『甲鉄城のカバネリ』が絶対アタると思う7つの理由

2016年4月からノイタミナ完全オリジナルアニメ『甲鉄城のカバネリ』が始まる。発表当時から「なんか進撃の巨人っぽい」とネット上で話題に上がったが、「制作」と「製作」の双方からみても、本作品は間違いなくアタると筆者は確信している。本稿ではその理由を書き連ねてみたい。

甲鉄城のカバネリ 第1話感想まとめでじっくり振り返ろう!

1.約束されし勝利の製作チーム!『アニメ版進撃の巨人』チーム

出典:http://pbs.twimg.com

「甲鉄城のカバネリ!なんか進撃の巨人っぽい!!」

ネットではこのように取り上げられていたが、似てると思った要素は二つあると筆者は思った。一つは後述する「進撃の巨人」に酷似する世界観設定。もう一つはアニメ版『進撃の巨人』PVを見た時に感じた、他のアニメ作品と一線を画する、映像と音楽の融合のクオリティの高さを彷彿とさせたからだろう。

それもそのはず、『甲鉄城のカバネリ』のアニメ製作チームの主要製作メンバーがアニメ版『進撃の巨人』とほぼ一緒なのだ。監督の荒木監督、アニメーション製作のWIT STUDIOを始め、他にも『進撃の巨人』に参画していた名だたるアニメ製作業界の”巨人”とでも言うべき錚々たる豪華な顔ぶれが集まっている。

このメンツが揃えば、もはや作品としての勝利はほぼ約束されたも同然。遊戯王で言えば封印されしエグゾディア、fateで言えばエクスカリバー、サッカーで言えばバルセロナである!

なお余談だが、進撃の巨人で主役エレン・イェーガーを演じた声優の梶さんは、今回は脇役だ。


2.現代社会のニーズを確実に汲み取った作品の世界観とテーマ!

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進撃の巨人が「21世紀の王道少年漫画」と謳われていたように、ここ数年のマンガやアニメトレンドは、ワンピースやナルトのようにゼロからどんどん成長していく立身出世物語よりも、絶望的な環境、つまりゼロではなくマイナスの状態から物語が始まり、そこからゼロに向かって必死に抗うキャラクター達の生き様や葛藤、人間模様をコンセプトにした作品の方が共感され、人気が爆発する傾向にある。

これは現代の日本社会が閉塞的で、今の現状を打破したくても自分ではどうしようもない「やるせなさ」が背景にあると思う。最高視聴率39%くらいを叩き出したドラマ『半沢直樹』もそうだが、要するにみんな溜めに溜めたストレスを「スカッ」としたいのだ。カタルシスってやつだ。

LOVE理論風に言えば、『高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな』理論である!(錯乱)

テンション上がりすぎて話が逸れたが、既に公表されてるキャッチコピー「死んでも生きろ」や、あらすじ概要、PVから内容を推測するに、『甲鉄城のカバネリ』は間違いなく後者に分類されるものだろう。

作りたいものを作って当てる確率は著しく低い。市場・ユーザーが何を欲しているのか徹底的に分析・考察し、成功しているコンテンツを要素分解し、自分なりに新しく調味料を加えて新しいナニカを作る。ビジネスに限らず、アニメや音楽といったようなコンテンツも、飲食店の経営も全て当てはまる。奇を衒っても長く成功し続けることは難しい。

そういう観点からも、『甲鉄城のカバネリ』のプロデューサーは非常にビジネス感覚にも優れた方だとわかるし、仮に進撃の巨人やガンダムUCのように円盤売上で大成功しなかったとしても、イニシャルコスト回収はイケると確信している。

3.アニメ音楽の時代の寵児『進撃の巨人』『ガンダムUC』の澤野弘之氏を起用

出典:http://momijitan.hatenablog.com

アニメ音楽の大御所といえばジブリの久石譲氏(65歳)、攻殻機動隊SACやマクロスの菅野よう子氏(年齢非公開)、ディーン版fateやガンダム00の川井憲次氏(58歳)、SAOやUfotable版fateの梶浦由記氏(50歳)らの名前が上がる。長きにわたりアニメ音楽を支えてきた偉人たちである。

しかしU-40では一人だけ圧倒的な存在感を放ち、大作アニメ作品の音楽担当のオファー数は上記の大御所に勝るとも劣らない時代の寵児とも言える人物が、澤野弘之氏(35歳)だ。

澤野氏は元々「医龍-Team Medical Dragon-」の作中BGM・挿入歌で注目を集め、ドラマで着実に実績を積み上げ、そこからアニメ「ガンダムUC(2010-2014年)」、「進撃の巨人(2013年)」で大ブレイク。以降も「アルドノア・ゼロ」や「七つの大罪」、「終わりのセラフ」など、トップティアのアニメ作品で次々に抜擢される。今回は「進撃の巨人」テイストの世界観なので、きっとあの重厚感・爽快感を再現してくれることを期待しての起用だと思われるが、どんな映像と音楽の融合が観れるのか、今から期待せずにはいられない…!

ついでに甘いマスクなのも、なんかこう…ステキだ!

4.アニメ脚本業界の成功請負人『コードギアス反逆のルルーシュ』の大河内一楼氏を起用

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どのレビューサイトを見てもトップレベルのスコアを叩き出すアニメ作品がある。それが『コードギアス反逆のルルーシュ』だ。あの作品を傑作までに押し上げた一番の要因はと問われれば、それは間違いなく「脚本」だと強く主張したい。

最後の最後まで何が起こるか予想不可能!メリハリの効いたストーリーと、ルルーシュ達の下克上物語、ルルーシュとスザクの哀しい関係にワクワクしたファンは大勢いたことだろう。

その『コードギアルのルルーシュ』の脚本を勤めたのが、本作の脚本を担当する大河内一楼氏その人である。

進撃の巨人は版権モノだったが、今回はコードギアスと同じ完全オリジナルアニメ。この作品が大成功するかどうかは、大河先生の双肩にかかっていると言っていいだろう。先生、プレッシャーに負けず頑張ってください。

5.総作監の豪華布陣!筆頭には”アニメーター界の剛腕”浅野恭司氏!

https://www.youtube.com/watch?v=KKzmOh4SuBc0
:55~からの名シーンは、日本アニメ史で永遠と語りづがれそうです。

Production I.G(と傘下のWIT STUDIO)といえば、「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEXシリーズ」や「進撃の巨人」、そして「PSYCHO-PASSシリーズ」を生んだ、超有名アニメーション制作会社である。余談だが筆者も、攻殻機動隊SACをきっかけに当時から抜群のクオリティを誇ったProduction I.Gファンになった人間の一人だ。今あげた名作全ての原画あるいは総作画監督に、浅野恭司氏の名前が挙がる。

その作画技能の高さは、かの『攻殻機動隊SAC』の神山健治監督を始めとする名だたるアニメ業界の名監督が高く評価している。進撃の巨人のあの異次元の作画レベルでアニメ界隈がザワついたのはもはや懐かしい遠い記憶だが、浅野氏がいたからこそ、それを可能にしたのだと私は(勝手に)確信している。本作もネットで果たして何回「神作画」や「もうやめて!作画班のライフはとっくにゼロよ」が飛び出すのか。胸が高鳴るばかりだ。

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6.双璧を成すアニメ界の人気”技巧派歌姫”「Aimer」と「EGOIST」の起用

出典:http://realsound.jp

音楽担当が澤野氏ということもあり、澤野氏がこれまでもガンダムUCなどでコラボしたAimerがエンディングテーマに起用される。そしてPSYCHO-PASSシリーズなどでブレイクしたEGOISTもオープニングテーマに起用。澤野氏とEGOISTのコラボは今回は初の模様。

二人の歌姫の共通点は、同世代のアニメ音楽シーンを代表する歌姫LiSAや藍井エイルと違い、王道型ではなく技巧型であるということだ。歌うことが好きな方ならわかると思うが、この二人の声質や歌い方は真似しようと思ってできるものではない。難易度が半端ないのである。浜崎あゆみは真似できても椎名林檎は真似できないそれと同じだ。

オープニングテーマとエンディングテーマ、挿入歌は作品全体のブランディングに大きく影響するが、この二人と澤野さんなら安心して楽しめそうだ。

7.PSYCHO-PASSに続く「アタりオリジナルアニメ」を渇望する「ノイタミナ」の本気

出典:https://anime.dmkt-sp.jp

言わずもがな、ノイタミナ枠はフジテレビと電通がタッグを組んでいるアニメ枠なのだが、『パンチライン』・『乱歩奇譚』・『すべてはFになる』など、ノイタミナ枠では目立ったアタリ作品は少ない。「そろそろ大アタリ作品を、それもオリジナルで」と電通とフジテレビは考えているのではないだろうか?

一応補足しておくと『四月は君の嘘』・『冴えない彼女の育てかた』・『僕だけがいない街』は円盤の売上は申し分ないが、全て講談社や角川のビッグ版権で、テレビ局と広告代理店の製作委員会における発言権やリターンは、オリジナルアニメと比べるとどうしても小さくなってしまう。完全オリジナルアニメで当たってこそ初めて大きなリターンが得られるはずだ。

作画の品質やキャスティング、プロモーションの温度感から鑑みても、ここ数クール内でもトップクラスの予算規模を誇っていると予測できる。それはノイタミナ(電通とフジテレビ)が『甲鉄城のカバネリ』に対しての本気度の高さの証左ではないだろうか?

(12秋前) *8,474 PSYCHO-PASS

(12秋後) *1,080 Robotics;Notes

(13夏前) *2,078 銀の匙 Silver Spoon

(13秋前) **,643 ガリレイドンナ

(13秋後) **,281 サムライフラメンコ

(14冬前) **,802 銀の匙 Silver Spoon 秋の巻

(14春前) *3,544 ピンポン THE ANIMATION

(14春後) **,528 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金

(14夏前) *1,346 残響のテロル

(14秋前) *6,175 PSYCHO-PASS 2

(14秋後) *9,571 四月は君の嘘

(15冬前) *9,602 冴えない彼女の育てかた

(2015春) **,434 パンチライン

(2015夏) *1,037 乱歩奇譚 Game of Laplace

(2015秋) **,*** すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

出典:http://www38.atwiki.jp

最後に

とうとうと書き連ねてしまったが、完全に個人的主観なので、あくまで一主張として考えていただければ幸いである。カバネリには是非とも、「進撃の巨人と似て非なるもの」として大成功するよう、一アニメファンとして、円盤売上か劇場チケット売上に貢献したい気持ちでいっぱいだ。

ちなみに『甲鉄城のカバネリ 序章』が1週間限定で先行上映開始したが、早くもネット上で「近年で最高」との声が続出!期待値を上げても大丈夫そうだw

というわけで、みんなも絶対1話から見逃すなよ?絶対だぞ~?٩( ‘ω’ )و

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