「岸辺露伴は動かない」の魅力を徹底解剖!【ジョジョ】

ジョジョ第4部に登場するキャラの中でも人気の高い岸辺露伴。その露伴を中心とした短編を集めたのが『岸辺露伴は動かない』。その魅力をご紹介します。

岸辺露伴とは

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ジョジョ第4部に登場するスタンド使い。1979年生まれB型で職業は漫画家。彼のスタンド【ヘブンズ・ドアー】は対象を本にし、その人の体験を読んだり、逆に書きこむこともできます。性格は、わがままオレ様キャラ

本編では杉本鈴美(れいみ)から「けっこう人を引っかき回す性格」と言われたことも。

漫画家としての岸辺露伴

16歳で漫画家デビュー。代表作は『ピンクダークの少年』。露伴は漫画に関して天才的ですが、うぬぼれることなく取材にもキッチリ行きます。おもしろい漫画を描くためにはネタ集めの手段は選ばない、なんでもするというスタンス。漫画と真剣に向き合っています。

そして作品作りにもっとも大切なのはリアリティだと言い、作品に置けるリアリティ追求のためならクモの味だって確かめちゃうんです!
『ジョジョの奇妙な冒険』34巻より。露伴のファンだと言って突然訪問した広瀬康一と間田敏和にリアリティがいかに大切か力説する露伴。何事も経験が大事なのはわかるけど、さすがにここまでできる人はそうそういませんよね。
https://www.youtube.com/watch?v=DOeZMIYcN-4
露伴のすごいところは漫画に対する姿勢だけではありません。なんといっても描くスピードが速い!週刊連載を持っている露伴は20ページほどの漫画を4日で描き上げるんだとか。しかも1人で!

人との関わりが嫌という理由でアシスタントは雇わないそう。もっとも1人ですべてこなせればアシスタントを雇う必要もないですね。

「岸辺露伴は動かない」とは

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この「岸辺露伴は動かない」は、いわば岸辺露伴に関する短編集。懺悔室六壁坂(むつかべざか)、富豪村密漁海岸岸辺露伴グッチへ行くの5作品が収録された単行本で、岸辺露伴が取材のため訪れた先で体験する恐怖や不思議な出来事が描かれています。

と言っても岸辺露伴は主人公ではなく、あくまで語り手という立ち位置。なので露伴が直接関係しない話もあります。

この漫画の魅力

短編だから読みやすい

ここに収録されている作品は、それぞれ独立したストーリーなので5つの話が楽しめます。また本編である『ジョジョの奇妙な冒険』を読んだことがなくても大丈夫。ストーリーに入る前に岸部露伴や露伴のスタンドであるヘブンズ・ドアーについての紹介があるので、すんなり話に入っていけるようになっています。

引き込まれるストーリー

なんと言っても魅力は、やはりここ!読み出すと止まらない!早くこの不思議な話の顛末が知りたくてページをめくる手が止まらなくなります。ここで内容にあまり触れるとせっかくの楽しみがなくなってしまうので、具体的にどんな話なのかご紹介するのは、ほんの少しにとどめておきましょう。

収録作品

『懺悔室』

取材のためヴェネツィアに滞在した露伴。訪れた教会で神父が不在なのをいいことに撮影禁止の場所で写真を撮ったり、「経験」のため懺悔するボックスに入るなど、やりたい放題の露伴。

ところが露伴が入ったボックスは懺悔する人ではなく懺悔を聞く神父が入る場所。そうとは知らずに神父側に入ってしまった露伴のところに懺悔をしに来た人が。露伴は一瞬出て行こうと考えますが好奇心に負け、懺悔を聞いてしまう…。

『六壁坂』

編集者と打ち合わせ中に「前借りできないか?」と言い出す露伴。なんでも全財産はたいて山を6つも買ってしまったんだとか。しかもその理由は道路工事を阻止するため。妖怪をモチーフにした漫画を描いている露伴は「雰囲気的に妖怪が出そうだから」と別荘で執筆中。

ところがそこに道路工事の計画が持ち上がったため山を買い占めたとのこと。「道路が通ったら妖怪がいなくなるかもしれない」と言う露伴に編集者はあきれるばかり。それでも露伴は「妖怪はいたんだ」と言い放ち、語り始めます。

編集者が止める前にコーヒーでサインをしちゃう露伴。ファンサービスも、ぬかりありません。

漫画のために周囲の山を買い占めるとは、さすが露伴。スケールが大きい!そこにシビれる!あこがれるゥ!。

『富豪村』

女性編集者から「私が別荘を買うところを取材しませんか?」と持ちかけられた露伴。なんでもその編集者が買おうとしているのはただの別荘ではなく、孤立した集落の中にある別荘。しかも、ここに住む人には共通していることがあるそう。

それは家を買ったのは25歳の時。そして買ったあと、その人たちは大富豪になるということ。自分も25歳である女性編集者は、この「幸運の別荘を買う!」と言い、露伴も付き添いとして同行することになるのですが…
この『富豪村』では、ちょっとしたマナーも学べちゃいます。

意外と常識あるんですね、露伴。マナーを勉強しておくのも作品のため?

『密漁海岸』

同じスタンド使いで、料理店を営むイタリア人のトニオ・トラサルディー。そのトニオから「密漁を手伝ってほしい」と依頼され露伴は密漁に加担することに。これも好奇心からだそう。

目的のものは夜行性のため2人で夜の海へ向かうのですが…。

出典:http://syonboriegao.blog.fc2.com

「違法だから」「社会的に立場のある身だから」と散々言い、トニオを止めるのかと思いきや、行く気満々

『岸辺露伴グッチへ行く』

祖母の形見だというグッチのバッグを持ってグッチへ来店する露伴。このバッグ、不思議なことが起こるそう。それについて露伴は店員にクレームをつけます。特別なバッグだと言う店員に露伴は聞く耳持たず。修理を命じる露伴ですが…。

出典:http://manken9999.blog.shinobi.jp

このように、どの作品も不思議ホラーな部分があり、短編とはいえ読み応えはバッチリです。

みんなの反応

終わりに

いかがでしたか?岸辺露伴の人柄もわかり、気軽に楽しめるので【ジョジョシリーズ】を読んだことがない人にもオススメです。もちろんジョジョが好きという人にもオススメ。本編とは少し変わったジョジョを楽しめますよ。