伝承候補者が欲しがるギリョウの作りし獣の槍まとめ【うしおととら】

四人の伝承候補者が手にしようとする獣の槍。これを手にすると髪が伸びる?白面との戦闘で破壊されたって本当?制作者のギリョウとは?それらの謎に迫っていく。かなりネタバレがあるので、ご注意を。

獣の槍とは

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約二千年前の中国妖怪を退治する武器として作られた。妖怪が対象なので人間がこれに貫かれても傷を負うことはない。獣の槍は持ち主の魂を削るため、魂を使い切ってしまった持ち主は獣になってしまう。

また、この槍には赤い布がつけられているのだが、それは妖怪が変化した糸で織られており外すと能力全開となる。

獣の槍の伝承候補者たち

伝承候補者とは

獣の槍を扱える資格のある者たち。光覇明宗では獣の槍を使いこなせるべく、四人の伝承候補者を幼いころより育ててきた。本来ならこのうちの一人が獣の槍を使い、白面と戦うはずだった。

ストーリーにも大きく関係してくる、その四人を見てみよう。

関守日輪(せきもりひのわ)

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伝承候補者の中で唯一の女性。櫛で念を集めて戦う。ずっと獣の槍を使えるよう修行をしてきた自分を差し置いて獣の槍の持ち主となったうしおが気に入らず、敵意をむきだしにして食ってかかる。

だが白面との最終決戦では、女としての自分や伝承者に選ばれなかった悔しさを受け入れて快くうしおのサポートに回った。

秋葉流(あきばながれ)

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バイクを乗りこなす法力僧。実力はあるものの、ほかの候補者に比べ槍への執着は薄く、それよりもうしおやとらの方に興味がある。うしおの兄貴的存在だったが、白面との最終決戦ではうしおたちを裏切り白面の味方につく

優秀だったがために家族が嫌がらせを受けるなどの暗い過去が関係しているらしい。

杜綱悟(もりつなさとる)

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式神使いの努力家。流いわく「体術、法力ともに最高で獣の槍の伝承者に一番近い男」。また妹思いで人望も厚い。うしおに法力の基礎を教えたりと兄妹そろって面倒見が良いようだ。

画像、左側が杜綱悟。

引狭霧雄(いなさきりお)

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四人の中で最年少の少年。九印(くいん)というホムンクルスの相棒がいる。伝承候補者であるにもかかわらず獣の槍に否定的で、父の作ったエレザールの鎌のほうが優れていると法力僧たちに触れ回る。

キリオが父と言う引狭は、過去に獣の槍を上回る武器とそれを使える人を作れば良いとし、光覇明宗を追い出されていた。そこへ斗和子という女が協力を買って出るのだが、武器の使い手にするためにと赤ん坊をさらってくる。

父とも母とも血のつながりはなく引狭と斗和子も夫婦関係にはないという異様な環境でキリオは育てられた。

獣の槍とギリョウの関係

圧倒的な敵・白面

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獣の槍ができたいきさつには悲しい物語がある。時逆という時をさかのぼることができる妖怪に連れられて、うしおは獣の槍ができるまでを見に行くことになった。そこで出会ったのがジエメイという少女。

寿命をまっとうした今でも白面を討つため霊体となり、うしおたちを影で支えて導いてくれる存在だ。そのジエメイの家に世話になることになったのだが、そこへ白面がやってきたという噂が。

噂は事実であり、王から白面を倒せる武器を作った者に褒美が出ると聞いた国中の者がこぞって武器を作る。ジエメイの父と兄・ギリョウも自信作の剣を持って宮廷に出向くが白面は集まった武器を簡単に破壊し、人々を絶望に陥れ虐殺していった。ジエメイの父と母も、その中に…。

絶望が生んだ最強の武器



「父の作った剣以上のものはもう作れない」と絶望するギリョウ。本当はもう一つだけ方法はあるのだが、それだけはできないとギリョウは拒む。ギリョウの言う、残された最後の方法は人身御供――人が飛び込んだ炉からできた鉄で剣を作ることだった。

それを聞いたジエメイは、兄のギリョウに「良い剣を作ってください」と残し、ためらうことなく炉に飛び込み自ら犠牲となる。ジエメイまで失い、しばらく放心していたギリョウだったがジエメイの死を無駄にしないためにも一心に剣を作り続ける。

やがてギリョウは手にある剣と一体化し「鬼になった自分は妖(ばけもの)への怨念に満ちた槍となる」とうしおに言い残し槍の中へと消えていく。獣の槍はジエメイとギリョウの犠牲の上にできたものだったのだ。

ギリョウの魂が宿った獣の槍が『意志ある妖器物(ばけものきぶつ)』と呼ばれるのもうなずける。

獣の槍に刻まれた文字の意味



ギリョウが獣の槍となったのを見届けたうしお。その中から、うしおはギリョウの声を聞く。「この槍が、元は人間であった証人となってほしい」と。の証として蒼月潮の名を刻む、と。

『我らは白面の者を倒すまで、蒼月の心の内に在る』。これがギリョウが槍に刻んだ言葉だ。強さと勇気と優しさを持つうしおのような人と戦いたい。ギリョウのその願いは二千年後に叶う。

うしおは自宅の蔵で偶然発見したが、槍に名前を刻まれた時からうしおはギリョウとともに白面と戦う運命にあったのだろう。

破壊された?獣の槍の危機 

白面が自分を倒せる唯一の武器として危惧する獣の槍。当然、白面にとっては破壊したいものだ。だが力を蓄え終えるまでは、白面は海底から動けない。そのため間接的に破壊を企てた。

斗和子とキリオ



キリオの母だと名乗る斗和子は、実は白面の手下。光覇明宗を追われた引狭に取り入り、獣の槍破壊のため引狭の求める獣の槍より強い武器やそれを扱える人間を作ることに協力する。

当初、引狭は使い手も作ろうとしていたのだが、何度も失敗に終わっていたため斗和子が「赤ん坊をさらって使い手にすればいい」と後のキリオとなる赤ちゃんを誘拐し、育てる。

斗和子を母親と信じるキリオは斗和子の言うままに「量産できない獣の槍は必要ない」と光覇明宗の僧たちに働きかけ、獣の槍を破壊しようとする。槍を腐らせるという金属の海に落とされた槍だが、うしおの呼びかけに反応し戻ってきたため失敗に終わる。

破壊が現実に



白面との最終決戦を迎えたうしお。お役目として白面を見張っていた母の須磨子にやっと会えた喜びも束の間、傷ついた須磨子を見て白面との戦いを投げだそうとする。

そのため須磨子がうしおをきつく叱りつけたことがキッカケとなり、怒り白面への憎しみに満ちていく。「憎しみにのまれて戦ってはいけない」と母の須磨子はうしおを諭すが、その声はうしおに届かない。

結果、獣の槍は粉々に砕け散り破片となって飛び散ってしまった。しかし、この破片が人々にうしおの記憶を取り戻させてくれたうえに、とらの中に集結した破片は獣の槍として復活を遂げる。

髪が物語る使い手の証

うしおはふだんから獣の槍を持ち歩いているのだが、槍が妖気を感じ取ると反応するようにうしおの髪も伸びる。では獣の槍が妖気を感じれば、持っている者は例外なく髪が伸びるのかと思えばそうでもないらしい。

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獣の槍伝承候補者の一人、関守日輪。本来なら槍を持つ資格のないうしおが槍を持っているのを見て、怒りにまかせた彼女はうしおから槍を奪う。そのまま妖怪と戦うのだが、槍を手にしているのに日輪の髪は伸びていない

さらに日輪が戦闘中に「どうして答えない?獣の槍!」と問うシーンがあるのだが、対照的にうしおは一番最初の妖怪退治の時に「槍が教えてくれた」と言っている。

長年修行に耐えてきた日の輪には酷かもしれないが、うしおの伸びた髪を見た時に、使い手は槍に選ばれていたのだと受け入れるべきだったのかもしれない。

Twitterでは

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まとめ

獣の槍についてまとめてみたが、いかがだっただろうか?槍を作るため犠牲になったギリョウとジエメイの二人が、最終決戦を終えてうしおの中で安らかに眠っているようにと願うばかりだ。