作家川又千秋氏、漫画家高信太郎氏、漫画家近藤ようこ氏、漫画家高井研一郎氏、俳優田口トモロヲ氏などもの凄いメンバーが名を連ねています。

時代の許容範囲が狭い中、才能ある作家さんの活躍の場は相当制限されていたのでしょう。

鬱、アル中、そして失踪

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手塚治虫先生の長女、プランニングプロデューサーの手塚るみ子氏は

ナンセンスギャグの漫画家は5年でつぶれる

とおっしゃられたそうです。それほど身を削る仕事ということなのでしょう。吾妻先生再ブームのきっかけとなった「失踪日記」はつぶれてしまった漫画家の壮絶なリアルを、コメディタッチで淡々と描いています。

数々の賞を受賞し、各方面から絶賛されているこの本は、厭世感も教訓めいた言葉もありません。ただただ面白いです。

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仕事のストレスから深酒するようになり、深酒から鬱病がひどくなりさらにアル中へ移行。その後2度の失踪、ホームレス生活、配管工生活、警察に保護されアル中病棟へ入院。

ある意味非常にわかりやすい転落なのですが、実体験を元にしているかと思うと、作中に登場するヲタク警察官H田ではないですが

『先生ほどの方が!!』

と泣きたくなります。

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泣きたくなりますが、泣けません。そこが吾妻先生の凄いところで、自虐的になり過ぎず、可愛い絵であくまでも客観的に描かれているため、ホームレス生活のノウハウなど思わず感心してしまうほどです。

取調室で警察官H田にサインを求められ『夢、と書いてください』というエピソードは笑えます。なぜ、夢。絵のクオリティも全盛期と変わらず、登場する‘’な人物の描き方もいかにも吾妻先生です。

よくよく考えると(考えなくても)悲惨な体験談なのですが、読み物として絶品であり、漫画家吾妻ひでおの魅力を知るに、欠かせない作品です。続編「失踪日記2 アル中病棟」も刊行されています。

Twitterの反応

出典:http://pbs.twimg.com

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最後に

出典:http://www.watch2chan.com

美少女の匠、SF漫画の先駆者、ヲタク文化の祖。各方面で崇められ、影響力も高いビッグマイナー吾妻ひでお先生。溢れる才能と地位があるのに、いえ、あるからこそ、どうしても楽になれない人のように思えます。

失踪日記」以後、好きな作品を描けるようになったかと言えば、ご本人曰く、しがらみやらなにやらあるらしく、中々自由に仕事をするペースには至らないようです。

先生の作品は現在手に入りにくい物も多いですが、復刻版や傑作選も刊行されています。興味を持たれた方は是非1冊お手に取り、読んでみてください。不可思議で魅力的な吾妻ワールドに触れ、アズマニアになりましょう!

https://www.youtube.com/watch?v=YAdc_ruENf82011
年に開催された明治大学博物館「吾妻ひでお美少女実験室」展